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公開番号2025110262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024004099
出願日2024-01-15
発明の名称異物の評価方法
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 33/30 20060101AFI20250718BHJP(測定;試験)
要約【課題】液体中の異物を評価する際に、同じフィルタを用いて繰り返し異物の捕捉を行うことを可能とする。
【解決手段】液体に含まれる異物をろ過により捕捉し、捕捉した異物を評価する評価方法であって、上記ろ過に金属製のフィルタ11を使用する。液体は、例えば機械油である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体に含まれる異物をろ過により捕捉し、捕捉した異物を評価する評価方法であって、上記ろ過に金属製のフィルタを使用する、
異物の評価方法。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
液体に含まれる異物をろ過により捕捉し、捕捉した異物を評価する評価方法であって、
液体を案内する流路を備え、その流路に沿って複数のフィルタを直列に配置して上記ろ過を行い、
上記複数のフィルタのメッシュサイズは、相対的に、上流側のフィルタよりも下流側のフィルタの方が小さく、
更に、上記複数のフィルタの少なくとも一つのフィルタが、金属製のフィルタからなる、
異物の評価方法。
【請求項3】
上記液体に含まれる異物の少なくとも一部が金属であり、
上記捕捉した異物を、恒温環境下で予め設定した保持時間加熱を行い、その加熱による異物の色の変化から異物の材質を推定する、
請求項1に記載した異物の評価方法。
【請求項4】
異物を捕捉した上記金属製のフィルタと共に、異物を恒温環境下に設置する、
請求項3に記載した異物の評価方法。
【請求項5】
上記金属製のフィルタは、耐熱温度が300℃以上の材質で作製されている、
請求項4に記載した異物の評価方法。
【請求項6】
上記金属製のフィルタは、上記恒温環境下の温度まで加熱し、常温に戻す温度変化により不可逆反応が発生しない材料で作製されている、
請求項4に記載した異物の評価方法。
【請求項7】
異物を加熱する恒温環境下を、炉を用いて実現する、
請求項3に記載した異物の評価方法。
【請求項8】
上記恒温環境下を目的の温度まで昇温後に、捕捉した異物を上記恒温環境下に設置して、上記保持時間保持する、
請求項3に記載した異物の評価方法。
【請求項9】
上記フィルタに、格子状のフィルタを用いる、
請求項1に記載した異物の評価方法。
【請求項10】
上記液体に含まれる異物の少なくとも一部が金属であり、
上記金属製のフィルタは、磁化している、
請求項1~請求項9のいずれか1項に記載した異物の評価方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体中の異物を捕捉し、液中に含まれる異物の性状を評価する異物の評価方法に関する。本発明は、使用により摩耗粉や粉塵などの異物が含有した機械油などの液体から抽出(ろ過)した異物を評価する。このため、本発明は、例えば、液体の汚染度などの性状分析への適用に好適な技術である。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
生産設備の機械構成部品に用いられている作動油、潤滑油、グリース等の機械油(機械用油脂)は、設備の稼働によって、機械油中に摩耗粉や粉塵などの異物(汚染物)が含有する。このような異物が含有した機械油の評価方法としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載された分析方法がある。
【0003】
特許文献1には、機械油をろ過することで捕捉された汚染物(異物)の質量を測定することで、機械油の汚染度を評価することが記載されている。また、捕捉した汚染物(異物)の外観観察や磁性の有無によって、汚染物とその汚染物の発生部位を特定することが記載されている。また、汚染度が高いなどの機械油の場合、メッシュサイズが異なるフィルタを用いて、ろ過を複数回繰り返すことが記載されている。また、汚染物を270℃~400℃の範囲で段階的に加熱処理を行って、汚染物の色の変化からその汚染物の材質を特定することが記載されている。
【0004】
特許文献2には、機械油に対しフェログラフィー法によりフェログラムを作成し、所定の温度間隔で加熱処理を行うことで、機械油中に含有していた摩耗粉を変色せしめることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-263786号公報
特開昭64-41859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の方法では、異物を異なる粒子径に分類するためには、ろ過用の器具に装着するフィルタを代えながら、複数回、ろ過処理を行う必要がある。
しかし、市販されている液体分析用のフィルタは樹脂製のフィルタしかなく、このフィルタは使い捨ての製品である。すなわち、従来の方法では、使用するフィルタはセルロース製やナイロン(商標名)製であるため、同じフィルタを用いて繰り返しろ過を行うことを想定していないという課題がある。
【0007】
本発明は、上記のような知見に着目してなされたものである。そして、本発明は、液体中の異物を評価する際に、同じフィルタを用いて繰り返し異物の捕捉を行うことを簡易に可能とすることを目的の一つとしている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
課題解決のために、本発明の一態様は、液体に含まれる異物をろ過により捕捉し、捕捉した異物を評価する評価方法であって、上記ろ過に金属製のフィルタを使用する、異物の評価方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の態様によれば、液体中の異物を捕捉するために、同一のフィルタを使用して繰り返し液体のろ過が可能となる。
また、金属製のフィルタは、樹脂製のフィルタに比べ、異物除去の洗浄が簡易であると共に、耐熱性も有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に基づく実施形態に係る異物の評価方法の処理手順の例を示す図である。
本発明に基づく実施形態に係るろ過用の器具の例を示す模式図である。
格子状の目のフィルタの例を示す模式図である。
恒温環境下を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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