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公開番号
2025133451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031406
出願日
2024-03-01
発明の名称
発音装置
出願人
株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
H04R
9/02 20060101AFI20250904BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】スピーカの振動板の振動を利用して電気基板上に空気流れを生じさせることにより電気基板上での空冷を促すことが可能な発音装置を提供する。
【解決手段】スピーカフレーム21のフレーム孔21aは、振動板24に対し軸心軸方向Daの他方側に重なるように配置されている。そして、フレーム孔21aは、スピーカフレーム21と振動板24との間のフレーム内空間21bを軸心軸方向Daの他方側へ開放している。また、スピーカフレーム21の傾斜羽214は、軸心径方向Drに延伸した板形状を成し、フレーム孔21aに配置され、軸心軸方向Daの他方側ほど軸心周方向Dcの一方側に位置するように軸心軸方向Daに対して傾いている。これにより、振動板24の振動に起因した空気流れを傾斜羽214に沿わせて軸心周方向Dcの一方側へ向くように誘導することができる。そして、その空気流れによって電気基板26上での空冷を促すことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発音装置であって、
一軸心(CL)を中心として該一軸心の径方向(Dr)へ拡がるように形成され前記一軸心の軸方向(Da)の一方側を向いて音を発する振動板(24)と、該振動板に対する前記軸方向の他方側を覆うように形成され該振動板の周縁部分(24a)が連結されたスピーカフレーム(21)とを有するスピーカ(20)と、
前記スピーカフレームに対し前記軸方向の前記他方側に重なるように設けられ、前記軸方向を厚み方向とした板形状を成す電気基板(26)と、
前記スピーカと前記電気基板とを収容する筐体(11)とを備え、
前記スピーカフレームには、該スピーカフレームを貫通したフレーム孔(21a)が形成され、
該フレーム孔は、前記スピーカフレームと前記振動板との間の空間(21b)を前記軸方向の前記他方側へ開放し、
前記スピーカフレームは、前記径方向に延伸した板形状を成し前記フレーム孔に配置された傾斜羽(214)を有し、
該傾斜羽は、前記軸方向の前記他方側ほど前記一軸心の周方向(Dc)の一方側に位置するように前記軸方向に対して傾いている、発音装置。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記フレーム孔は複数設けられ、
複数の前記フレーム孔は、前記一軸心まわりで前記周方向に相互間隔をあけて並んでおり、
前記傾斜羽は、複数の前記フレーム孔のそれぞれに複数ずつ設けられている、請求項1に記載の発音装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、スピーカと電気部品とを含む発音装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の発音装置として、例えば特許文献1に記載された発音器が従来から知られている。この特許文献1に記載された発音器は、スピーカと、そのスピーカの駆動部を駆動させるための回路が形成され電子部品が実装された基板と、それらスピーカおよび基板を収容した筐体とを備えている。そして、その筐体内において、基板は、スピーカに対し間隔をあけてそのスピーカの背面側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022―139884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の発音器では、基板に実装された電子部品やスピーカの通電に伴う発熱、および発音器周りの環境温度などの影響により、筐体内の温度が高くなりやすい。そのため、基板上の電子部品周りから十分に放熱させるために、スピーカと基板との間隔を広くする必要があった。そのようにスピーカと基板との間隔を広くすることは、発音器の小型化を妨げることにつながる。発明者の詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
【0005】
本開示は上記点に鑑みて、スピーカの振動板の振動を利用して電気基板上に空気流れを生じさせることにより電気基板上での空冷を促すことが可能な発音装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の1つの観点による発音装置は、
一軸心(CL)を中心としてその一軸心の径方向(Dr)へ拡がるように形成され一軸心の軸方向(Da)の一方側を向いて音を発する振動板(24)と、その振動板に対する軸方向の他方側を覆うように形成されその振動板の周縁部分(24a)が連結されたスピーカフレーム(21)とを有するスピーカ(20)と、
スピーカフレームに対し軸方向の他方側に重なるように設けられ、軸方向を厚み方向とした板形状を成す電気基板(26)と、
スピーカと電気基板とを収容する筐体(11)とを備え、
スピーカフレームには、そのスピーカフレームを貫通したフレーム孔(21a)が形成され、
そのフレーム孔は、スピーカフレームと振動板との間の空間(21b)を軸方向の他方側へ開放し、
スピーカフレームは、径方向に延伸した板形状を成しフレーム孔に配置された傾斜羽(214)を有し、
その傾斜羽は、軸方向の他方側ほど一軸心の周方向(Dc)の一方側に位置するように軸方向に対して傾いている。
【0007】
このようにすれば、音を発するためにスピーカの振動板が振動すると、それに伴ってフレーム孔から電気基板側へ空気流れが生じる。そして、その空気流れは、フレーム孔を通過する際に傾斜羽に沿いながら電気基板側へ流出するので、電気基板上にて周方向の一方側へ向くように誘導される。従って、フレーム孔からの空気流れによって筐体内で空気を循環させることができるので、その空気流れによって電気基板上での空冷を促すことができる。
【0008】
なお、出願書類中の各欄において、各要素に括弧付きの参照符号が付されている場合がある。この場合、参照符号は、同要素と後述する実施形態に記載の具体的構成との対応関係の単なる一例を示すものであるにすぎない。よって、本開示は、その参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の発音装置の正面図である。
第1実施形態において、装置軸心を含む縦断面で発音装置を示した断面図であり、具体的には図1のII-II断面を示した断面図である。
第1実施形態において、発音装置の筐体内に配置されたスピーカを軸心軸方向の他方側から示した断面図であり、具体的には図2のIII-III断面を示した断面図である。
第1実施形態において、図2とは異なる向きの縦断面で発音装置を示した断面図であり、具体的には図3のIV-IV断面を示した断面図である。
第1実施形態の発音装置が有するスピーカを単体で示した斜視図である。
スピーカの単体を、図5とは逆側から示した斜視図である。
第1実施形態においてスピーカフレームに形成されたフレーム孔の断面図であって、図3のVII-VII断面を平面に展開して模式的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、実施形態を説明する。なお、後述する他の実施形態を含む以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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