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公開番号
2025127852
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024796
出願日
2024-02-21
発明の名称
電子装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250826BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】回路基板間においてノイズの影響を抑制できる電子装置を提供すること。
【解決手段】回路基板30,40は、冷却板21の貫通孔23を通じて電気的に接続される。回路基板30,40は、冷却板21との対向面に電子部品321,421を有する。電子装置10は、電磁シールド体80を備える。電磁シールド体80は、ランド315およびビア導体316、グランド層317、およびシールドカバー36を含む。ランド315およびビア導体316は、グランド層317に電気的に接続され、平面視において電子部品321を取り囲む。グランド層317は、平面視においてグランド導体を内包している。シールドカバー36は、回路基板30に実装され、電子部品321を覆うように配置される。シールドカバー36は、ランド315およびビア導体316を介してグランド層317に電気的に接続される。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
一面(21a)と、所定方向において前記一面とは反対の面である裏面(21b)と、前記一面および前記裏面に開口する貫通孔(23)と、を有する冷却板(21)と、
前記一面上に配置され、前記一面との対向面に少なくともひとつの第1電子部品(321,322)を有する第1回路基板(30)と、
前記裏面上に配置され、前記裏面との対向面に少なくともひとつの第2電子部品(421,422)を有する第2回路基板(40)と、
前記貫通孔を通じて、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを電気的に接続する接続部(33,43)と、
前記一面側に配置されたシールドベース(317)と、
前記第1回路基板に実装され、前記第1電子部品を覆うように配置されたシールドカバー(36)と、
を備え、
前記第1回路基板は、基準電位を提供し、前記所定方向の平面視において前記第1電子部品を取り囲むように設けられ、前記シールドベースに電気的に接続されたグランド導体(315,316)を有し、
前記シールドベースは、前記平面視において前記グランド導体を内包するように設けられ、
前記シールドカバーは、前記グランド導体を介して前記シールドベースに電気的に接続され、
前記第1電子部品は、前記シールドベース、前記グランド導体、および前記シールドカバーを含んで構成される電磁シールド体(80)の内側に配置されている、電子装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1電子部品の生じた熱を伝達する熱伝導部材(72)を備える、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記シールドカバーは、前記第1電子部品の上面と前記冷却板の前記一面との間に配置された天壁(361)を有し、
前記熱伝導部材は、前記天壁と前記冷却板との間に介在している、請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記熱伝導部材は、前記第1電子部品と前記天壁との間に介在している、請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記シールドカバーは、前記天壁に、遮断したいノイズの周波数の1/2波長以下の直径を有する連通孔(363)を有し、
前記熱伝導部材は、前記天壁と前記冷却板との間に介在する第1熱伝導部(721)と、前記第1電子部品と前記天壁との間に介在する第2熱伝導部(722)と、前記連通孔に配置され、前記第1熱伝導部および前記第2熱伝導部のそれぞれに連なる連通部(723)と、を有する、請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記シールドカバーは、前記第1電子部品の上面と前記冷却板の前記一面との間に配置された天壁(361)を有し、
前記熱伝導部材は、前記第1電子部品と前記天壁との間に介在している、請求項2に記載の電子装置。
【請求項7】
前記シールドカバーは、前記第1電子部品の上面と前記冷却板の前記一面との間に配置された天壁(361)と、前記天壁に連なり、下端が前記第1回路基板に電気的に接続された側壁(362)と、を有し、
前記側壁の下端に、遮断したいノイズの周波数の1/2波長以下の開口部(364)を有し、
前記第1回路基板は、前記第1電子部品に電気的に接続され、前記開口部の直下部分を通じて前記電磁シールド体の外に延設された表層配線(319)を有する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1回路基板を前記冷却板に向けて押し付けるバックプレート(50,501)を備え、
前記バックプレートは、前記平面視において前記シールドカバーを横切るように配置され、前記シールドカバーと重ならない位置で前記冷却板に固定されている、請求項1~7いずれか1項に記載の電子装置。
