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公開番号
2025101349
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218145
出願日
2023-12-25
発明の名称
鉄筋コンクリート造の開口補強構造
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
E04G
23/02 20060101AFI20250630BHJP(建築物)
要約
【課題】開口補強に使用するL型プレートの強度や剛性を合理的かつ効果的に高めることで、多くの開口補強箇所に適用することができる汎用性の高い鉄筋コンクリート造の開口補強構造を提供する。
【解決手段】開口部11の隅角部12に、隅角部12に埋設される定着部23が開口部11側とは反対側の背面側に備えられたL型プレート20を設置して開口部11を補強する鉄筋コンクリート造の開口補強構造において、L型プレート20の開口部11側にて、L型プレート20における二辺のプレート部21,22にわたる状態で各プレート部21,22に接合されて、L型プレート20の開き方向に作用する引張力に抵抗する引張抵抗部材24が備えられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部の隅角部に、当該隅角部に埋設される定着部が前記開口部側とは反対側の背面側に備えられたL型プレートを設置して前記開口部を補強する鉄筋コンクリート造の開口補強構造であって、
前記L型プレートの前記開口部側にて、当該L型プレートにおける二辺のプレート部にわたる状態で各プレート部に接合されて、前記L型プレートの開き方向に作用する引張力に抵抗する引張抵抗部材が備えられている鉄筋コンクリート造の開口補強構造。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記引張抵抗部材は、前記開口部に設置される窓枠の枠内に収まる大きさに形成されている請求項1に記載の鉄筋コンクリート造の開口補強構造。
【請求項3】
前記定着部は、前記L型プレートにおける二辺の前記プレート部のそれぞれに、前記開口部の面内方向に沿う姿勢で分散して備えられた板状のジベルプレートである請求項1又は2に記載の鉄筋コンクリート造の開口補強構造。
【請求項4】
前記ジベルプレートには、当該ジベルプレートから前記開口部の面外方向に突出する筒状部を有する状態で打ち抜き形成されたコンクリート充填用のジベル孔が備えられている請求項3に記載の鉄筋コンクリート造の開口補強構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開口部の隅角部に、当該隅角部に埋設される定着部が背面側に備えられたL型プレートを設置して前記開口部を補強する鉄筋コンクリート造の開口補強構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、鉄筋コンクリート壁における開口部の隅角部に設置されることで開口部を補強する補強金具がある。この補強金具には、L型の入隅部が備えられており、この入隅部の背面側に、開口部の隅角部に埋設される板状の定着部(補強片を有する部分)が備えられている。この板状の定着部にはコンクリート定着孔が形成されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
又、コンクリート壁の開口部の二辺に挟まれた隅部に配置されてコンクリート壁を補強するL型の補強金物がある。この補強金物には、開口部の隅部に埋設される板状部材が備えられている。この板状部材には、複数の貫通孔が設けられ、各貫通孔には鉄筋が挿通されている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-044044号公報
特許第4746765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、RC造(鉄筋コンクリート造)の建物を新築施工する場合には、開口部が形成されるRC壁(鉄筋コンクリート壁)などの躯体における開口部の隅角部に、その隅角部での亀裂の発生を抑制するために、斜め方向に延びる開口補強筋を配筋する必要がある。
このような配筋を行うと、開口部の隅角部においては、RC壁などの主筋と開口補強筋とが密集することにより、配筋のおさまりが複雑になり、施工性の低下を招き易くなる。又、開口補強筋の配筋を忘れることや、密集する開口補強筋などによって開口部の隅角部でのコンクリートの打設が阻害されることによる品質の低下を招く虞がある。
【0006】
又、RC造の既設建物において、RC壁(耐震壁)などの既存躯体に開口部を形成する既存躯体改修を行う場合には、既存躯体における開口部形成範囲だけでなく、開口部の隅角部への前述した開口補強筋の配筋を可能にするための配筋範囲を含めた広い範囲に対して斫り作業を行う必要がある。
このような斫り作業を行うと、斫り作業に手間がかかる上に、既存の鉄筋の復旧や拘束筋の配置に手間がかかることにより、施工性の低下を招くことになる。又、斫り作業が梁にまで及ぶことがあり、このような場合には躯体の健全性を低下させる虞がある。
【0007】
そこで、特許文献1に記載された補強金具又は特許文献2に記載された補強金物を開口補強に使用して、開口補強筋における斜め筋の使用本数を削減することなどにより、前述した施工性の低下や品質の低下、及び、躯体の健全性の低下を抑制することが考えられる。
【0008】
しかしながら、これらの補強金具又は補強金物を開口補強に使用することが可能か否かは、補強金具の場合はL型の入隅部の強度で決まり、補強金物の場合はL型(アングル状)の補強部材本体の強度で決まることから、補強金具又は補強金物を使用することが可能な開口補強箇所が限定的になる。
【0009】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、開口補強に使用するL型プレートの強度や剛性を合理的かつ効果的に高めることで、多くの開口補強箇所に適用することができる汎用性の高い鉄筋コンクリート造の開口補強構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1特徴構成は、開口部の隅角部に、当該隅角部に埋設される定着部が前記開口部側とは反対側の背面側に備えられたL型プレートを設置して前記開口部を補強する鉄筋コンクリート造の開口補強構造であって、
前記L型プレートの前記開口部側にて、当該L型プレートにおける二辺のプレート部にわたる状態で各プレート部に接合されて、前記L型プレートの開き方向に作用する引張力に抵抗する引張抵抗部材が備えられている点にある。
(【0011】以降は省略されています)
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