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公開番号
2025110936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024004990
出願日
2024-01-17
発明の名称
測定装置
出願人
愛知時計電機株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
G01P
5/26 20060101AFI20250723BHJP(測定;試験)
要約
【課題】血液の流速を精度良く測定することができる技術を提供する。
【解決手段】処理装置は、時刻t
n
にサンプリングする受光信号が第1受光信号であり、時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が第2受光信号であり、時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号が第1受光信号である場合は、第1周波数スペクトルと、第2周波数スペクトルと、第3周波数スペクトルとに基づいて、時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が第1受光信号であると仮定する場合の周波数スペクトルである第4周波数スペクトルを推定してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1レーザー光と、前記第1レーザー光と交差する第2レーザー光とを血液に照射する照射装置と、
前記照射装置によって照射された前記第1レーザー光と前記第2レーザー光との少なくとも一方が血液に当たることにより生じる散乱光を受光する受光装置と、
処理装置と、を備え、
前記受光装置は、受光する散乱光に応じた受光信号を出力し、
前記処理装置は、
前記第1レーザー光及び前記第2レーザー光の両方が血液に当たることにより生じる散乱光による受光信号である第1受光信号と、前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光の一方が血液に当たることにより生じる散乱光による受光信号である第2受光信号とをサンプリングし、
任意の時刻t
n
にサンプリングする受光信号の周波数スペクトルである第1周波数スペクトルと、前記時刻t
n
よりも前の時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号の周波数スペクトルである第2周波数スペクトルと、前記時刻t
n-1
よりも前の時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号の周波数スペクトルである第3周波数スペクトルと、を生成し、
前記時刻t
n
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号であり、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号であり、前記時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号である場合は、前記第1周波数スペクトルと、前記第2周波数スペクトルと、前記第3周波数スペクトルとに基づいて、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号であると仮定する場合の周波数スペクトルである第4周波数スペクトルを推定し、
前記時刻t
n
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号であり、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号であり、前記時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号である場合は、前記第1周波数スペクトルと、前記第2周波数スペクトルと、前記第3周波数スペクトルとに基づいて、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号であると仮定する場合の周波数スペクトルである第5周波数スペクトルを推定する、測定装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記処理装置は、前記第2周波数スペクトルと、前記第4周波数スペクトル又は前記第5周波数スペクトルとに基づいてドップラーシフト周波数を特定し、特定した前記ドップラーシフト周波数に基づいて血液の流速を特定する、請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記処理装置は、前記第2周波数スペクトルの収束値近傍点に基づいて、前記第4周波数スペクトルの収束値近傍点又は前記第5周波数スペクトルの収束値近傍点を特定する、請求項1又は2に記載の測定装置。
【請求項4】
第1レーザー光と、前記第1レーザー光と交差する第2レーザー光とを血液に照射する照射装置と、
前記照射装置によって照射された前記第1レーザー光と前記第2レーザー光とが血液に当たることにより生じる散乱光を受光する受光装置と、
処理装置と、を備え、
前記受光装置は、受光する散乱光に応じた受光信号を出力し、
前記処理装置は、
前記受光装置が出力する受光信号に基づいて、前記第1レーザー光及び前記第2レーザー光の両方が血液に当たることにより生じる散乱光による受光信号の周波数スペクトルである第6周波数スペクトルを生成し、
生成した前記第6周波数スペクトルに基づいて、前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光の一方が血液に当たると仮定する場合の散乱光による受光信号の周波数スペクトルである第7周波数スペクトルを推定する、測定装置。
【請求項5】
前記処理装置は、前記第6周波数スペクトルと前記第7周波数スペクトルとに基づいてドップラーシフト周波数を特定し、特定した前記ドップラーシフト周波数に基づいて血液の流速を特定する、請求項4に記載の測定装置。
【請求項6】
