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公開番号
2025101035
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217581
出願日
2023-12-25
発明の名称
支援装置、支援方法、および、プログラム
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
21/12 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約
【課題】カットオフ長さの確認作業を容易に行うことができる支援装置、支援方法、および、プログラムを提供する。
【解決手段】支援装置10は、図面を用いたカットオフ筋の長さの確認作業を支援する。支援装置10は、建物の3次元情報31と建物を構成する要素の部材情報を含む構造情報データベース32とを設計構造情報を記憶する記憶部21と、設計構造情報30に基づいて、柱と梁とを含む図面を表示可能な図面データ35を作成する図面データ作成部24と、図面データ35を出力する出力部25と、を備える。図面データ作成部24は、図面データとして、梁に設けられるカットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、カットオフ長さの計算式を示すカットオフ情報が、対応する梁に隣接する位置に表示されるデータを作成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
図面を用いたカットオフ筋の長さの確認作業を支援する支援装置であって、
建物の3次元情報と前記建物を構成する要素ごとの部材情報とに基づいて、柱と梁とを含む図面の図面データを作成する図面データ作成部と、
前記図面データを出力する出力部と、を備え、
前記梁の各々の部材情報は、前記カットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、前記カットオフ長さの計算式を示すカットオフ情報を含み、
前記図面データ作成部は、前記図面データとして、前記梁に隣接する位置に前記カットオフ情報が表示されるデータを作成する
支援装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記カットオフ長さについて、前記柱の間の内法寸法と前記カットオフ筋の呼び径とをパラメータとする所定の計算式によって算出される長さを標準長さ、前記標準長さとは異なる長さを個別長さとするとき、
前記図面データ作成部は、前記図面データとして、前記標準長さを含む標準カットオフ情報と前記個別長さを含む個別カットオフ情報とが異なる表示形態で表示されるデータを作成する
請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記図面データ作成部は、前記図面データとして、前記標準カットオフ情報と前記個別カットオフ情報とが異なる色で表示されるデータを作成する
請求項2に記載の支援装置。
【請求項4】
前記支援装置に対する操作に基づいて、更新対象の梁のカットオフ情報を更新するデータ更新部をさらに備え、
前記図面データ作成部は、前記図面データとして、前記更新対象となった梁については更新後のカットオフ情報が表示されるデータを作成する
請求項1~3のいずれか一項に記載の支援装置。
【請求項5】
図面を用いたカットオフ筋の長さの確認作業を支援する支援方法であって、
前記確認作業を支援する支援装置が、
建物の3次元情報と前記建物を構成する要素ごとの部材情報とに基づいて、柱と梁とを含む図面の図面データを作成する処理と、
前記図面データを出力する処理と、を実行し、
前記梁の各々の部材情報が、カットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、前記カットオフ長さの計算式を示すカットオフ情報を含み、
前記図面データを作成する処理では、前記図面データとして、前記梁に隣接する位置に前記カットオフ情報が表示されるデータを作成する
支援方法。
【請求項6】
図面を用いたカットオフ筋の長さの確認作業を支援するプログラムであって、
前記確認作業を支援する支援装置に、
建物の3次元情報と前記建物を構成する要素ごとの部材情報とに基づいて、柱と梁とを含む図面を表示可能な図面データを作成する処理と、
前記図面データを出力する処理と、を実行させ、
前記梁の各々の部材情報が、カットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、前記カットオフ長さの計算式を示すカットオフ情報を含み、
前記図面データを作成する処理では、前記図面データとして、前記梁に隣接する位置に前記カットオフ情報が表示されるデータを作成させる
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、梁に設けられるカットオフ筋についての図面を用いた確認作業を支援する支援装置、支援方法、および、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば特許文献1のように、柱を接続する鉄筋コンクリート造の梁には、通し筋のほか、カットオフ筋が設けられる。カットオフ筋の長さであるカットオフ長さLは、柱間の内法寸法Loとカットオフ筋の呼び径dとをパラメータとする所定の計算式(L=Lo/4+15dなど)により算出される長さを標準長さとして設計される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-017442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、カットオフ長さは、構造性能等により標準長さと異なることが少なくない。また、カットオフ長さは、設計者と、工事管理者、工事施工者などの関係者との間で共有される。そのため、図面を用いたカットオフ長さの確認作業は容易であることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する支援装置は、図面を用いたカットオフ筋の長さの確認作業を支援する。支援装置は、建物の3次元情報と前記建物を構成する要素ごとの部材情報とに基づいて、柱と梁とを含む図面の図面データを作成する図面データ作成部と、前記図面データを出力する出力部と、を備える。前記梁の各々の部材情報は、前記カットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、前記カットオフ長さの計算式を示すカットオフ情報を含む。前記図面データ作成部は、前記図面データとして、前記梁に隣接する位置に前記カットオフ情報が表示されるデータを作成する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、支援装置が作成する図面データに基づく図面を用いることにより、図面を用いたカットオフ長さの確認作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
支援装置の一実施形態を含むシステムの概略構成を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
支援方法の一実施形態についての全体の流れを示す図である。
支援装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。
(a)は、図面データに基づく図面の一例を部分的に示した図であり、(b)は、カットオフ情報の表示形態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図5を参照して、支援装置、支援方法、および、プログラムの一実施形態について説明する。
図1に示すように、支援装置10は、設計者と、工事監理者および工事施工者などの関係者(以下、単に「関係者」という。)との間において、鉄筋コンクリート造及び鉄筋鉄骨コンクリート造の梁に設けられるカットオフ筋の長さであるカットオフ長さを共有する際に用いられる図面データを作成・出力する。なお、本実施形態において、工事施工者には、施工管理者および部材製作者が含まれるものとする。この図面データは、設計者が使用する支援装置10のほか、関係者が使用する端末11において、柱、梁とともに、カットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、カットオフ長さの計算式が、対応する梁に隣接する位置に配置された図面を表示・印刷可能なデータである。こうした図面データに基づく図面は、例えば、関係者がカットオフ長さを確認・検査する際の図として用いられる。
【0009】
端末11は、外部記憶媒体を用いたデータ移動や支援装置10との間の通信などにより図面データを取得してもよい。また、端末11は、インターネット12を通じて、支援装置10が図面データを保存したサーバ13との間の通信により図面データを取得してもよい。以下では、カットオフ筋の位置、カットオフ長さ、および、当該カットオフ長さの計算式のことをカットオフ情報という。
【0010】
(ハードウェア構成の説明)
図2を用いて、上述した支援装置10や端末11、サーバ13などに用いられる情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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