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公開番号
2025103509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220947
出願日
2023-12-27
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B60T
7/06 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約
【課題】ブレーキ作動の確実性を高めて安全性を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る作業車両は、電動モータと、ブレーキ機構と、ブレーキ操作具とを備える。電動モータは、走行車体を走行駆動する。ブレーキ機構は、走行車体にブレーキを作動させる。ブレーキ操作具は、走行車体にブレーキを作動させる場合に操作される。ブレーキ機構は、電動モータの電源オフによってブレーキが作動する構成であり、ブレーキ信号発生部と、引き代部と、引き位置固定部とを有する。ブレーキ信号発生部は、ブレーキオン位置へ切り替えられると、電動モータの電源オフとなるブレーキ信号を発する。引き代部は、ブレーキ操作具の引き動作に応じて、ブレーキ信号発生部においてブレーキオン位置へ切り替えるように引き位置が所定の位置へ移動する。引き位置固定部は、ブレーキ操作具の引き動作による引き代部の引き位置を所定の位置に固定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
走行車体と、作業機とを備える作業車両であって、
前記走行車体を走行駆動する電動モータと、
前記走行車体にブレーキを作動させるブレーキ機構と、
前記ブレーキ機構によって前記走行車体にブレーキを作動させる場合に操作される、ハンドレバーおよびフットペダルの少なくともいずれか一方、および電動アクチュエータを含むブレーキ操作具と
を備え、
前記ブレーキ機構は、
前記電動モータの電源オフによって、前記電動モータの内部においてブレーキが作動する構成であり、
ブレーキオン位置およびブレーキオフ位置を有し、前記ブレーキオン位置および前記ブレーキオフ位置が切り替え可能であり、前記ブレーキオン位置へ切り替えられると、前記電動モータの電源オフとなるブレーキ信号を発するブレーキ信号発生部と、
前記ブレーキ操作具および前記ブレーキ信号発生部の間に設けられ、前記ブレーキ操作具の引き動作に応じて、前記ブレーキ信号発生部において前記ブレーキオン位置へ切り替えるように引き位置が所定の位置へ移動する引き代部と、
前記引き代部に設けられ、前記ブレーキ操作具の引き動作による前記引き代部の前記引き位置を前記所定の位置に固定する引き位置固定部と
を有する
ことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記ブレーキ機構は、前記走行車体にブレーキを作動させた場合にブレーキ位置に固定した前記電動アクチュエータを手動操作によって解除可能な固定解除機構を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記電動モータによる前記走行車体の走行速度を検出する走行速度検出部と、
前記ブレーキ操作具のブレーキ位置を検出するパーキングブレーキ検出部と、
前記作業車両の運転者の運転席からの離席を検出するシート検出部と、
所定の条件を満たした場合に前記電動アクチュエータによる自動ブレーキを作動させるか否かを判定するブレーキ判定部と
を備え、
前記所定の条件は、前記走行速度検出部による前記走行車体の速度超過の検出である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記電動モータによる前記走行車体の走行速度を検出する走行速度検出部と、
前記ブレーキ操作具のブレーキ位置を検出するパーキングブレーキ検出部と、
前記作業車両の運転者の運転席からの離席を検出するシート検出部と、
所定の条件を満たした場合に前記電動アクチュエータによる自動ブレーキを作動させるか否かを判定するブレーキ判定部と
を備え、
前記所定の条件は、前記パーキングブレーキ検出部による非ブレーキの検出、および前記シート検出部による前記運転者の離席の検出である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電動モータで走行し、かつ、パーキングブレーキおよびフットブレーキの機能を有する作業車両において、パーキングブレーキやフットブレーキを作動させる場合には、いずれもブレーキ操作信号を受けて電動モータの制御(停止制御や減速制御)を行う技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-7780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来技術では、パーキングブレーキおよびフットブレーキが互いに同じ構造で機能するため、すなわち、電動モータの制御のみで行うため、たとえば、電源が切れた場合にはブレーキ状態がリセットされてしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ブレーキ作動の確実性を高めて安全性を向上させることができる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る作業車両(1)は、走行車体(2)と、作業機(3)とを備える作業車両(1)であって、前記走行車体(2)を走行駆動する電動モータ(41)と、前記走行車体(2)にブレーキを作動させるブレーキ機構(50)と、前記ブレーキ機構(60)によって前記走行車体(2)にブレーキを作動させる場合に操作される、ハンドレバー(29)およびフットペダル(28)の少なくともいずれか一方、および電動アクチュエータ(30)を含むブレーキ操作具(60)とを備え、前記ブレーキ機構(50)は、前記電動モータ(41)の電源オフによって、前記電動モータ(41)の内部においてブレーキが作動する構成であり、ブレーキオン(P1)位置およびブレーキオフ位置(P2)を有し、前記ブレーキオン位置(P1)および前記ブレーキオフ位置(P2)が切り替え可能であり、前記ブレーキオン位置(P1)へ切り替えられると、前記電動モータ(41)の電源オフとなるブレーキ信号を発するブレーキ信号発生部(54)と、前記ブレーキ操作具(60)および前記ブレーキ信号発生部(54)の間に設けられ、前記ブレーキ操作具(60)の引き動作に応じて、前記ブレーキ信号発生部(54)において前記ブレーキオン位置(P1)へ切り替えるように引き位置が所定の位置へ移動する引き代部(57)と、前記引き代部(57)に設けられ、前記ブレーキ操作具(60)の引き動作による前記引き代部(57)の前記引き位置を前記所定の位置に固定する引き位置固定部(58)とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態に係る作業車両によれば、ブレーキ作動の確実性を高めて安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る作業車両を示す概略側面図である。
図2は、実施形態に係る作業車両の内部を示す概略斜視図である。
図3は、実施形態に係る作業車両を示す概略背面図である。
図4は、実施形態に係る作業車両のブレーキ機構を示す概略側面図である。
図5は、実施形態に係る作業車両の制御系を示すブロック図である。
図6は、ブレーキ機構の説明図(その1)である。
図7は、ブレーキ機構の説明図(その2)である。
図8は、ブレーキ機構の固定解除機構を示す概略斜視図である。
図9は、自動ブレーキ判定に係る制御系の一例を示すブロック図(その1)である。
図10は、自動ブレーキ判定に係る制御系の一例を示すブロック図(その2)である。
図11は、自動ブレーキ判定に係る制御系の一例を示すブロック図(その3)である。
図12は、自動ブレーキ判定に係る制御系の一例を示すブロック図(その4)である。
図13は、水冷回路の構成を示す図である。
図14は、水冷制御の制御系の一例を示すブロック図(その1)である。
図15は、水冷制御の制御系の一例を示すブロック図(その2)である。
図16は、水冷制御の制御系の一例を示すブロック図(その3)である。
図17は、水冷制御の制御系の一例を示すブロック図(その4)である。
図18は、水冷制御の制御系の一例を示すブロック図(その5)である。
図19は、水冷制御の制御系の一例を示すブロック図(その6)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
<作業車両の概要>
まず、図1~5を参照して実施形態に係る作業車両1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両1を示す概略側面図である。図2は、実施形態に係る作業車両1の内部を示す概略斜視図である。図3は、実施形態に係る作業車両1を示す概略背面図である。図4は、実施形態に係る作業車両1のブレーキ機構50を示す概略側面図である。図5は、実施形態に係る作業車両1の制御系を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)
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