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公開番号2025129692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026503
出願日2024-02-26
発明の名称温度検出装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類G01K 1/14 20210101AFI20250829BHJP(測定;試験)
要約【課題】信頼性を向上できる温度検出装置を提供する。
【解決手段】温度検出装置10は、車両のドラムブレーキ90のブレーキシュー92に設けられる。温度検出装置は、ブレーキシューの温度を検出するための温度センサ20を備える。温度センサは、内部に芯線212を収容するシース21と、芯線に接続される補償導線22と、芯線と補償導線との接続部分24を覆うスリーブ23と、スリーブの内面とシースの外面及び補償導線の外面との間からの水の侵入を遮断する封止部材25、27と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドラムブレーキ(90)のブレーキシュー(92)に設けられる温度検出装置(10)であって、
前記ブレーキシューの温度を検出するための温度センサ(20)を備え、
前記温度センサは、
内部に芯線(212)を収容するシース(21)と、
前記芯線に接続される補償導線(22)と、
前記芯線と前記補償導線との接続部分(24)を覆うスリーブ(23)と、
前記スリーブの内面と前記シースの外面及び前記補償導線の外面との間からの水の侵入を遮断する封止部材(25、27)と、を有する、
温度検出装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記封止部材は、前記スリーブの内面の全周に塗布され、耐熱性を有する接着剤で構成される、
請求項1に記載の温度検出装置。
【請求項3】
前記封止部材は、室温硬化型のシリコーン接着剤である、
請求項2に記載の温度検出装置。
【請求項4】
前記封止部材は、前記補償導線の外面に対して前記スリーブの端部から外側に所定の長さにわたって塗布されており、
前記補償導線の外面に塗布された前記封止部材における前記スリーブ側に位置する端部とは反対側の端部を含む領域を覆う緊縛部材(26)を更に備える、
請求項2に記載の温度検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、温度検出装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トラック、バス及びトレーラ等の車両で使用されるドラムブレーキのブレーキシューに取り付けられた温度センサを用いて、ドラムブレーキ機構や軸受け機構の調整不良によって高温が発生する異常状態を検出する温度検出装置が知られている。温度センサは、ブレーキシューのリム部に取り付けられた取付治具によって保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-160160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドラムブレーキのブレーキドラム内は、雨天走行時あるいは車両洗浄時等において被水環境に晒される場合がある。この場合、温度センサの検知部から伸びる延長部とリード部との接続部内に水が浸入すると、絶縁抵抗値が低下することで、温度センサの機能が損なわれるといった問題が懸念される。このように、従来構成では、温度センサの防水性を向上して、温度検出装置の信頼性を向上する点において改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性を向上できる温度検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、一態様としての温度検出装置は、車両のドラムブレーキのブレーキシューに設けられる。前記温度検出装置は、前記ブレーキシューの温度を検出するための温度センサを備え、前記温度センサは、内部に芯線を収容するシースと、前記芯線に接続される補償導線と、前記芯線と前記補償導線との接続部分を覆うスリーブと、前記スリーブの内面と前記シースの外面及び前記補償導線の外面との間からの水の侵入を遮断する封止部材と、を有する。
【0007】
これによれば、封止部材によって、スリーブ内部への水の侵入を抑制できる。これにより、温度検出装置の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態によるドラムブレーキの構成の一例を概略的に示す図
第1実施形態による温度検出装置について、ブレーキシューに取り付けられた状態の一例を示す斜視図
第1実施形態による温度センサについて、スリーブ周辺の構成の一例を概略的に示す平面図
第1実施形態による温度センサについて、スリーブの先端側付近の構成の一例を拡大して示す断面図
第1実施形態による温度センサについて、スリーブの基端側付近の構成の一例を拡大して示す断面図
第2実施形態による温度センサについて、封止部材の構成の一例を概略的に示す部分断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
温度検出装置10は、例えばトラック、バス、及びトレーラ等の車両に搭載されるドラムブレーキ90のブレーキシュー92に設けられる。温度検出装置10は、ドラムブレーキ90の温度異常を検出するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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