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公開番号
2025100099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217205
出願日
2023-12-22
発明の名称
光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置
出願人
ミツミ電機株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250626BHJP(光学)
要約
【課題】チルト特性の低下や光軸のずれを抑制でき、安定した姿勢で光学素子を光軸方向に移動可能な光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置を提供する。
【解決手段】光学素子駆動装置は、ベースと、光学素子を取り付け可能なホルダーと、ホルダーの外周面の回転対称な位置に配置され、ベースに対してホルダーを光軸方向に移動可能に支持する複数の支持部と、ホルダーを光軸方向に移動させる駆動部と、を備える。支持部は、ボールと、ボールを光軸方向に転動可能に支持するボール受け部と、ボール受け部に向けてボールを押し付ける付勢部と、を有する。付勢部の付勢力は、光軸方向と直交する光軸直交面内において、光軸及びボールの中心を通る径方向に平行な第1成分よりも、径方向に直交する第2成分の方が大きい。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ベースと、
光学素子を取り付け可能なホルダーと、
前記ホルダーの外周面の回転対称な位置に配置され、前記ベースに対して前記ホルダーを光軸方向に移動可能に支持する複数の支持部と、
前記ホルダーを前記光軸方向に移動させる駆動部と、を備え、
前記支持部は、
ボールと、
前記ボールを前記光軸方向に転動可能に支持するボール受け部と、
前記ボール受け部に向けて前記ボールを押し付ける付勢部と、を有し、
前記付勢部の付勢力は、前記光軸方向と直交する光軸直交面内において、光軸及び前記ボールの中心を通る径方向に平行な第1成分よりも、前記径方向に直交する第2成分の方が大きい、
光学素子駆動装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記支持部は、第1ボール支持部及び第2ボール支持部を有し、
前記第1ボール支持部及び前記第2ボール支持部は、それぞれ、一組の前記ボール、前記ボール受け部及び前記付勢部を有し、
前記第1ボール支持部及び前記第2ボール支持部は、2つの前記ボール間の中点と光軸を通る径方向に関して対称である、
請求項1に記載の光学素子駆動装置。
【請求項3】
前記第1ボール支持部の前記付勢部と、前記第2ボール支持部の前記付勢部は、一つの部材に一体的に形成されている、
請求項2に記載の光学素子駆動装置。
【請求項4】
前記付勢部は、板バネで構成される、
請求項1又は2に記載の光学素子駆動装置。
【請求項5】
前記付勢部及び前記ボール受け部は、それぞれ、V字形状の溝部を有し、前記ボールと2点で接触する、
請求項4に記載の光学素子駆動装置。
【請求項6】
前記付勢部は、前記ホルダーに取り付けられ、
前記ボール受け部は、前記ベースに取り付けられている、
請求項1又は2に記載の光学素子駆動装置。
【請求項7】
前記ボール受け部及び前記ベースは、一つの部材に一体的に形成されている、
請求項6に記載の光学素子駆動装置。
【請求項8】
前記支持部は、前記ボールの前記光軸方向への脱落を防止するストッパー部を有する、
請求項1又は2に記載の光学素子駆動装置。
【請求項9】
前記支持部は、
前記光軸方向に並んで配置される2つの前記ボールと、
2つの前記ボールの間に介在するスペーサーと、を有する、
請求項1又は2に記載の光学素子駆動装置。
【請求項10】
前記スペーサーは、
柱状の胴部と、
前記胴部の両端に配置され、2つの前記ボールのそれぞれと接触する座面部と、
を有する、
請求項9に記載の光学素子駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、スマートフォンやドローン等のカメラ搭載装置には、小型のカメラモジュールが搭載されている。ドローンとは、遠隔操作又は自動制御により飛行させることができる無人航空機であり、マルチコプターと呼ばれるものもある。
【0003】
カメラモジュールには、レンズ等の光学素子を駆動する光学素子駆動装置が使用される。光学素子駆動装置は、例えば、光学素子(例えば、レンズ)を光軸方向に移動させ、被写体を撮影するときのピント合わせを自動的に行うオートフォーカス機能(以下、「AF機能」と称する、AF:Auto Focus)を有する(例えば、特許文献1参照)。また、撮影時に生じる振れ(振動)を光学的に補正して画像の乱れを軽減する振れ補正機能(以下、「OIS機能」と称する、OIS:Optical Image Stabilization)を有するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-197626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のカメラモジュールでは、ハウジングとレンズバレルとの間に、レンズバレルを光軸方向に移動可能に支持するガイドボールが配置されている。ハウジング及びレンズバレルは、ガイドボールを介して、互いに付勢された状態で保持されている。ハウジングやレンズバレルが液晶ポリマー等の樹脂材料で形成される場合、付勢力によってハウジング又はレンズバレルが変形し、チルト特性が低下したり、光軸のずれが生じる虞がある。
【0006】
本発明の目的は、チルト特性の低下や光軸のずれを抑制でき、安定した姿勢で光学素子を光軸方向に移動可能な光学素子駆動装置、カメラモジュール及びカメラ搭載装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る光学素子駆動装置は、
ベースと、
光学素子を取り付け可能なホルダーと、
前記ホルダーの外周面の回転対称な位置に配置され、前記ベースに対して前記ホルダーを光軸方向に移動可能に支持する複数の支持部と、
前記ホルダーを前記光軸方向に移動させる駆動部と、を備え、
前記支持部は、
ボールと、
前記ボールを前記光軸方向に転動可能に支持するボール受け部と、
前記ボール受け部に向けて前記ボールを押し付ける付勢部と、を有し、
前記付勢部の付勢力は、前記光軸方向と直交する光軸直交面内において、光軸及び前記ボールの中心を通る径方向に平行な第1成分よりも、前記径方向に直交する第2成分の方が大きい。
【0008】
本発明に係るカメラモジュールは、
上記の光学素子駆動装置と、
前記光学素子を用いて被写体像を撮像する撮像部と、を備える。
【0009】
本発明に係るカメラ搭載装置は、
情報機器又は輸送機器であるカメラ搭載装置であって、
上記のカメラモジュールを備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、チルト特性の低下や光軸のずれを抑制でき、安定した姿勢で光学素子を光軸方向に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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