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公開番号
2025109533
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003477
出願日
2024-01-12
発明の名称
高さ測定装置、高さ測定方法、高さ測定プログラムおよび記録媒体
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01B
21/02 20060101AFI20250717BHJP(測定;試験)
要約
【課題】2個の高さ測定部のそれぞれが高さの測定を担当する測定点の存在範囲がY方向において互いに突出して重複している場合に、ワークの全測定点の高さを効率的に測定可能とする。
【解決手段】重複範囲Ro内の測定点Pの高さの測定を高さセンサ8a(第1高さ測定部)が先に開始してから高さセンサ8b(第2高さ測定部)が後に開始すると設定される(ステップS103)。そして、高さセンサ8aが担当する測定点Paのうち最もYb側の測定点Pa(位置Y2の測定点Pa)の高さを最初に測定するように測定手順を設定する(ステップS103)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
X方向および前記X方向に直交するY方向に移動可能で、複数の測定点が設けられたワークの前記測定点に対向しつつ前記測定点の高さを測定する第1高さ測定部と、
前記X方向および前記Y方向に移動可能で、前記ワークの前記測定点に対向しつつ前記測定点の高さを測定する第2高さ測定部と、
前記第2高さ測定部より前記Y方向の第1側で前記第1高さ測定部を前記X方向および前記Y方向に移動させる第1駆動部と、
前記第1高さ測定部より前記Y方向の前記第1側の逆の第2側で前記第2高さ測定部を前記X方向および前記Y方向に移動させる第2駆動部と、
前記複数の測定点のうち、前記第1高さ測定部に高さの測定を担当させる前記測定点と、前記第2高さ測定部に高さの測定を担当させる前記測定点とを設定し、前記第1高さ測定部が担当する前記測定点の高さの測定および前記第2高さ測定部が担当する前記測定点の高さの測定の手順を示す測定手順を設定する制御部と
を備え、
前記Y方向において、前記第1高さ測定部が前記測定点を測定するために移動する第1移動範囲の前記第2側の端が、前記第2高さ測定部が前記測定点を測定するために移動する第2移動範囲の前記第1側の端より第2側に位置する場合、
前記制御部は、前記Y方向において前記第1移動範囲の前記第2側の端と前記第2移動範囲の前記第1側の端との間の重複範囲内の前記測定点の高さの測定を前記第1高さ測定部が先に開始してから前記第2高さ測定部が後に開始するとともに、前記第1高さ測定部が担当する前記測定点のうち最も前記第2側の前記測定点の高さを最初に測定するように前記測定手順を設定する高さ測定装置。
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【請求項2】
前記第1高さ測定部が担当する前記測定点には、前記重複範囲内の前記測定点と前記重複範囲から外れた非重複先行範囲内の前記測定点とが含まれ、前記第1高さ測定部は、前記重複範囲内の前記測定点の高さの測定を終えてから、前記非重複先行範囲内の前記測定点の高さの測定を開始し、
前記第2高さ測定部が担当する前記測定点には、前記重複範囲内の前記測定点と前記重複範囲から外れた非重複後行範囲内の前記測定点とが含まれ、前記第2高さ測定部は、前記非重複後行範囲内の前記測定点の高さの測定を終えてから、前記重複範囲内の前記測定点の高さの測定を開始する請求項1に記載の高さ測定装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1高さ測定部が担当する前記測定点のうち前記重複範囲内に位置する前記測定点の測定を、前記Y方向において前記第2側の前記測定点から順番に実行するように前記測定手順を設定し、前記第2高さ測定部が担当する前記測定点のうち前記重複範囲内に位置する前記測定点の測定を、前記第2側の前記測定点から順番に実行するように前記測定手順を設定する請求項2に記載の高さ測定装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1側に向かうほど前記第1高さ測定部が高さの測定を担当する前記測定点の個数が増加するように前記測定手順を設定し、前記第1側に向かうほど前記第2高さ測定部が高さの測定を担当する前記測定点の個数が減少するように前記測定手順を設定する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の高さ測定装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1高さ測定部が前記測定点の測定を開始してから前記第2高さ測定部が前記測定点を開始するまでの時間に応じて、前記第1高さ測定部に測定を担当させる前記測定点の個数と、前記第2高さ測定部に測定を担当させる前記測定点の個数とを設定する請求項1に記載の高さ測定装置。
