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公開番号2025100166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217340
出願日2023-12-22
発明の名称発光装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10H 20/855 20250101AFI20250626BHJP()
要約【課題】発光面に輝度分布を有する発光装置の構造の簡略化を図ることを目的とする。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る発光装置は、基板と、前記基板の上面に配置され、発光層を備える発光素子と、前記基板の上面において、前記発光素子の隣に配置される、発光層を備えない透光性の素子と、前記発光素子及び前記透光性の素子の上面を被覆する透光性部材と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
基板と、
前記基板の上面に配置され、発光層を備える発光素子と、
前記基板の上面において、前記発光素子の隣に配置される、発光層を備えない透光性の素子と、
前記発光素子及び前記透光性の素子の上面を被覆する透光性部材と、
を備える、発光装置。
続きを表示（約 940 文字）【請求項２】
前記発光素子と前記透光性の素子との間に配置され、互いに対向する前記発光素子の側面及び前記透光性の素子の側面を被覆する、導光部材をさらに備える、
請求項１に記載の発光装置。
【請求項３】
前記透光性部材の上面を露出し、前記透光性部材の側面、前記発光素子の側面及び前記透光性の素子の側面を被覆する被覆部材と、をさらに備える、
請求項１又は請求項２に記載の発光装置。
【請求項４】
前記発光素子は、第１面及び前記第１面の反対側の第２面を有する素子基板と、前記素子基板の第２面に配置され、それぞれが第１半導体層、発光層及び第２半導体層を順に有する半導体積層体を含み、隣り合って配置される第１発光部及び第２発光部と、を有する、
請求項１又は２に記載の発光装置。
【請求項５】
前記第１発光部の発光面の面積は、前記第２発光部の発光面の面積より小さく、
前記基板は、前記第１発光部と前記第２発光部とを直列に接続する配線を備える、
請求項４に記載の発光装置。
【請求項６】
前記基板の上面において、前記透光性の素子は、前記第２発光部の隣に配置される、
請求項５に記載の発光装置。
【請求項７】
前記透光性の素子の下面を被覆する光反射膜をさらに備える、
請求項１又は請求項２に記載の発光装置。
【請求項８】
前記透光性部材は、蛍光体を含有する、
請求項１又は２に記載の発光装置。
【請求項９】
前記透光性部材は、透光性の基体と、前記基体の下面に配置される蛍光体層と、を含み、
前記蛍光体層は、前記発光素子の上面に配置される第１領域と、前記透光性の素子の上面に配置される第２領域と、を有し
前記第１領域における蛍光体の濃度は、前記第２領域における蛍光体の濃度より高い、
請求項８に記載の発光装置。
【請求項１０】
前記透光性部材の厚さは、前記発光素子及び前記透光性の素子の厚さより小さい、
請求項８に記載の発光装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
車両用灯具の光源として、ＬＥＤ（Light Emitting Diode）等の半導体発光素子が用いられている。特許文献１には、直線状に並べて配置された４つの半導体発光素子を備え、両端よりも内側の半導体発光素子の発光面積を、両端の半導体発光素子の発光面積より小さくして、発光面に輝度分布を有する発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９－２６６４３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示は、発光面に輝度分布を有する発光装置の構造の簡略化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一実施形態に係る発光装置は、基板と、前記基板の上面に配置され、発光層を備える発光素子と、前記基板の上面において、前記発光素子の隣に配置される、発光層を備えない透光性の素子と、前記発光素子及び前記透光性の素子の上面を被覆する透光性部材と、を備える。
【発明の効果】
【０００６】
本開示の一実施形態によれば、発光面に輝度分布を有する発光装置の構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態に係る発光装置の全体構成の一例を示す模式的上面図である。
第１実施形態に係る発光装置を、図１に示されるII－II線に沿って切断した模式的な一部断面図である。
第１実施形態に係る発光装置の基板を説明するための模式的上面図である。
第１実施形態に係る発光装置が備える透光性部材の他の例を示す模式的な一部断面図である。
第１実施形態の変形例に係る発光装置の一例を示す模式的上面図である。
第２実施形態に係る発光装置の全体構成の一例を示す模式的上面図である。
第２実施形態に係る発光装置を、図６に示されるVII－VII線に沿って切断した模式的な一部断面図である。
第２実施形態に係る発光装置の基板を説明するための模式的上面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態に係る発光装置を詳細に説明する。ただし、以下に示す形態は、実施形態の技術思想を具体化するための発光装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については、同一もしくは同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略する。断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合がある。
【０００９】
以下に示す図においてＸ軸、Ｙ軸及びＺ軸により方向を示す場合がある。Ｘ軸、Ｙ軸及びＺ軸は相互に直交する方向である。Ｘ軸方向で矢印が向いている方向を＋Ｘ方向又は＋Ｘ側、＋Ｘ方向の反対方向を－Ｘ方向又は－Ｘ側と表記する。Ｙ軸方向で矢印が向いている方向を＋Ｙ方向又は＋Ｙ側、＋Ｙ方向の反対方向を－Ｙ方向又は－Ｙ側と表記する。Ｚ軸方向で矢印が向いている方向を＋Ｚ方向又は＋Ｚ側、＋Ｚ方向の反対方向を－Ｚ方向又は－Ｚ側と表記する。また、実施形態の用語における上面視とは、対象を＋Ｚ方向から見ることをいう。ただし、これらのことは、発光装置の使用時における向きを制限するものではなく、発光装置の向きは任意である。また、実施形態では、＋Ｚ方向の面（つまり＋Ｚ方向から見たときの対象物の面）を「上面」とし、－Ｚ方向の面（つまり－Ｚ方向から見たときの対象物の面）を「下面」とする。以下に示す実施形態においてＸ軸、Ｙ軸、及びＺ軸に沿うとは、対象がこれら軸に対して±１０°の範囲内の傾きを有することを含む。また、実施形態において直交は、９０°に対して±１０°以内の誤差を含んでもよい。
【００１０】
また、本開示において、特定な記載がない限りは、矩形等の多角形に関しては、多角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含めて、多角形と呼ぶものとする。また、隅（辺の端）に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同様に、多角形と呼ぶものとする。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施された形状は、本開示で記載される"多角形"の解釈に含まれるものとする。
（【００１１】以降は省略されています）

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