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公開番号
2025107996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001121
出願日
2024-01-09
発明の名称
プリプレグ及び成形品
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08J
5/24 20060101AFI20250715BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 本発明が解決しようとする課題は、ハロゲン含有化合物を含有せずとも優れた難燃性を実現できるプリプレグ及びその成形品を提供することである。
【解決手段】 本発明が係るプリプレグは、ウレタン(メタ)アクリレート(A)と、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)以外のエチレン性不飽和単量体(B)と、重合開始剤(C)と、ガラス繊維(D)と、ハロゲン非含有且つリン含有の第1の難燃剤(E)と、ハロゲン非含有且つリン非含有の第2の難燃剤(F)とを含有し、前記第1の難燃剤(E)が、ホスフィン酸金属塩及び活性水素含有のポリリン酸アンモニウム塩の群から選択される1種以上の塩であり、前記第2の難燃剤(F)が、メラミンシアヌレート及び金属水酸化物の群から選択される1種以上の化合物であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ウレタン(メタ)アクリレート(A)と、前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)以外のエチレン性不飽和単量体(B)と、重合開始剤(C)と、ガラス繊維(D)と、ハロゲン非含有且つリン含有の第1の難燃剤(E)と、ハロゲン非含有且つリン非含有の第2の難燃剤(F)とを含有し、
前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、ポリイソシアネート(a1)とエチレン性不飽和基及び芳香族骨格を有するポリオール(a2)との反応物、及び/又は、ポリイソシアネート(a1)とエチレン性不飽和基を有さず芳香族骨格を有するポリオール(a3)とヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(a4)との反応物であり、
前記第1の難燃剤(E)が、ホスフィン酸金属塩及び活性水素含有のポリリン酸アンモニウム塩の群から選択される1種以上の塩であり、
前記第2の難燃剤(F)が、メラミンシアヌレート及び金属水酸化物の群から選択される1種以上の化合物であることを特徴とするプリプレグ。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のプリプレグの硬化物であることを特徴とする成形品。
【請求項3】
厚さが0.1mm以上0.4mm以下であり、UL94に準拠して垂直燃焼試験を実施したときの難燃レベルがV-0である、請求項2に記載の成形品。
【請求項4】
携帯端末の筐体である、請求項3に記載の成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリプレグ及びその成形品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維にて強化した繊維強化樹脂複合材料は、軽量でありながら耐熱性や機械強度に優れる特徴が注目され、自動車や航空機の筐体或いは各種部材をはじめ、様々な構造体用途での利用が拡大している。この繊維強化樹脂複合材料の成形方法としては、例えば、強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグと呼ばれる中間材料を用いて、オートクレーブ成形、プレス成形により、硬化、成形させる方法が用いられる。
【0003】
上記特徴に鑑み、近年、スマートフォン、タブレットパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と記載する。)、ノートPC等の携帯端末の筐体を、前記プリプレグを用いて製造することが検討されている。前記携帯端末の筐体に用いるプリプレグは、筐体における着色の自由度を確保するために、黒色の炭素繊維ではなく、ガラス繊維を用いることが望まれる。
【0004】
前記携帯端末は、通常、リチウムイオン二次電池を備える。前記リチウムイオン二次電池は、有機溶剤を含有するため、発火のおそれがある。そのため、前記携帯端末の筐体を成形するためのプリプレグは、使用上の安全性を確保するために、UL(Underwriters Laboratories. lnc)指定の難燃性規格を満たすことが望まれる。
【0005】
従来、難燃性を備えたプリプレグとして、難燃剤として臭素化フェノール等のハロゲン含有化合物を含有したプリプレグが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、前記ハロゲン含有化合物は環境への影響が懸念されるという不都合がある。
【0006】
ハロゲン非含有の難燃剤を含有する樹脂組成物として、特許文献2に、ポリフェニレンエーテルと、スチレン系樹脂と、難燃剤と、ガラス繊維とを含有し、前記難燃剤として、ビスフェノールAビスジフェニルホスフェートである難燃剤と縮合型リン酸エステル系難燃剤とを含有するものが提案されている。特許文献2によれば、前記樹脂組成物を含む成形品は、UL94に準拠して、厚さが0.5~2.0mmである試験片で垂直難燃性試験を実施したときの難燃レベルがV-0であり、電気・電子機器の冷却ファンとして好適であるとされている。
【0007】
しかしながら、前記携帯端末の筐体に用いるプリプレグとしては、軽量および薄肉化の要求から、より優れた難燃レベルがさらに優れることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2009-521666号公報
特開2020-015788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、ハロゲン含有化合物を含有せずとも優れた難燃性を実現できるプリプレグ及びその成形品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は、特定のウレタン(メタ)アクリレート、特定のエチレン性不飽和単量体、重合開始剤、ガラス繊維及び特定の難燃剤を含有するプリプレグが、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成した。
(【0011】以降は省略されています)
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