前記処理装置は、前記第6周波数スペクトルのピーク点と収束値近傍点とを結ぶ直線に基づいて前記第7周波数スペクトルを推定する、請求項4又は5に記載の測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、測定装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドップラーシフト周波数に基づいて血液の流速を特定する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-028891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
血液の流速を測定する際に2つのレーザー光(第1レーザー光と第2レーザー光)を用いることがある。この方法では、第1レーザー光及び第2レーザー光の両方を血液に照射したときに得られる周波数スペクトルと、第1レーザー光又は第2レーザー光の一方を血液に照射したときに得られる周波数スペクトルとに基づいて血液の流速を特定する。
【0005】
しかしながら、例えば心臓の脈動等により血液の流速が変動すると、第1レーザー光及び第2レーザー光の両方が血液に照射されたときの血液の流速と、第1レーザー光又は第2レーザー光の一方が血液に照射されたときの血液の流速とが異なることがある。そうすると、血液の流速を特定するときに、異なる流速における2つの周波数スペクトルに基づいて血液の流速を特定することになり、血液の流速を精度良く測定することができないことがある。そこで本明細書は、血液の流速を精度良く測定することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様では、測定装置が、第1レーザー光と、前記第1レーザー光と交差する第2レーザー光とを血液に照射する照射装置と、前記照射装置によって照射された前記第1レーザー光と前記第2レーザー光との少なくとも一方が血液に当たることにより生じる散乱光を受光する受光装置と、処理装置と、を備えている。前記受光装置は、受光する散乱光に応じた受光信号を出力する。前記処理装置は、前記第1レーザー光及び前記第2レーザー光の両方が血液に当たることにより生じる散乱光による受光信号である第1受光信号と、前記第1レーザー光又は前記第2レーザー光の一方が血液に当たることにより生じる散乱光による受光信号である第2受光信号とをサンプリングし、任意の時刻t
n
にサンプリングする受光信号の周波数スペクトルである第1周波数スペクトルと、前記時刻t
n
よりも前の時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号の周波数スペクトルである第2周波数スペクトルと、前記時刻t
n-1
よりも前の時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号の周波数スペクトルである第3周波数スペクトルと、を生成し、前記時刻t
n
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号であり、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号であり、前記時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号である場合は、前記第1周波数スペクトルと、前記第2周波数スペクトルと、前記第3周波数スペクトルとに基づいて、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号であると仮定する場合の周波数スペクトルである第4周波数スペクトルを推定してもよい。前記処理装置は、前記時刻t
n
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号であり、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第1受光信号であり、前記時刻t
n-2
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号である場合は、前記第1周波数スペクトルと、前記第2周波数スペクトルと、前記第3周波数スペクトルとに基づいて、前記時刻t
n-1
にサンプリングする受光信号が前記第2受光信号であると仮定する場合の周波数スペクトルである第5周波数スペクトルを推定してもよい。
【0007】
この構成によれば、例えば心臓の脈動等により血液の流速が変動することにより、第1レーザー光及び第2レーザー光の両方が血液に当たるときの血液の流速と、第1レーザー光又は第2レーザー光の一方が血液に当たるときの血液の流速とが異なるとしても、複数の時刻t
n
、t
n-1
、t
n-2
における周波数スペクトルに基づいて時刻t
n-1
における第4周波数スペクトルを推定することにより、同じ時刻t
n-1
における第1受光信号の周波数スペクトル(第2周波数スペクトル又は第4周波数スペクトル)と第2受光信号の周波数スペクトル(第2周波数スペクトル又は第5周波数スペクトル)とを求めることができる。これにより、血液の流速を精度良く測定することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記処理装置は、前記第2周波数スペクトルと、前記第4周波数スペクトル又は前記第5周波数スペクトルとに基づいてドップラーシフト周波数を特定し、特定した前記ドップラーシフト周波数に基づいて血液の流速を特定してもよい。
【0009】
この構成によれば、同じ時刻t
n-1
における第1受光信号の周波数スペクトルと第2受光信号の周波数スペクトルとを用いて測定対象の血液の流速を特定することができる。これにより、血液の流速を精度良く測定することができる。
【0010】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記処理装置は、前記第2周波数スペクトルの収束値近傍点に基づいて、前記第4周波数スペクトルの収束値近傍点又は前記第5周波数スペクトルの収束値近傍点を特定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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