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公開番号2025111008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005132
出願日2024-01-17
発明の名称サーバ、サーバのためのコンピュータプログラム、および、通信システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G06Q 30/0208 20230101AFI20250723BHJP(計算;計数)
要約【課題】デバイスにおいて特定のソフトウェアのバージョンの更新を促進する。
【解決手段】
サーバは、サービスの利用に関する利用権限を示す権限情報を格納する。サーバは、デバイスで用いられる特定のソフトウェアの推奨バージョンと、デバイスに格納済みの特定のソフトウェアの現在のバージョンと、が一致する場合、もしくは、デバイスで用いられる特定のソフトウェアの更新をユーザの指示を受けることなく自動的に行うことを許容する自動更新設定が、ユーザの指示に基づいて無効から有効に設定変更された場合に、報酬として付与すべき権限であってサービスの利用権限に関する権限である報酬権限を決定する。サーバは、報酬権限の決定後に、報酬権限が有効になるように、特定のデバイスに対応付けられる権限情報を更新する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
サービスの利用に用いられるデバイスと通信可能に接続されるサーバであって、
前記サービスの利用に関する利用権限を示す権限情報を格納する第1格納部であって、前記権限情報は、前記デバイスを識別する識別情報と対応付けられている、第1格納部と、
前記デバイスで用いられる特定のソフトウェアの推奨バージョンを示す推奨バージョン情報を格納する第2格納部であって、前記推奨バージョン情報は、前記デバイスの種別を示す種別情報と対応付けられており、前記推奨バージョンは、前記デバイスにおいて前記特定のソフトウェアを少なくとも一度更新することによって得られるバージョンである、第2格納部と、
特定のデバイスから、前記識別情報を含むデバイス情報と、前記特定のデバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアの現在のバージョンを特定するための現在バージョン情報と、を受信する受信部と、
前記デバイス情報と前記推奨バージョン情報とに基づく前記特定のソフトウェアの前記推奨バージョンと、前記現在バージョン情報に基づく前記特定のソフトウェアの前記現在のバージョンと、が一致する場合に、前記特定のデバイスに対して前記特定のソフトウェアの更新に対する報酬として付与すべき権限であって前記利用権限に関する権限である報酬権限を決定する報酬決定部と、
前記報酬権限の決定後に、前記報酬権限が有効になるように、前記第1格納部において前記特定のデバイスに対応付けられる前記権限情報を更新する権限情報更新部と、
を備える、サーバ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
前記特定のデバイスのための前記推奨バージョンを特定する推奨特定部と、
前記特定のデバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアのバージョンと、前記推奨バージョンと、が異なる場合に、前記特定のデバイスからユーザの指示に基づいて送信される前記特定のソフトウェアの更新要求に応じて、前記特定のデバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアのバージョンが前記推奨バージョンになるように、前記特定のデバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアを更新させる更新部と、
前記特定のデバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアを更新させた後に、前記報酬決定部は、前記報酬権限を決定する、サーバ。
【請求項3】
請求項1に記載のサーバであって、
前記特定のデバイスにおいて前記特定のソフトウェアが前記推奨バージョンに更新された更新日時が、前記特定のソフトウェアが前記推奨バージョンに更新可能になった日時から起算される第1期間内であるか否かを判断する更新日時判断部を備え、
前記報酬決定部は、前記更新日時が前記第1期間内である場合に前記更新日時が前記第1期間外である場合よりも多い報酬を付与するように、前記報酬権限を決定する、サーバ。
【請求項4】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
前記報酬権限が有効になるように前記特定のデバイスに対応付けられる前記権限情報を更新した後に、所定の無効条件が満たされるか否かを判断する無効判断部と、
前記権限情報更新部は、前記無効条件が満たされる場合に、有効にされた前記報酬権限が無効になるように前記特定のデバイスに対応付けられる前記権限情報を更新する、サーバ。
【請求項5】
請求項4に記載のサーバであって、
前記無効条件は、前記特定のソフトウェアが前記推奨バージョンに更新可能になった日時から第2期間が経過したことを含む、サーバ。
【請求項6】
請求項4に記載のサーバであって、さらに、
前記特定のソフトウェアの前記推奨バージョンを変更するために、前記第2格納部に格納される前記推奨バージョン情報を変更する推奨バージョン変更部を備え、
前記無効条件は、前記推奨バージョンが変更されたことと、前記推奨バージョンが変更されてから第3期間が経過したことと、のいずれかを含む、サーバ。
【請求項7】
請求項4に記載のサーバであって、
前記特定のデバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアが前記推奨バージョンに更新された日時から第4期間が経過したことを含む、サーバ。
【請求項8】
請求項1に記載のサーバであって、さらに、
前記特定のデバイスにおける前記特定のソフトウェアの複数回に更新に関する情報である更新履歴情報を取得する履歴情報取得部を備え、
