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公開番号2025113244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025034600,2024006572
出願日2025-03-05,2024-01-19
発明の名称プライシング決定システム
出願人株式会社マネースクエアHD
代理人個人,個人
主分類G06Q 40/04 20120101AFI20250725BHJP(計算;計数)
要約【課題】取引量の多少にかかわらずリスクの小さい金融商品の取引を実現できるプライシング決定システムを提供する。
【解決手段】市場で提示された市場価格から補正した提示価格を客側に示すプライシング決定システム1Aであって、市場価格に対して、予測される約定数量分補正した価格を提示価格とする提示価格決定手段1を有しており、提示価格決定手段1は、市場価格を取得する市場価格情報取得手段43と、顧客からの注文がまとめられた顧客注文情報451,452を参照する顧客注文情報参照手段45と、を有し、市場価格情報取得手段43で取得した市場価格に対して、顧客注文情報参照手段45で取得した顧客注文情報451,452に基づいて予測される約定数量に応じて価格の補正を行って、提示価格を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金融商品の市場価格から補正した提示価格を客側に示すプライシング決定システムであって、
前記市場価格に対して、予測される約定数量分補正した価格を前記提示価格とする提示価格決定手段を有しており、
前記提示価格決定手段は、前記市場価格を取得する市場価格情報取得手段と、顧客からの注文がまとめられた顧客注文情報を参照する顧客注文情報参照手段と、を有し、
前記顧客注文情報参照手段で取得した前記顧客注文情報に基づいて予測される約定数量に対する、前記市場価格情報取得手段で取得した前記金融商品の市場から提示されるリクイディティ量に応じて価格の補正を行って、前記提示価格を決定することができるようになっており、
前記提示価格決定手段は、
前記約定数量に対して前記リクイディティ量が少ない場合には、顧客に提示するスプレッドが拡大するように前記提示価格の補正を行うことができ、
前記約定数量に対して前記リクイディティ量が多い場合には、顧客に提示するスプレッドが縮小するように前記提示価格の補正を行うことができるように構成されたことを特徴とするプライシング決定システム。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記提示価格決定手段は、前記市場価格に対して、前記顧客注文情報参照手段で取得した前記顧客注文情報に基づいて予測される前記約定数量と、前記市場から提示される前記リクイディティ量との差分に応じて価格の補正を行って、前記提示価格を決定することができるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のプライシング決定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の金融商品の取引のプライシング決定の技術に関する。本発明は、各種の金融商品の取引を管理及び支援する装置等に適用することができる。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
株式、債券、投資信託、不動産投資信託、コモディティ(商品)、外国為替、株価指数、暗号資産、仮想通貨、等、相場価格が変動する各種の金融商品の取引方法として、成行注文(注文発注時点の相場価格で取引を行う注文形態)や指値注文(相場価格が予め指定された価格になった時点で取引を行う形態)等が知られている。この取引方法によって顧客と銀行等との金融機関と取引を、金融商品の取引業者(以下「取引業者」と称する。)が行う場合、取引業者がカバー取引を行う場合がある。このカバー取引とは、銀行等と顧客との間で締結された金融商品の取引において発生したポジションを相殺する取引のことである。取引業者が、顧客から引き受けた取引と反対の取引を銀行等に対しカバー取引として行うことで、為替変動のリスクヘッジが可能になる。
【0003】
従来、これらの注文形態、例えば指値注文による取引を、カバー取引を含む形でコンピュータシステムを用いて行う発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。この発明においては、為替取引等の通貨取引において、通貨取引指標の実勢値を定期的に取得し、予め受け付けられた通貨取引指標に関する指定値と取得された実勢値とに基づいて、実勢値で通貨取引を締結するか否かを仮決定する。そして、実勢値での通貨取引を締結することが仮決定された場合、通貨取引に関するカバー取引の締結の可否を確認し、カバー取引の締結が可能であると確認された場合、カバー取引を締結し、仮決定された通貨取引を締結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-167820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1に記載の発明で取引業者が金融商品の取引を行う場合、取引業者は、相場価格に一致した金融商品を約定させる顧客との取引と、約定に基づく銀行等とのカバー取引とを行う必要が生ずる。この場合の取引は、まず顧客との取引が行われ、その取引の結果に基づいてカバー取引が行われる。
【0006】
しかし、1度に約定する数量が、銀行等の市場から提供されるリクイディティ量よりも多くなると、カバー取引によって一度にリスクを解消しきれずに、価格変動にさらされるポジション(建玉)を大量に抱えてしまい、取引業者が実質的な損失を被るリスクが生じるため、このような事態は避けたいものである。
【0007】
また、顧客の約定量によって発生するであろうマーケットインパクトを考慮するという目的もある。
【0008】
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、コンピュータシステムを用いて行う金融商品の取引において、取引量の多少にかかわらずリスクの小さい金融商品の取引を実現できるプライシング決定システムを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため、本発明は、市場で提示された市場価格から補正した提示価格を客側に示すプライシング決定システムであって、前記市場価格に対して、予測される約定数量分補正した価格を前記提示価格とする提示価格決定手段を有しており、前記提示価格決定手段は、前記市場価格を取得する市場価格情報取得手段と、顧客からの注文がまとめられた顧客注文情報を参照する顧客注文情報参照手段と、を有し、前記市場価格情報取得手段で取得した前記市場価格に対して、前記顧客注文情報参照手段で取得した前記顧客注文情報に基づいて予測される約定数量に応じて価格の補正を行って、前記提示価格を決定するようになっているプライシング決定システムとしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上記構成に加え、前記提示価格決定手段は、前記市場価格に対して、前記顧客注文情報参照手段で取得した前記顧客注文情報に基づいて予測される前記約定数量と、前記市場から提示される流動性との差分に応じて価格の補正を行って、前記提示価格を決定するようになっているプライシング決定システムとしたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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