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公開番号2025112492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006747
出願日2024-01-19
発明の名称窒化物半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 30/47 20250101AFI20250725BHJP()
要約【課題】窒化物半導体装置のオンオフ動作を安定化させること。
【解決手段】窒化物半導体装置10は、絶縁性を有する第1表面41を含む基板40と、第1表面41上に設けられた第1金属層50Aと、第1金属層50A上に設けられ、第1窒化物半導体層24、第1ソース電極22、第1ドレイン電極23、および第1ゲート電極21を有する第1トランジスタ20と、第1トランジスタ20を覆う絶縁層140と、絶縁層140上に設けられ、第1ソース電極22と電気的に接続された第1電極130と、を備える。絶縁層140には、絶縁層140をZ軸方向に貫通して第1金属層50Aの第1接続領域52Aに到達する第1開口部141が設けられている。第1開口部141内には、第1電極130と第1接続領域52Aとを電気的に接続する第1接続部131が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性を有する第1表面を含む基板と、
前記第1表面上に設けられた第1金属層と、
前記第1金属層上に設けられ、第1窒化物半導体層、第1ソース電極、第1ドレイン電極、および第1ゲート電極を有する第1トランジスタと、
前記第1トランジスタを覆う絶縁層と、
前記絶縁層上に設けられ、前記第1ソース電極と電気的に接続された第1電極と、
を備え、
前記第1窒化物半導体層は、前記第1金属層と接しており、
前記第1金属層は、上方から視て、前記第1トランジスタから第1方向にはみ出している第1接続領域を有し、
前記絶縁層には、当該絶縁層を前記基板の厚さ方向に貫通して前記第1接続領域に到達する第1開口部が設けられており、
前記第1開口部内には、前記第1電極と前記第1接続領域とを電気的に接続する第1接続部が設けられている
窒化物半導体装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1表面上に設けられ、前記第1金属層から離隔して設けられた第2金属層と、
前記第2金属層上に設けられ、第2窒化物半導体層、第2ソース電極、第2ドレイン電極、および第2ゲート電極を有し、前記絶縁層によって覆われた第2トランジスタと、
を備え、
前記第2トランジスタは、前記第1開口部によって前記第1トランジスタから前記第1方向に離隔して設けられており、
前記第2ドレイン電極は、前記第1電極と電気的に接続されている
請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項3】
前記第1接続部は、前記第1ソース電極と前記第2ドレイン電極との前記第1方向の間に配置されている
請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項4】
前記絶縁層上に設けられ、前記第2ソース電極と電気的に接続された第2電極を備え、
前記第2金属層は、上方から視て、前記第2トランジスタのうち前記第1トランジスタとは反対側からはみ出している第2接続領域を有し、
前記絶縁層には、当該絶縁層を前記厚さ方向に貫通して前記第2接続領域に到達する第2開口部が設けられており、
前記第2開口部内には、前記第2電極と前記第2接続領域とを電気的に接続する第2接続部が設けられている
請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項5】
前記絶縁層上に設けられ、前記第2ソース電極と電気的に接続された第2電極を備え、
前記第2金属層は、上方から視て、前記第2トランジスタのうち前記第1トランジスタに向けてはみ出している第2接続領域を有し、
前記絶縁層には、当該絶縁層を前記厚さ方向に貫通して前記第2接続領域に到達する第2開口部が設けられており、
前記第2開口部内には、前記第2電極と前記第2接続領域とを電気的に接続する第2接続部が設けられている
請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項6】
前記第1窒化物半導体層は、
前記第1金属層上に設けられ、窒化物半導体によって構成された第1基板側窒化物半導体層と、
前記第1基板側窒化物半導体層上に設けられ、前記第1基板側窒化物半導体層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された第1電子供給層と、
前記第1電子供給層上に部分的に設けられ、アクセプタ型不純物を含む窒化物半導体によって構成された第1ゲート層と、
を含み、
前記第1ゲート電極は、前記第1ゲート層上に配置されており、
前記第1ソース電極および前記第1ドレイン電極は、前記第1電子供給層上において前記第1ゲート層を挟んで対向して配置されている
請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項7】
前記第2窒化物半導体層は、
前記第2金属層上に設けられ、窒化物半導体によって構成された第2基板側窒化物半導体層と、
前記第2基板側窒化物半導体層上に設けられ、前記第2基板側窒化物半導体層よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された第2電子供給層と、
前記第2電子供給層上に部分的に設けられ、アクセプタ型不純物を含む窒化物半導体によって構成された第2ゲート層と、
を含み、
前記第2ゲート電極は、前記第2ゲート層上に配置されており、
前記第2ソース電極および前記第2ドレイン電極は、前記第2電子供給層上において前記第2ゲート層を挟んで対向して配置されている
請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項8】
前記第1金属層の厚さは、前記第1電極の厚さよりも薄い
請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項9】
前記第1金属層は、Al、Ptの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項10】
前記第1基板側窒化物半導体層は、単一の材料によって構成されている