前記報酬決定部は、前記更新履歴情報に基づいて、前記報酬権限を決定する、サーバ。
【請求項9】
請求項8に記載のサーバであって、
前記報酬決定部は、
前記特定のデバイスにおいて過去に前記特定のソフトウェアが前記推奨バージョンに更新された更新回数が第1の回数である場合に、第1の報酬を付与するように前記報酬権限を決定し、
前記更新回数が前記第1の回数より多い第2の回数である場合に、前記第1の報酬よりも多い第2の報酬を付与するように前記報酬権限を決定する、サーバ。
【請求項10】
請求項1に記載のサーバであって、
前記デバイスは、プリンタであり、
前記利用権限は、印刷サービスを利用して印刷を行う印刷権限を含み、
前記報酬権限は、特定枚数分の前記印刷権限である報酬印刷権限、または、前記報酬印刷権限を取得する取得権限を含む、サーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、サーバ、サーバのためのコンピュータプログラム、および、通信システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パーソナルコンピュータなどの機器からセキュリティ設定に関する情報を収集する監視装置が開示されている。この監視装置は、セキュリティ対策が適切に行われているかを評価した適切度を機器ごとに算出する。監視装置は、適切度に応じてユーザに対して付与すべきインセンティブの量を決定し、決定されたインセンティブの量をユーザに通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7158357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書は、サービスの利用に用いられるデバイスにおいて特定のソフトウェアのバージョンの更新を促進できる新たな技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0006】
[適用例1]サービスの利用に用いられるデバイスと通信可能に接続されるサーバであって、前記サービスの利用に関する利用権限を示す権限情報を格納する第1格納部であって、前記権限情報は、前記デバイスを識別する識別情報と対応付けられている、第1格納部と、前記デバイスで用いられる特定のソフトウェアの推奨バージョンを示す推奨バージョン情報を格納する第2格納部であって、前記推奨バージョン情報は、前記デバイスの種別を示す種別情報と対応付けられており、前記推奨バージョンは、前記デバイスにおいて前記特定のソフトウェアを少なくとも一度更新することによって得られるバージョンである、第2格納部と、特定のデバイスから、前記識別情報を含むデバイス情報と、前記特定デバイスに格納済みの前記特定のソフトウェアの現在のバージョンを特定するための現在バージョン情報と、を受信する受信部と、前記デバイス情報と前記推奨バージョン情報とに基づく前記特定のソフトウェアの前記推奨バージョンと、前記現在バージョン情報に基づく前記特定のソフトウェアの前記現在のバージョンと、が一致する場合に、前記特定のデバイスに対して前記特定のソフトウェアの更新に対する報酬として付与すべき権限であって前記利用権限に関する権限である報酬権限を決定する報酬決定部と、前記報酬権限の決定後に、前記報酬権限が有効になるように、前記第1格納部において前記特定のデバイスに対応付けられる前記権限情報を更新する権限情報更新部と、を備える、サーバ。
【0007】
上記構成によれば、特定のソフトウェアのバージョンを少なくとも一度更新することによって得られる推奨バージョンと、特定のデバイスにおける特定のソフトウェアの現在のバージョンとが一致する場合に、特定のソフトウェアの更新に対する報酬として、サービスの利用に関する利用権限をデバイスに対して付与できる。この結果、デバイスにおいて特定のソフトウェアを更新する誘因を、該デバイスのユーザに与えることができるので、サービスの利用に用いられるデバイスにおいて特定のソフトウェアのバージョンの更新を促進できる。
【0008】
[適用例2]サービスの利用に用いられるデバイスと通信可能に接続されるサーバであって、前記サービスの利用に関する利用権限を示す権限情報を格納する格納部であって、前記権限情報は、前記デバイスを識別する識別情報と対応付けられている、格納部と、特定のデバイスで用いられる特定のソフトウェアのバージョンの更新をユーザの指示を受けることなく自動的に行うことを許容する自動更新設定が、ユーザの指示に基づいて無効から有効に設定変更された場合に、前記自動更新設定が無効から有効に設定変更されたことを示す通知を前記特定のデバイスから受信する受信部と、前記通知を受信する場合に、前記特定のデバイスに対して前記自動更新設定の前記設定変更に対する報酬として付与すべき権限であって前記利用権限に関する権限である報酬権限を決定する報酬決定部と、前記報酬権限の決定後に、前記報酬権限が有効になるように、前記格納部において前記特定のデバイスに対応付けられる前記権限情報を更新する権限情報更新部と、を備える、サーバ。
【0009】
上記構成によれば、特定のソフトウェアのバージョンの更新をユーザの指示を受けることなく自動的に行うことを許容する自動更新設定がユーザの操作に基づいて無効から有効に設定変更された場合に、該設定変更に対する報酬として、サービスの利用に関する利用権限をデバイスに対して付与できる。この結果、デバイスにおいて自動更新設定を有効にする誘因を、該デバイスのユーザに与えることができるので、サービスの利用に用いられるデバイスにおいて特定のソフトウェアのバージョンの更新を促進できる。
【0010】
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、サーバにおける方法、サーバとデバイスとを含む通信システム、これらのサーバ、方法、通信システム、あるいは、デバイスの機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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