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公開番号
2025128720
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025578
出願日
2024-02-22
発明の名称
通信装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人サトー
主分類
H04L
69/22 20220101AFI20250827BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】認証時間の削減を図ることができる通信装置を提供する。
【解決手段】ECU3は、CANFDフレームを送受信することができるバス5を介して他の装置との間で通信を行うものである。CANFDフレームのデータ部は、ClassicCANフレームを格納可能であるとともに動的に変化する。ECU3は、送受信部12、認証部13および切替部14を備える。送受信部12は、CANFDフレームを送受信する。認証部13は、送受信部12がCANFDフレームを受信したとき、その受信したCANFDフレームである今回受信フレームについてメッセージ認証を行うことができる。切替部14は、今回受信フレームを送信した他の装置から与えられる判断情報に基づいて、認証部13にメッセージ認証を実施させるか否かを動的に切り替える。判断情報は、今回受信フレームに含まれるClassicCANデータがどのようなデータであるのかを表す情報である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
CANFDフレームを送受信することができるバスを介して他の装置との間で通信を行う通信装置であって、
前記CANFDフレームのデータ部は、ClassicCANフレームを格納可能であるとともに動的に変化するようになっており、
前記CANFDフレームを送受信する送受信部(12)と、
前記送受信部が前記CANFDフレームを受信したとき、その受信した前記CANFDフレームである今回受信フレームについてメッセージ認証を行うことができる認証部(13)と、
前記今回受信フレームを送信した他の装置から与えられる判断情報に基づいて、前記認証部に前記メッセージ認証を実施させるか否かを動的に切り替える切替部(14)と、
を備え、
前記判断情報は、前記今回受信フレームに含まれるClassicCANデータがどのようなデータであるのかを表す情報である通信装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記切替部は、
前記判断情報に基づいて、前記今回受信フレームに自装置にとって必要なデータが含まれているか否かを判断し、
必要なデータが含まれていると判断した場合には前記認証部に前記メッセージ認証を実施させ、
必要なデータが含まれていないと判断した場合には前記認証部に前記メッセージ認証を実施させない請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記切替部は、
前記認証部に前記メッセージ認証を実施させた場合、前記今回受信フレームに含まれるデータを、所定の制御を実行する制御部(11)へと出力し、
前記メッセージ認証を実施しなかった場合、前記今回受信フレームを破棄する請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
さらに、前記送受信部が前記CANFDフレームを受信したとき、前記切替部による前記メッセージ認証の実施有無の切り替えに関係なく、前記今回受信フレームを他の装置に転送することができる転送部(15)を備える請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記判断情報は、前記送受信部が受信した前記CANFDフレームのうち前記今回受信フレームとは異なるフレームに含まれている請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記判断情報は、前記今回受信フレームに含まれている請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
さらに、前記送受信部が受信した前記CANFDフレームのデータ部を前記ClassicCANフレームに分解する分解部(16)を備え、
前記判断情報は、前記分解部により分解された前記ClassicCANフレームに含まれている請求項1に記載の通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、CANFDフレームを送受信することができるバスを介して他の装置との間で通信を行う通信装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば自動車などの車両における通信、つまり車両通信の方法の一つとして、CAN通信を挙げることができる。なお、CANは、Controller Area Networkの略称であり、登録商標である。近年、車両通信において、送受信するCANメッセージに認証子を付加することにより外部からの不正アタックを防ぐ技術が広く用いられるようになっている。しかしながら、認証を行うためには多くの処理が必要となり、認証時間を削減することが求められている。
【0003】
また、近年、車両通信において通信されるデータ量が増加傾向にあることから、CAN通信よりもデータ領域が大きくなったCANFD通信が採用されることも多くなってきた。本明細書では、従来のCANについて、CANFDとの区別を明確にするため、ClassicCANと称することがある。このような事情がある一方で、車両に搭載される電子制御装置の全てがCANFDに対応しているとは限らず、CANFDに対応していない電子制御装置も存在する。なお、本明細書では、電子制御装置のことをECUと省略することがある。
【0004】
そこで、現在では、CANFDフレームのデータ部にClassicCANフレームを格納して送受信を行うことにより、高速化が可能なCANFD対応のバスにおいてClassicCANフレームを束ねてCANFDフレームとして送信する、といった技術を導入した車両が登場してきている。以下、このような従来の技術のことを単に従来技術と称することがある。なお、上記した従来技術に関連するものとして、特許文献1には、Ethernetフレームの中にClassicCANフレームを格納するといった技術が開示されている。なお、Ethernetは、登録商標である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-91585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術において、CANFDフレームとClassicCANフレームとの組み合わせは静的に決まることになるが、通信毎にどういう順番で、どのClassicCANフレームが格納されるかは動的に変化することになる。従来技術では、このようなフレームに対し、メッセージ認証を行い、認証が成功した場合、つまり不正アタックにより送信されたメッセージではない場合、CANFDフレームをClassicCAN単位に分割して、自身の制御にデータを用いたり、隣のECUに対してフレームの転送を行ったりしている。
【0007】
従来技術では、所定のECUの受信対象となるCANFDフレームの中には、そのECU、つまり自装置としては不要なClassicCANフレームが含まれている場合もあることから、ClassicCAN単位に分割するタイミングで不要なフレームは制御に使うことなく破棄するという判断が行われるようになっている。また、従来技術では、CANFDフレーム自体、つまり中身のClassicCANフレームの全てが自装置として不要である場合、言い換えると、他のECUに転送するだけでよい場合、認証を行うことなく、転送処理だけが実施されるようになっている。このようなことから、従来技術では、認証を行うための時間が無駄になるケースが存在しており、認証時間の削減という点において改善の余地があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、認証時間の削減を図ることができる通信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の通信装置は、CANFDフレームを送受信することができるバスを介して他の装置との間で通信を行うものである。前記CANFDフレームのデータ部は、ClassicCANフレームを格納可能であるとともに動的に変化するようになっている。前記通信装置は、送受信部(12)と、認証部(13)と、切替部(14)と、を備える。
【0010】
前記送受信部は、前記CANFDフレームを送受信する。前記認証部は、前記送受信部が前記CANFDフレームを受信したとき、その受信した前記CANFDフレームである今回受信フレームについてメッセージ認証を行うことができる。前記切替部は、前記今回受信フレームを送信した他の装置から与えられる判断情報に基づいて、前記認証部に前記メッセージ認証を実施させるか否かを動的に切り替える。前記判断情報は、前記今回受信フレームに含まれるClassicCANデータがどのようなデータであるのかを表す情報である。
(【0011】以降は省略されています)
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