【請求項6】
X方向および前記X方向に直交するY方向に移動可能で、複数の測定点が設けられたワークの前記測定点に対向しつつ前記測定点の高さを測定する第1高さ測定部に高さの測定を担当させる前記測定点を前記複数の測定点のうちから設定する工程と、
前記X方向および前記Y方向に移動可能で、前記ワークの前記測定点に対向しつつ前記測定点の高さを測定する第2高さ測定部に高さの測定を担当させる前記測定点を前記複数の測定点のうちから設定する工程と、
前記第1高さ測定部が担当する前記測定点の高さの測定および前記第2高さ測定部が担当する前記測定点の高さの測定の手順を示す測定手順を設定する工程と、
前記第2高さ測定部より前記Y方向の第1側で前記第1高さ測定部を移動させて前記第1高さ測定部に担当する前記測定点の高さを前記測定手順に従って測定させる工程と、
前記第1高さ測定部より前記Y方向の前記第1側の逆の第2側で前記第2高さ測定部を移動させて前記第2高さ測定部に担当する前記測定点の高さを前記測定手順に従って測定させる工程と
を備え、
前記Y方向において、前記第1高さ測定部が前記測定点を測定するために移動する第1移動範囲の前記第2側の端が、前記第2高さ測定部が前記測定点を測定するために移動する第2移動範囲の前記第1側の端より第2側に位置する場合、前記Y方向において前記第1移動範囲の前記第2側の端と前記第2移動範囲の前記第1側の端との間の重複範囲内の前記測定点の高さの測定を前記第1高さ測定部が先に開始してから前記第2高さ測定部が後に開始するとともに、前記第1高さ測定部が担当する前記測定点のうち最も前記第2側の前記測定点の高さを最初に測定するように前記測定手順を設定する高さ測定方法。
【請求項7】
請求項6に記載の高さ測定方法をコンピュータに実行させる高さ測定プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載の高さ測定プログラムをコンピュータにより読み出し可能に記録する記録媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、ワークに設けられた測定点の高さを測定する技術に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、基板に設けられた複数の測定ポイントの高さを高さセンサで検出する部品実装機が示されている。この部品実装機は、それぞれX方向およびY方向に移動する2個の高さセンサを有し、各高さセンサが測定ポイントの高さを測定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6928527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
なお、2個の高さ測定部(高さセンサ)を備えた装置では、これらの干渉を防止するため、Y方向においてこれらを離しつつ測定点の測定を実行する必要がある。そのため、一方の高さ測定部が測定を担当する測定点のY方向における存在範囲と、他方の高さ測定部が測定を担当する測定点のY方向における存在範囲とがY方向に互いに突出して重複していると、一方の高さ測定部が重複範囲の測定点の高さを測定している間、他方の高さ測定部が重複範囲の測定点の高さの測定を待機するといった状況が発生しうる。そのため、2個の高さ測定部のそれぞれが測定点の高さの測定を終了する時刻が大きくずれて、ワークの全測定点の高さの測定に長時間を要する場合があった。