請求項6に記載の窒化物半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化物半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在、窒化ガリウム(GaN)等の窒化物半導体を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)の製品化が進んでいる。特許文献1には、窒化物半導体を用いたノーマリオフ型HEMTの一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-73506号公報
【0004】
[概要]
窒化物半導体装置のオンオフ動作の安定化が望まれている。
【0005】
本開示の一態様の窒化物半導体装置は、絶縁性を有する第1表面を含む基板と、前記第1表面上に設けられた第1金属層と、前記第1金属層上に設けられ、第1窒化物半導体層、第1ソース電極、第1ドレイン電極、および第1ゲート電極を有する第1トランジスタと、前記第1トランジスタを覆う絶縁層と、前記絶縁層上に設けられ、前記第1ソース電極と電気的に接続された第1電極と、を備え、前記第1窒化物半導体層は、前記第1金属層と接しており、前記第1金属層は、上方から視て、前記第1トランジスタから第1方向にはみ出している第1接続領域を有し、前記絶縁層には、当該絶縁層を前記基板の厚さ方向に貫通して前記第1接続領域に到達する第1開口部が設けられており、前記第1開口部内には、前記第1電極と前記第1接続領域とを電気的に接続する第1接続部が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置の概略平面図である。
図2は、図1の窒化物半導体装置の内部構造を示す概略平面図である。
図3は、図2の窒化物半導体装置の内部構造を示す概略平面図である。
図4は、図2の窒化物半導体装置の一部分を拡大して示す概略平面図である。
図5は、図2の窒化物半導体装置の図4とは別の一部分を拡大して示す概略平面図である。
図6は、第1実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置の概略断面図である。
図7は、図6の窒化物半導体装置の一部分を拡大して示す概略断面図である。
図8は、図6の窒化物半導体装置の図7とは別の一部分を拡大して示す概略断面図である。
図9は、図6に示す窒化物半導体装置の例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図10は、図9に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図11は、図10に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図12は、図11に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図13は、図12に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図14は、図13に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図15は、図14に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図16は、図15に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図17は、図16に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図18は、図17に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図19は、図18に示す工程に続く製造工程を示す概略断面図である。
図20は、第2実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置の概略断面図である。
図21は、第3実施形態に係る例示的な窒化物半導体装置の概略断面図である。
図22は、変更例の窒化物半導体装置の概略断面図である。
図23は、変更例の窒化物半導体装置の概略平面図である。
図24は、変更例の窒化物半導体装置の概略平面図である。
図25は、図24の変更例に係る例示的な窒化物半導体装置の概略断面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示における窒化物半導体装置の実施形態について説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図ではハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
【0008】
本開示において使用される「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、対象物の構成要素を明確に区別するために用いられており、対象物を順位付けするものではない。また、本開示において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の複数の選択肢のうちの1つ以上を意味する。一例として、選択肢の数が2つであれば、「少なくとも1つ」の表現は、1つの選択肢のみ、または2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、選択肢の数が3つ以上であれば、「少なくとも1つ」の表現は、1つの選択肢のみ、または2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
【0009】
本開示において使用される「Aの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)がBの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)と等しい」または「Aの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)とBの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)とが互いに等しい」とは、Aの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)とBの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)との差が例えばAの寸法(深さ、幅、長さ、高さ)の10%以内の関係も含む。
【0010】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
(【0011】以降は省略されています)

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