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公開番号
2025112398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006593
出願日
2024-01-19
発明の名称
水浄化装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
29/66 20060101AFI20250725BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】濾過部10内の菌の繁殖を抑制可能な水浄化装置を提供する。
【解決手段】水浄化装置1は、濾過材19により被処理物を含む被処理水から被処理物を除去して浄水を生成する濾過部10と、水の電気分解によりオゾンガスを発生させるオゾン発生部7と、被処理水または浄水にオゾンガスを混合してオゾン水を生成するオゾン水生成部9と、被処理水から浄水を生成する濾過モードと濾過材の洗浄を行う洗浄モードの実行を制御する制御部3と、を備える。制御部3は、洗浄モードを構成し濾過部10にオゾン水を送水するオゾン水洗浄モードの実行前に、濾過モードでの被処理水の送水方向とは反対方向から濾過部10へ被処理水を送水して圧縮された濾過材19を展開する濾過材展開モードを一定時間以上実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
濾過材により被処理物を含む被処理水から前記被処理物を除去して浄水を生成する濾過部と、
水の電気分解によりオゾンガスを発生させるオゾン発生部と、
前記被処理水または前記浄水に前記オゾンガスを混合してオゾン水を生成するオゾン水生成部と、
前記被処理水から前記浄水を生成する濾過モードと前記濾過材の洗浄を行う洗浄モードの実行を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記洗浄モードを構成し前記濾過部に前記オゾン水を送水するオゾン水洗浄モードの実行前に、前記濾過モードでの前記被処理水の送水方向とは反対方向から前記濾過部へ前記被処理水を送水して圧縮された前記濾過材を展開する濾過材展開モードを一定時間以上実行する水浄化装置。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記一定時間は、
前記濾過材展開モード開始時から、前記濾過部の間隙率が前記濾過モードの開始前における当該間隙率に達するまでの時間、または、前記濾過モードの終了時における前記濾過材の占有部分の空隙率を基準として当該空隙率が20%以上増加する時間のうち、短い方の時間である請求項1に記載の水浄化装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記オゾン水洗浄モードの実行後に、前記洗浄モードを構成し前記濾過部へ前記被処理水を送水する被処理水洗浄モードを実行する請求項1に記載の水浄化装置。
【請求項4】
前記オゾン水洗浄モードにおける前記オゾン水の流速は、前記濾過材展開モードにおける前記被処理水の流速よりも小さい値である請求項1に記載の水浄化装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記オゾン水洗浄モードの実行後に、前記反対方向から前記濾過部へ前記被処理水を送水する被処理水洗浄モードを実行し、
当該被処理水洗浄モードにおける前記被処理水の流速は、前記オゾン水洗浄モードにおける前記オゾン水の流速よりも大きな値である請求項4に記載の水浄化装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水浄化装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、水中の不純物を除去する水処理方法として、活性炭や砂を濾過材とした物理濾過が知られている。濾過材を用いた水浄化装置では、不純物、特に有機物が濾過材内に蓄積しやすいため、定期的に洗浄を行い、有機物を外部に排出する必要がある。
【0003】
しかし、分子量が小さい有機物は、濾過材の細孔に吸着するために、洗浄を実施しても排出され難い。また、家庭用の水処理装置であれば、長期間の不在により洗浄操作が行われず、有機物の濾過材への蓄積時間が長くなる。蓄積時間が長くなると、吸着・蓄積した有機物が栄養源となることで、濾過材にレジオネラ菌等の菌が発生、繁殖し、人間へ感染することが問題となっている。このような、被処理水中や処理水中に含まれている有機物を分解したり、繁殖した菌を除菌したりするために、オゾンを利用した分解、除菌方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平6-59474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された浄化処理システムでは、オゾン供給・処理装置と、ろ過装置とを組み合わせることにより、有機物の分解及び除菌を行うことができる。しかし、ろ過装置の使用頻度が低い場合、またはろ過装置内の流速が小さい場合、あるいはろ過装置のメンテナンスを怠った場合等の場合に、ろ過装置内に菌が繁殖しやすい、という課題がまだ放置されている。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、濾過部内の菌の繁殖を抑制可能な水浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして、この目的を達成するために、本発明に係る水浄化装置は、濾過材により被処理物を含む被処理水から被処理物を除去して浄水を生成する濾過部と、水の電気分解によりオゾンガスを発生させるオゾン発生部と、被処理水または浄水にオゾンガスを混合してオゾン水を生成するオゾン水生成部と、被処理水から浄水を生成する濾過モードと濾過材の洗浄を行う洗浄モードの実行を制御する制御部と、を備え、制御部は、洗浄モードを構成し濾過部にオゾン水を送水するオゾン水洗浄モードの実行前に、濾過モードでの被処理水の送水方向とは反対方向から濾過部へ被処理水を送水して圧縮された濾過材を展開する濾過材展開モードを一定時間以上実行するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、濾過部内の菌の繁殖を抑制可能な水浄化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態1に係る水浄化装置1の模式図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る濾過モードの模式図である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る濾過材展開モード及び被処理水洗浄モードの模式図である。
図4は、本発明の実施の形態1に係るオゾン水洗浄モードの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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