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公開番号2025110775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004814
出願日2024-01-16
発明の名称通信装置および通信システム
出願人TDK株式会社
代理人弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類H04L 61/5038 20220101AFI20250722BHJP(電気通信技術)
要約【課題】シンプルな方法で識別子を設定することができる通信装置を得る。
【解決手段】本開示の一実施の形態に係る通信装置は、第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第1の制御信号に基づいて、第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第2の制御信号を生成可能な信号生成回路と、通信バスに接続され、自装置の識別子の設定を指示する識別子設定コマンドを受信可能な通信インタフェースと、第1の制御信号が第1の論理レベルであり、かつ識別子設定コマンドに基づいて識別子をまだ設定していない場合に、識別子設定コマンドに基づいて識別子を設定可能な処理回路とを備える。信号生成回路は、処理回路が識別子設定コマンドに基づいて識別子をまだ設定していない場合に、第2の制御信号を第2の論理レベルに設定可能であり、処理回路が識別子設定コマンドに基づいて識別子を設定した後に、第2の制御信号を第1の論理レベルに設定可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第1の制御信号に基づいて、前記第1の論理レベルおよび前記第2の論理レベルを含む第2の制御信号を生成可能な信号生成回路と、
通信バスに接続され、自装置の識別子の設定を指示する識別子設定コマンドを受信可能な通信インタフェースと、
前記第1の制御信号が前記第1の論理レベルであり、かつ前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子をまだ設定していない場合に、前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子を設定可能な処理回路と
を備え、
前記信号生成回路は、
前記処理回路が前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子をまだ設定していない場合に、前記第2の制御信号を前記第2の論理レベルに設定可能であり、
前記処理回路が前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子を設定した後に、前記第2の制御信号を前記第1の論理レベルに設定可能である
通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記処理回路は、前記識別子が所定の初期値であるかどうかを確認することにより、前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子を設定したかどうかを判定可能である
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記処理回路は、前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子を設定したかどうかを示すフラグデータを記憶可能である
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記第1の制御信号および前記第2の制御信号は、電源信号であり、
前記処理回路は、前記第1の制御信号に基づいて動作可能であり、
前記第1の論理レベルは電源電圧レベルであり、
前記第2の論理レベルは接地電圧レベルである
請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記処理回路は、他の装置の識別子の設定を指示する識別子設定コマンドを生成可能であり、
前記通信インタフェースは、前記処理回路が生成した前記識別子設定コマンドを、前記通信バスを介して送信可能である
請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
通信バスと
前記通信バスに接続された複数の通信装置と
を備え、
前記複数の通信装置のそれぞれは、
第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第1の制御信号に基づいて、前記第1の論理レベルおよび前記第2の論理レベルを含む第2の制御信号を生成可能な信号生成回路と、
前記通信バスに接続され、自装置の識別子の設定を指示する識別子設定コマンドを受信可能な通信インタフェースと、
前記第1の制御信号が前記第1の論理レベルであり、かつ前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子をまだ設定していない場合に、前記識別子設定コマンドに基づいて、前記識別子を設定可能な処理回路と
を有し、
前記複数の通信装置のそれぞれにおいて、
前記信号生成回路は、
前記処理回路が前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子をまだ設定していない場合に、前記第2の制御信号を前記第2の論理レベルに設定可能であり、
前記処理回路が前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子を設定した後に、前記第2の制御信号を前記第1の論理レベルに設定可能であり、
前記複数の通信装置のうちの所定の通信装置以外の1以上の通信装置のそれぞれの前記信号生成回路は、生成した前記第2の制御信号を、その通信装置以外の通信装置の前記信号生成回路に対して、前記第1の制御信号として供給可能である
通信システム。
【請求項7】
前記通信バスに接続され、前記複数の通信装置にそれぞれ対応する複数の前記識別子設定コマンドを、前記通信バスを介して順次送信可能な制御用通信装置をさらに備えた
請求項6に記載の通信システム。
【請求項8】
前記制御用通信装置は、前記所定の通信装置の前記信号生成回路が生成した前記第2の制御信号に基づいて前記識別子設定コマンドの送信を停止可能である
請求項7に記載の通信システム。
【請求項9】
前記1以上の通信装置のそれぞれにおいて、
