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公開番号
2025097477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213691
出願日
2023-12-19
発明の名称
硬化性樹脂組成物およびギャップフィラー
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
75/04 20060101AFI20250624BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 ギャップフィラーの摩耗性低減に寄与し、かつ、低粘度化と高熱伝導性を兼備する硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】 ポリオールと、ポリイソシアネートと、無機充填剤と、を含有し、前記無機充填剤が、モリブデン酸亜鉛で表面被覆された無機充填剤(第一の無機充填剤)を少なくとも含む硬化性樹脂組成物を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオールと、ポリイソシアネートと、無機充填剤と、を含有し、
前記無機充填剤が、モリブデン酸亜鉛で表面被覆された無機充填剤(第一の無機充填剤)を少なくとも含む硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
さらに、可塑剤を含有し、前記可塑剤はリン酸エステルを少なくとも含む請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
前記無機充填剤が、さらに、金属、金属酸化物、金属窒化物、金属水酸化物、及び、金属炭酸塩からなる群から選ばれる1種以上の無機充填剤(第二の無機充填剤)を含む、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
前記第二の無機充填剤が、炭酸マグネシウムである、請求項3に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
前記第一の無機充填剤が、タルクである、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項6】
前記無機充填剤の空隙率が、15~28%である、請求項1~5のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
空隙率=全細孔容積(Vp)×圧縮かさ密度×100
【請求項7】
請求項6に記載の硬化性樹脂組成物からなるギャップフィラー。
【請求項8】
熱伝導率が2~5W/m・Kである、請求項7に記載のギャップフィラー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性樹脂組成物およびギャップフィラーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の小型化や高性能化に伴い、電子機器の排熱対策が課題となっており、様々な熱伝導性材料の開発が進んでいる。開発対象となる熱伝導性材料は大きく分けて、充填するフィラーと、樹脂と、に分けることができ、フィラーとしては、アルミナや酸化マグネシウムが、樹脂としては、シリコーン系樹脂やウレタン系樹脂が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、イソシアネート基含有ウレタンポリマーと、無機充填剤と、可塑剤と、リン酸エステル、硫酸エステル、スルホン酸及びカルボン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含有するイソシアネート含有組成物が報告されている。前記無機充填剤は、アルミナ、酸化マグネシウムなどの金属酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物、窒化アルミニウム、窒化ホウ素などの金属窒化物などであることが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ポリオール(A)と、ポリイソシアネート(B)と、リン酸エステル(C1)、炭素数12~24の脂肪酸(C2)、ショ糖脂肪酸エステル(C3)、ソルビタン脂肪酸エステル(C4)及びグリセリン脂肪酸エステル(C5)からなる群から選ばれる少なくとも1種の無機充填剤用分散剤(C)と、無機充填剤(D)と、を含有する硬化性組成物が報告されている。前記無機充填剤(D)は、酸化チタン、アルミナ、酸化マグネシウム、金属窒化物、金属水酸化物などであることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-176868号公報
国際公報2021/261519号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
熱伝導性材料は、シート、ポッティング、接着剤、グリースやギャップフィラー等の用途に応じて使い分けることが出来るが、特に自動車のEV化に伴い、性能や信頼性に優れるギャップフィラーの需要が高まっている。
【0007】
通常、ギャップフィラーは、ディスペンサーを通じて塗布するものであるが、摩耗性のある熱伝導性無機充填剤を多く含有することから、機器の摩耗が激しく、定期的な部品交換が必要である。したがって、ランニングコストを抑えるために、摩耗性の小さいギャップフィラーが求められる。
【0008】
しかし、いずれの特許文献においても、無機充填材用分散剤や樹脂の構造や物性に関する発明が主であり、使用する無機充填剤は、一般的なアルミナや酸化チタン等の金属酸化物であり、ギャップフィラーの摩耗性低減に関して十分に検討がなされていなかった。
【0009】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、ギャップフィラーの摩耗性低減に寄与し、かつ、低粘度化と高熱伝導性を兼備する硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定の物質で表面被覆した無機充填剤を含む樹脂組成物が、上記課題を解決できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
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