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公開番号
2025135624
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024033448
出願日
2024-03-06
発明の名称
建設機械の作業装置
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
E02F
3/38 20060101AFI20250911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】第1部材と第2部材との間を連結する左連結ピンおよび右連結ピンを抜止めするときの作業性を高める。
【解決手段】下ブーム5Aと中間ブーム5Bとの間を連結する連結装置15は、フロント連結状態において、左第2リンク21および右第2リンク22と油圧シリンダ16との連結部16Cがピン軸線A-Aに近づく方向に移動するのを制限するピン抜止め機構24を備え、左第2ブラケット11部材および右第2ブラケット12には、フロント連結状態において、左第2リンク21および右第2リンク22と油圧シリンダ16との連結部16Cがピン軸線A-Aから離れる方向に移動したときに、左上連結ピン13Uおよび右上連結ピン14Uに当接してその移動を制限する連結ピン当接部材29が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
左第1ピン挿通穴が形成された左第1部材および右第1ピン挿通穴が形成された右第1部材を有する第1フロント部材と、左第2ピン挿通穴が形成された左第2部材および右第2ピン挿通穴が形成された右第2部材を有する第2フロント部材と、前記第1フロント部材と前記第2フロント部材とを連結する連結装置とを備え、
前記連結装置は、前記左第1ピン挿通穴と前記左第2ピン挿通穴とに挿通される左連結ピンと、
前記右第1ピン挿通穴と前記右第2ピン挿通穴とに挿通される右連結ピンと、
前記左連結ピンおよび前記右連結ピンのピン軸線から離間した位置に配置された油圧シリンダと、
前記油圧シリンダのチューブまたはロッドのいずれか一方に取付けられ、前記ピン軸線に対して接近または離間する方向に移動可能な浮動状態で配置された浮動リンクと、
一端が前記左連結ピンに連結され他端が前記浮動リンクに連結された左第1リンクと、
一端が前記右連結ピンに連結され他端が前記浮動リンクに連結された右第1リンクと、
一端が前記左第1リンクの中間部に連結され他端が前記油圧シリンダのチューブまたはロッドのいずれか他方に連結された左第2リンクと、
一端が前記右第1リンクの中間部に連結され他端が前記油圧シリンダのチューブまたはロッドのいずれか他方に連結された右第2リンクと、を含んで構成してなる建設機械の作業装置において、
前記第1フロント部材と前記第2フロント部材とが前記連結装置により連結されているフロント連結状態では、前記左第2リンクおよび前記右第2リンクと前記油圧シリンダとの連結部が、前記左第2リンクと前記左第1リンクとの連結部および前記右第2リンクと前記右第1リンクとの連結部よりも前記ピン軸線側に位置しており、
前記連結装置は、前記フロント連結状態において前記左第2リンクおよび前記右第2リンクと前記油圧シリンダとの連結部が前記ピン軸線に近づく方向に移動するのを制限するピン抜止め機構を備え、
前記左第2部材および前記右第2部材には、前記フロント連結状態において前記左第2リンクおよび前記右第2リンクと前記油圧シリンダとの連結部が前記ピン軸線から離れる方向に移動したときに、前記左連結ピンおよび前記右連結ピンに当接してその移動を制限する連結ピン当接部材が設けられていることを特徴とする建設機械の作業装置。
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【請求項2】
前記左連結ピンおよび前記右連結ピンのうち前記連結ピン当接部材に対向する軸方向の端面には、軸方向に凸状または凹状をなすピン側係合部が設けられ、
前記連結ピン当接部材には、前記ピン側係合部に係合する凹状または凸状をなす当接部材側係合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の作業装置。
【請求項3】
前記左連結ピンは、前記第1フロント部材と前記第2フロント部材との連結作業時に上下方向で対をなす左上連結ピンと左下連結ピンとを有し、
前記右連結ピンは、前記第1フロント部材と前記第2フロント部材との連結作業時に上下方向で対をなす右上連結ピンと右下連結ピンとを有し、
前記連結ピン当接部材は、前記左上連結ピンおよび前記右上連結ピンが当接する位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の建設機械の作業装置。
【請求項4】
前記ピン側係合部は、前記フロント連結状態において前記連結ピン当接部材に当接し、前記第1フロント部材と前記第2フロント部材との連結作業時において前記当接部材側係合部に係合することを特徴とする請求項2に記載の建設機械の作業装置。
【請求項5】
前記ピン抜止め機構は、前記油圧シリンダのストロークエンドであることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の作業装置。
【請求項6】
前記ピン抜止め機構は、前記左第2リンクおよび前記右第2リンクの一方に設けられたピンと、
