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公開番号2025107624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-18
出願番号2025081754,2025514655
出願日2025-05-15,2024-11-08
発明の名称蓄電デバイス、外装フィルム、蓄電デバイスの製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/105 20210101AFI20250711BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】密封性を高めるとともに、積層フィルムと、蓋体または電極端子とを接合した場合であっても、正極と負極とが導通することを抑制できる蓄電デバイス、この蓄電デバイスに用いられる外装フィルム、および、蓄電デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電デバイスは、電極体と、電極体を封止するように電極体を包む外装フィルムと、電極体と接続され、導電性材料を含んで構成される正極部材および負極部材と、を備える。積層フィルムは、第1導電性バリア層と、第2導電性バリア層と、第1導電性バリア層と第2導電性バリア層とが導通しないように第1導電性バリア層および第2導電性バリア層に対して積層される絶縁層と、を含む。第1導電性バリア層は、正極部材と直接的に接合される、または、絶縁層を介して正極部材と接合される。第2導電性バリア層は、負極部材と直接的に接合される、または、絶縁層を介して負極部材と接合される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電極体と、
前記電極体を封止するように前記電極体を包む積層フィルムと、
前記電極体と接続され、導電性材料を含んで構成される正極部材および負極部材と、を備え、
前記積層フィルムは、
第1導電性バリア層と、
第2導電性バリア層と、
前記第1導電性バリア層と前記第2導電性バリア層とが導通しないように前記第1導電性バリア層および前記第2導電性バリア層に対して積層される絶縁層と、を含み、
前記第1導電性バリア層は、前記正極部材と直接的に接合される、または、前記絶縁層を介して前記正極部材と接合され、
前記第2導電性バリア層は、前記負極部材と直接的に接合される、または、前記絶縁層を介して前記負極部材と接合される
蓄電デバイス。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記絶縁層は、前記積層フィルムの積層方向において、前記第1導電性バリア層と前記第2導電性バリア層との間に積層される
請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項3】
前記積層フィルムは、平面視において、前記第1導電性バリア層、前記絶縁層、および、前記第2導電性バリア層が重なる部分を含む
請求項2に記載の蓄電デバイス。
【請求項4】
前記第1導電性バリア層と前記第2導電性バリア層との間に間隔が形成される
請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項5】
前記第1導電性バリア層および前記第2導電性バリア層は、前記絶縁層の同一面上に積層される
請求項4に記載の蓄電デバイス。
【請求項6】
前記第1導電性バリア層と前記正極部材とが直接的に接合された部分である正極接合部を有し、
前記絶縁層は、前記正極接合部と隣接する
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電デバイス。
【請求項7】
前記第2導電性バリア層と前記負極部材とが直接的に接合された部分である負極接合部を有し、
前記絶縁層は、前記負極接合部と隣接する
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電デバイス。
【請求項8】
前記絶縁層を構成する材料は、絶縁フィラーを含む
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電デバイス。
【請求項9】
前記絶縁層を構成する材料は、ガスバリア性を有する
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電デバイス。
【請求項10】
前記正極部材および前記負極部材の少なくとも一方は、前記積層フィルムとともに前記電極体を封止する蓋体である
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電デバイス、外装フィルム、および、蓄電デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、蓄電デバイスの一例を開示している。この蓄電デバイスは、集電体を含む電極体と、電極体を封止する外装体と、集電体と接続される電極端子と、を備える。外装体は、電極体を包む積層フィルムと、積層フィルムと接合される蓋体と、を備える。電極端子は、蓋体に形成される貫通孔に挿入される。集電体の端部は、電極端子と接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記蓄電デバイスにおいて、蓋体を省略し、積層フィルムの熱融着性樹脂層と電極端子とを、例えば、接着性フィルムを介してヒートシールによって接合することが考えられる。しかし、積層フィルムの熱融着性樹脂層と電極端子とを接着性フィルムを介して接合する場合、接合に要する時間が長く、また、積層フィルムと電極端子との接合強度が低い。このため、蓄電デバイスの密封性が低い。一方、積層フィルムの導電性バリア層と電極端子とを溶接によって接合する場合、積層フィルムと電極端子とをヒートシールによって接合する場合よりも、接合に要する時間を短縮できる。しかし、電極体の正極と接続される電極端子と、負極と接続される電極端子とが、積層フィルムの導電性バリア層を介して導通し、電流を出力することができない。なお、このような課題は、上記蓄電デバイスにおいて、導電性材料を含んで構成される蓋体と積層フィルムとを接合する場合にも同様に生じる。
【0005】
本発明は、密封性を高めるとともに、積層フィルムと、蓋体または電極端子とを接合した場合であっても、正極と負極とが導通することを抑制できる蓄電デバイス、この蓄電デバイスに用いられる積層フィルム、および、この蓄電デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1観点に係る蓄電デバイスは、電極体と、前記電極体を封止するように前記電極体を包む積層フィルムと、前記電極体と接続され、導電性材料を含んで構成される正極部材および負極部材と、を備え、前記積層フィルムは、第1導電性バリア層と、第2導電性バリア層と、前記第1導電性バリア層と前記第2導電性バリア層とが導通しないように前記第1導電性バリア層および前記第2導電性バリア層に対して積層される絶縁層と、を含み、前記第1導電性バリア層は、前記正極部材と直接的に接合される、または、前記絶縁層を介して前記正極部材と接合され、前記第2導電性バリア層は、前記負極部材と直接的に接合される、または、前記絶縁層を介して前記負極部材と接合される。
【0007】
本発明の第2観点に係る蓄電デバイスは、第1観点に係る蓄電デバイスであって、前記絶縁層は、前記積層フィルムの積層方向において、前記第1導電性バリア層と前記第2導電性バリア層との間に積層される。
【0008】
本発明の第3観点に係る蓄電デバイスは、第2観点に係る蓄電デバイスであって、前記積層フィルムは、平面視において、前記第1導電性バリア層、前記絶縁層、および、前記第2導電性バリア層が重なる部分を含む。
【0009】
本発明の第4観点に係る蓄電デバイスは、第1観点~第3観点のいずれか1つに係る蓄電デバイスであって、前記第1導電性バリア層と前記第2導電性バリア層との間に間隔が形成される。
【0010】
本発明の第5観点に係る蓄電デバイスは、第4観点に係る蓄電デバイスであって、前記第1導電性バリア層および前記第2導電性バリア層は、前記絶縁層の同一面上に積層される。
(【0011】以降は省略されています)

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