前記処理回路は、前記複数の通信装置のうちの前記識別子設定コマンドに基づいて前記識別子がまだ設定されていない通信装置に対応する前記識別子設定コマンドを生成可能であり、
前記通信インタフェースは、前記処理回路が生成した前記識別子設定コマンドを、前記通信バスを介して送信可能である
請求項6に記載の通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信バスを用いて通信を行う通信装置および通信システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
通信システムには、通信バスを介して複数の通信装置の間で通信を行うものがある。このような通信システムでは、しばしば、通信バスに接続された複数の通信装置の識別子を用いて、通信が行われる。例えば、特許文献1には、バスに接続された複数のスレーブデバイスのうちの1つを選択する選択回路を設け、この選択回路により選択されたスレーブデバイスの識別子を設定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-46104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通信システムでは、シンプルな方法で、通信バスに接続された複数の通信装置の識別子を設定することが望まれている。
【0005】
シンプルな方法で識別子を設定することができる通信装置および通信システムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施の形態に係る通信装置は、信号生成回路と、通信インタフェースと、処理回路とを備えている。信号生成回路は、第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第1の制御信号に基づいて、第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第2の制御信号を生成可能なものである。通信インタフェースは、通信バスに接続され、自装置の識別子の設定を指示する識別子設定コマンドを受信可能なものである。処理回路は、第1の制御信号が第1の論理レベルであり、かつ識別子設定コマンドに基づいて識別子をまだ設定していない場合に、識別子設定コマンドに基づいて識別子を設定可能なものである。信号生成回路は、処理回路が識別子設定コマンドに基づいて識別子をまだ設定していない場合に、第2の制御信号を第2の論理レベルに設定可能であり、処理回路が識別子設定コマンドに基づいて識別子を設定した後に、第2の制御信号を第1の論理レベルに設定可能である。
【0007】
本発明の一実施の形態に係る通信システムは、通信バスと、通信バスに接続された複数の通信装置とを備えている。複数の通信装置のそれぞれは、信号生成回路と、通信インタフェースと、処理回路とを備えている。信号生成回路は、第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第1の制御信号に基づいて、第1の論理レベルおよび第2の論理レベルを含む第2の制御信号を生成可能なものである。通信インタフェースは、通信バスに接続され、自装置の識別子の設定を指示する識別子設定コマンドを受信可能なものである。処理回路は、第1の制御信号が第1の論理レベルであり、かつ識別子設定コマンドに基づいて識別子をまだ設定していない場合に、識別子設定コマンドに基づいて識別子を設定可能なものである。複数の通信装置のそれぞれにおいて、信号生成回路は、処理回路が識別子設定コマンドに基づいて識別子をまだ設定していない場合に、第2の制御信号を第2の論理レベルに設定可能であり、処理回路が識別子設定コマンドに基づいて識別子を設定した後に、第2の制御信号を第1の論理レベルに設定可能である。複数の通信装置のうちの所定の通信装置以外の1以上の通信装置のそれぞれの信号生成回路は、生成した第2の制御信号を、その通信装置以外の通信装置の信号生成回路に対して、第1の制御信号として供給可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る通信装置および通信システムによれば、シンプルな方法で識別子を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信システムが用いられた装置システムの一構成例を表すブロック図である。
図2は、第1の実施の形態に係る通信装置の一構成例を表す回路図である。
図3は、第1の実施の形態に係る通信システムの一構成例を表す回路図である。
図4は、図3に示した通信システムの一動作例を表すタイミング図である。
図5Aは、図3に示した通信システムの一動作状態を表す説明図である。
図5Bは、図3に示した通信システムの他の一動作状態を表す説明図である。
図5Cは、図3に示した通信システムの他の一動作状態を表す説明図である。
図5Dは、図3に示した通信システムの他の一動作状態を表す説明図である。
図6は、第1の実施の形態の変形例に係る通信システムの一構成例を表す回路図である。
図7は、図6に示した通信装置の一構成例を表す回路図である。
図8は、第1の実施の形態の他の変形例に係る通信装置の一構成例を表す回路図である。
図9は、第1の実施の形態の他の変形例に係る通信システムの一動作例を表すタイミング図である。
図10は、第1の実施の形態の変形例に係る通信システムの一構成例を表す回路図である。
図11は、第2の実施の形態に係る通信システムの一構成例を表す回路図である。
図12は、図11に示した通信装置の一構成例を表す回路図である。
図13は、図11に示した通信システムの一動作例を表すタイミング図である。
図14Aは、図11に示した通信システムの一動作状態を表す説明図である。
図14Bは、図11に示した通信システムの他の一動作状態を表す説明図である。
図14Cは、図11に示した通信システムの他の一動作状態を表す説明図である。
図14Dは、図11に示した通信システムの他の一動作状態を表す説明図である。
図15は、第3の実施の形態に係る通信システムの一構成例を表す回路図である。
図16は、図15に示した通信装置の一構成例を表す回路図である。
図17は、図15に示した通信システムの一動作例を表すタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
(【0011】以降は省略されています)

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