前記左第2リンクおよび前記右第2リンクの他方に設けられ、前記油圧シリンダの伸長動作により前記左連結ピンが前記左第1ピン挿通穴と前記左第2ピン挿通穴とに挿通されると共に前記右連結ピンが前記右第1ピン挿通穴と前記右第2ピン挿通穴とに挿通された後に、前記ピンに係合して前記油圧シリンダの伸長動作を制限する係合部材とにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の作業装置。
【請求項7】
前記ピン抜止め機構は、前記左第1部材と前記右第1部材との間に設けられ、前記油圧シリンダの伸長動作により前記左連結ピンが前記左第1ピン挿通穴と前記左第2ピン挿通穴とに挿通されると共に前記右連結ピンが前記右第1ピン挿通穴と前記右第2ピン挿通穴とに挿通された後に、前記左第2リンクおよび前記右第2リンクに当接して前記油圧シリンダの伸長動作を制限するストッパにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の作業装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベル等の建設機械に設けられた作業装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
建設機械を代表する油圧ショベルは、自走可能な車体と、車体に回動可能に取付けられた作業装置とにより構成されている。高層建築物等の地上高さが大きな構造物を解体する場合には、解体作業用の作業装置を備えた油圧ショベルが好適に用いられる。この解体作業用の作業装置は、通常、マルチブームと呼ばれる複数のブームを有し、各ブームのうち最上段のブームの先端側にアームが取付けられ、アームの先端側には圧砕機、グラップル等の作業具が取付けられている。
【0003】
解体作業用のマルチブームは、複数のブームを相互に連結することにより所望の長さに構成されている。これら複数のブーム間は、連結ピンを用いて着脱可能に連結されている。即ち、互いに連結される2個のブームのうち一方のブームに左右方向で対面して設けられた左第1部材および右第1部材と、他方のブームに左右方向で対面して設けられた左第2部材および右第2部材とが、それぞれ左連結ピンおよび右連結ピンによって連結されている。
【0004】
ここで、一方のブームに設けられた左第1部材と他方のブームに設けられた左第2部材とに対して左連結ピンを抜き差しすると共に、一方のブームに設けられた右第1部材と他方のブームに設けられた右第2部材とに対して右連結ピンを抜差しする連結装置を備えた作業装置が提案されている。この連結装置は、油圧シリンダと、油圧シリンダに取付けられた浮動リンクと、一端が左連結ピンに連結され他端が浮動リンクに連結された左第1リンクと、一端が右連結ピンに連結され他端が浮動リンクに連結された右第1リンクと、一端が左第1リンクの中間部に連結され他端が油圧シリンダに連結された左第2リンクと、一端が右第1リンクの中間部に連結され他端が左第2リンクの他端と一緒に前記油圧シリンダに連結された右第2リンクとを含んで構成されている。
【0005】
連結装置は、油圧シリンダが伸縮動作を行うことにより、左第1リンクおよび右第1リンクの一端が、浮動リンクとの連結部を支点として左右方向に移動する。これにより、一方のブームに設けられた左第1部材および右第1部材のピン挿通穴と、他方のブームに設けられた左第2部材および右第2部材のピン挿通穴とに対し、左連結ピンおよび右連結ピンが抜差しされる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5139385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1による連結装置では、左第1部材のピン挿通穴と左第2部材のピン挿通穴とに左連結ピンを挿通すると共に、右第1部材のピン挿通穴と右第2部材のピン挿通穴とに右連結ピンを挿通した状態が、油圧シリンダによって保持される。
【0008】
ここで、左連結ピンを介して連結される左第1部材と左第2部材との間、および右連結ピンを介して連結される右第1部材と右第2部材との間には、それぞれ適度な隙間が形成されている。このため、左連結ピンおよび右連結ピンは、油圧ショベルが解体作業等を行うときの振動によって少しずつ軸方向に移動する。これにより、左連結ピンには、左第1部材および左第2部材のピン挿通穴から離脱する方向への力が作用し、右連結ピンには、右第1部材および右第2部材のピン挿通穴から離脱する方向への力が作用する。このため、第1部材または第2部材に対し、ボルト等を用いて左連結ピンおよび右連結ピンを抜止めする必要がある。
【0009】
しかし、左連結ピンおよび右連結ピンをボルト等を用いて抜止めする作業は、手作業によって行われるために作業性が低下してしまうという問題がある。しかも、左連結ピンおよび右連結ピンの地上高さが高い場合には、左連結ピンおよび右連結ピンをボルト等を用いて抜止めする作業が高所作業となり、作業性がさらに低下してしまうという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、第1部材と第2部材との間を連結する左連結ピンおよび右連結ピンを抜止めするときの作業性を高めることができるようにした建設機械の作業装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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