【0005】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、2個の高さ測定部のそれぞれが高さの測定を担当する測定点の存在範囲がY方向において互いに突出して重複している場合に、ワークの全測定点の高さを効率的に測定可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る高さ測定装置は、X方向およびX方向に直交するY方向に移動可能で、複数の測定点が設けられたワークの測定点に対向しつつ測定点の高さを測定する第1高さ測定部と、X方向およびY方向に移動可能で、ワークの測定点に対向しつつ測定点の高さを測定する第2高さ測定部と、第2高さ測定部よりY方向の第1側で第1高さ測定部をX方向およびY方向に移動させる第1駆動部と、第1高さ測定部よりY方向の第1側の逆の第2側で第2高さ測定部をX方向およびY方向に移動させる第2駆動部と、複数の測定点のうち、第1高さ測定部に高さの測定を担当させる測定点と、第2高さ測定部に高さの測定を担当させる測定点とを設定し、第1高さ測定部が担当する測定点の高さの測定および第2高さ測定部が担当する測定点の高さの測定の手順を示す測定手順を設定する制御部とを備え、Y方向において、第1高さ測定部が測定点を測定するために移動する第1移動範囲の第2側の端が、第2高さ測定部が測定点を測定するために移動する第2移動範囲の第1側の端より第2側に位置する場合、制御部は、Y方向において第1移動範囲の第2側の端と第2移動範囲の第1側の端との間の重複範囲内の測定点の高さの測定を第1高さ測定部が先に開始してから第2高さ測定部が後に開始するとともに、第1高さ測定部が担当する測定点のうち最も第2側の測定点の高さを最初に測定するように測定手順を設定する。
【0007】
本発明に係る高さ測定方法は、X方向およびX方向に直交するY方向に移動可能で、複数の測定点が設けられたワークの測定点に対向しつつ測定点の高さを測定する第1高さ測定部に高さの測定を担当させる測定点を複数の測定点のうちから設定する工程と、X方向およびY方向に移動可能で、ワークの測定点に対向しつつ測定点の高さを測定する第2高さ測定部に高さの測定を担当させる測定点を複数の測定点のうちから設定する工程と、第1高さ測定部が担当する測定点の高さの測定および第2高さ測定部が担当する測定点の高さの測定の手順を示す測定手順を設定する工程と、第2高さ測定部よりY方向の第1側で第1高さ測定部を移動させて第1高さ測定部に担当する測定点の高さを測定手順に従って測定させる工程と、第1高さ測定部よりY方向の第1側の逆の第2側で第2高さ測定部を移動させて第2高さ測定部に担当する測定点の高さを測定手順に従って測定させる工程とを備え、Y方向において、第1高さ測定部が測定点を測定するために移動する第1移動範囲の第2側の端が、第2高さ測定部が測定点を測定するために移動する第2移動範囲の第1側の端より第2側に位置する場合、Y方向において第1移動範囲の第2側の端と第2移動範囲の第1側の端との間の重複範囲内の測定点の高さの測定を第1高さ測定部が先に開始してから第2高さ測定部が後に開始するとともに、第1高さ測定部が担当する測定点のうち最も第2側の測定点の高さを最初に測定するように測定手順を設定する。
【0008】
本発明に係る高さ測定プログラムは、上記の高さ測定方法をコンピュータに実行させる。
【0009】
本発明に係る記録媒体は、上記の高さ測定プログラムをコンピュータにより読み出し可能に記録する。
【0010】
このように構成された本発明(高さ測定装置、高さ測定方法、高さ測定プログラムおよび記録媒体)では、Y方向において、第1高さ測定部が測定点を測定するために移動する第1移動範囲の第2側の端が、第2高さ測定部が測定点を測定するために移動する第2移動範囲の第1側の端より第2側に位置する場合(すなわち、重複範囲が存在する場合)には、Y方向において第1移動範囲の第2側の端と第2移動範囲の第1側の端との間の重複範囲内の測定点に対して、次のように測定手順が設定される。つまり、重複範囲内の測定点の高さの測定を第1高さ測定部が先に開始してから第2高さ測定部が後に開始すると設定される。そして、第1高さ測定部が担当する測定点のうち最も第2側の測定点の高さを最初に測定するように測定手順を設定する。そのため、重複範囲のうち、第2高さ測定部に最も近い測定点の第1高さ測定部による高さの測定を早期に完了して、当該測定点の近傍の測定点の第2高さ測定部による高さの測定が可能となる。その結果、第2高さ測定部が測定点の高さの測定を待機する期間の短縮化を図ることができる。こうして、2個の高さ測定部のそれぞれが高さの測定を担当する測定点の存在範囲がY方向において互いに突出して重複している場合に、ワークの全測定点の高さを効率的に測定することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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