【請求項9】
前記シールドベースは、前記第1回路基板において前記第1電子部品の搭載面よりも前記一面から離れた位置に配置されたグランド層である、請求項1~7いずれか1項に記載の電子装置。
【請求項10】
前記グランド導体は、前記第1電子部品を取り囲むように環状に設けられたランドと、前記ランドと前記グランド層とを電気的に接続する複数のビア導体と、を含む、請求項9に記載の電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電子装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、冷却板を挟むように2つの回路基板が配置された電子装置を開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/192031号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2つの回路基板を、冷却板に設けた貫通孔を通じて電気的に接続する構造が考えられる。この場合、回路基板のひとつが有する電子部品のノイズが、貫通孔を通じて、回路基板の他のひとつが有する電子部品に影響を及ぼす虞がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、電子装置にはさらなる改良が求められている。
【0005】
本開示の目的のひとつは、回路基板間においてノイズの影響を抑制できる電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示のひとつの態様である電子装置は、
一面(21a)と、所定方向において一面とは反対の面である裏面(21b)と、一面および裏面に開口する貫通孔(23)と、を有する冷却板(21)と、
一面上に配置され、一面との対向面に少なくともひとつの第1電子部品(321,322)を有する第1回路基板(30)と、
裏面上に配置され、裏面との対向面に少なくともひとつの第2電子部品(421,422)を有する第2回路基板(40)と、
貫通孔を通じて、第1回路基板と第2回路基板とを電気的に接続する接続部(33,43)と、
一面側に配置されたシールドベース(317)と、
第1回路基板に実装され、第1電子部品を覆うように配置されたシールドカバー(36)と、
を備え、
第1回路基板は、基準電位を提供し、所定方向の平面視において第1電子部品を取り囲むように設けられ、シールドベースに電気的に接続されたグランド導体(315,316)を有し、
シールドベースは、平面視においてグランド導体を内包するように設けられ、
シールドカバーは、グランド導体を介してシールドベースに電気的に接続され、
第1電子部品は、シールドベース、グランド導体、およびシールドカバーを含んで構成される電磁シールド体(80)の内側に配置されている。
【0007】
開示の電子装置によれば、電磁シールド体を構成するシールドカバーを第1回路基板に実装している。これにより第1電子部品が、シールドカバー、ひいては電磁シールド体の内側に配置されている。貫通孔は、電磁シールド体の外側に設けられている。よって、第1電子部品の生じたノイズが貫通孔を通じて第2電子部品に作用するのを抑制することができる。また、第2電子部品の生じたノイズが貫通孔を通じて第1電子部品に作用するのを抑制することができる。つまり、回路基板間においてノイズの影響を抑制することができる。
【0008】
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電子装置を示す斜視図である。
図1に示すZ1方向から見た平面図である。
図2に示すY1方向から見た平面図である。
図2に示すX1方向から見た平面図である。
電子装置の分解斜視図である。
冷却板の一面側を示す斜視図である。
冷却板の裏面側を示す斜視図である。
流路カバーを示す斜視図である。
一面側に配置される回路基板を示す平面図である。
裏面側に配置される回路基板を示す平面図である。
一面側のカバーを省略した状態を示す斜視図である。
一面側において、壁部、電子部品、壁部に対応するランド、およびバックプレートの位置関係を示す斜視図である。
裏面側のカバーを省略した状態を示す斜視図である。
裏面側において、壁部、電子部品、壁部に対応するランド、およびバックプレートの位置関係を示す斜視図である。
図1のXV-XV線に沿う断面図である。
電子装置に構成された電磁シールド体を示す断面図である。
電磁シールド体を構成するランド、ビア導体、およびグランド層を示す平面図である。
変形例を示す図である。
変形例を示す図である。
第2実施形態に係る電子装置において、電子部品周辺の構造を示す断面図である。
第3実施形態に係る電子装置において、表層配線と電磁シールド体を構成するランドとの位置関係を示す平面図である。
図21に示すXXII-XXII線に沿う断面図である。
第4実施形態に係る電子装置において、電子部品周辺の構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて複数の実施形態を説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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