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公開番号2025119668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014577
出願日2024-02-02
発明の名称車両制御システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B60R 16/04 20060101AFI20250807BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の起動時間を短縮可能な車両制御システムを提供する。
【解決手段】車両制御システム10は、車両Vの位置又は機能毎に設けられた車載ECUと、車載ECUを制御するコアECU60と、を備える。車載ECUは、低圧バッテリBLの状態を検出する低圧バッテリセンサ80と通信可能なフロントECU71を含む。低圧バッテリセンサ80は、低圧バッテリBLの状態をフロントECU71を介してコアECU60に送信可能に構成される。コアECU60は、車両Vの起動時に、車両V内の通信を確保し、フロントECU71を起動させるとともに、並行して低圧バッテリセンサ80の通信を開始させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の位置又は機能毎に設けられた車載ECUと、前記車載ECUを制御する統合ECUと、を備える車両制御システムであって、
前記車載ECUは、補機バッテリの状態を検出する補機バッテリセンサと通信可能なECUを含み、
前記補機バッテリセンサは、前記補機バッテリの状態を前記ECUを介して前記統合ECUに送信可能に構成され、
前記統合ECUは、前記車両の起動時に、
前記車両内の通信を確保し、
前記ECUを起動させるとともに、並行して前記補機バッテリセンサの通信を開始させる、
車両制御システム。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御システムであって、
前記補機バッテリセンサは、前記補機バッテリの電圧、電流、積算暗電流の少なくとも1つを検出する、
車両制御システム。
【請求項3】
車両の位置又は機能毎に設けられた車載ECUを統合して制御する統合ECUを備える車両制御システムであって、
前記車載ECUは、補機バッテリの状態を検出する補機バッテリセンサと通信可能な中継ECUを含み、
前記統合ECUは、該統合ECUの起動時に、
前記中継ECUに起動要求を送信し、
前記中継ECUを経由して前記補機バッテリセンサに通信開始要求を送信する、
車両制御システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両制御システムであって、
前記補機バッテリは、リチウムイオン電池である、
車両制御システム。
【請求項5】
請求項4に記載の車両制御システムであって、
前記統合ECUは、前記補機バッテリの情報を受けて前記補機バッテリの充電制御を実行する、
車両制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載ECUと、該車載ECUを制御する統合ECUと、を備える車両制御システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギ効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
電動車両の車両制御システムは、車両の位置ごとに設けられたフロントECUやセンタECU、機能毎に設けられたADASECUやIVIECUなどの車載ECUと、これら複数の車載ECUを統合して制御する統合ECUと、を備える。
【0004】
例えば、特許文献1には、統合ECUは、複数の車載ECUと通信可能に接続され、各車載ECUから出力される情報に基づき、車両に関する全体制御を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-142056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年では、車両に搭載される車載ECUが増大しているため、車両の起動時の起動時間が延びる虞がある。一方、車両の高機能化に伴い、車載ECUに高機能なマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」とも称する。)が多数搭載されるようになった。これらマイコンを駆動させるため車両の停止時の消費電力や暗電流が増加し、バッテリ上がりや燃費悪化の一因となっている。そのため、車両の起動時にはバッテリの状態を早期に把握し、必要な充電を行う必要がある。
【0007】
本発明は、車両の起動時間を短縮可能な車両制御システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
車両の位置又は機能毎に設けられた車載ECUと、前記車載ECUを制御する統合ECUと、を備える車両制御システムであって、
前記車載ECUは、補機バッテリの状態を検出する補機バッテリセンサと通信可能なECUを含み、
前記補機バッテリセンサは、前記補機バッテリの状態を前記ECUを介して前記統合ECUに送信可能に構成され、
前記統合ECUは、前記車両の起動時に、
前記車両内の通信を確保し、
前記ECUを起動させるとともに、並行して前記補機バッテリセンサの通信を開始させる。
【0009】
また、本発明の一態様は、
車両の位置又は機能毎に設けられた車載ECUを統合して制御する統合ECUを備える車両制御システムであって、
前記車載ECUは、補機バッテリの状態を検出する補機バッテリセンサと通信可能な中継ECUを含み、
前記統合ECUは、該統合ECUの起動時に、
前記中継ECUに起動要求を送信し、
前記中継ECUを経由して前記補機バッテリセンサに通信開始要求を送信する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両の起動を早期に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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