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公開番号
2025113512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2025091442
出願日
2025-05-13
発明の名称
プランターセット
出願人
個人
代理人
主分類
A01G
9/02 20180101AFI20250725BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】プランター内に植えられた植物を暑さや害虫から効果的に守ることを可能にしたプランターセットを提供する。
【解決手段】プランター2とその外側に配設される外枠3を備えた一体型のプランターセット1であって、外枠3はプランター2の平面視と略相似形状をした側面部のみで形成され、プランター2はその口縁部が外枠3の構成部材上端部に載置された状態で外枠3に収納され、外枠3の内側面とプランター2の外側面との間の隙間が上下にわたり略全面に保持形成され、プランター2の外側面、外枠3の内側面又は外枠3の外側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シート4が略全面又は一部にわたり貼付けあるいは巻き付けられており、またプランター2の外側面又は外枠の外側面の少なくとも一つの面の略全面又は一部には、プランター2から土壌に侵入して来る害虫を阻止するための防虫テープ5が貼付けあるいは巻き付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
植物を植えるためのプランターとその外側に配設される外枠を備えた一体型のプランターセットであって、前記外枠は前記プランターの平面視と略相似形状をした側面部のみで形成され、前記プランターはその口縁部が前記外枠の構成部材上端部に載置された状態で前記外枠に収納され、また前記外枠の内側面と前記プランターの外側面との間の隙間が上下にわたり略全面に保持形成され、さらに前記プランターの外側面、前記外枠の内側面又は前記外枠の外側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シートが略全面又は一部にわたり、貼り付けあるいは巻き付けられていることを特徴とするプランターセット。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記外枠の内側面と前記プランターの外側面との間の隙間は5mm~60mmであることを特徴とする請求項1に記載のプランターセット。
【請求項3】
前記外枠の各コーナーはアングル部材で起立構成され、前記アングル部材の下面と前記外枠の各側面下端との間には5mm~50mmの隙間を有する下側開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプランターセット。
【請求項4】
前記外枠のアングル部材の下面と前記プランターの外側下面とは20mm~50mmの隙間を有していることを特徴とする請求項1に記載のプランターセット。
【請求項5】
前記プランターの外側面又は外枠の外側面の少なくとも一つの面の略全面又は一部には、プランターから土壌に侵入して来る害虫を阻止するための防虫テープが貼り付けあるいは巻き付けられていることを特徴とする請求項1に記載のプランターセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物を植えるためのプランターとその外側に配設される外枠を備えた一体型のプランターセットに関し、特に土壌に植えた植物を暑さや害虫から守ることを可能にしたプランターセットに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
プランターに植えられた植物は、太陽光やその輻射熱によりプランター内部の土壌の温度上昇をもたらしその結果植物の生育に悪い影響を与えることが知られており、特に夏の暑い時期にはこの影響が顕著に現れる。
このため、従来より上記の悪影響を少しでも緩和させるため、プランターの周囲にすだれ等を置いて影を作ったり、また日陰場所に土壌入りの重たいプランターを都度移動させたり、さらにプランターから土壌に伝播する熱を少しでも抑える目的でプランターの周囲に一回り大きい外枠やほぼ相似形状をしたプランターを設置するなどの対応がなされている。
また例えば特許文献1に示すように植物を植える容器を二重構造にして容器の外周に水を満たす水冷式のものも存在している。
また、暖かい時期には害虫の被害が多くなることが知られており、これを防ぐため、薬剤を用いない方法では例えば特許文献2に示すプランターセットのようにプランターの底部に支持柱を設け、受け皿に水を入れてこのプランターを置くという方法などの対応がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3119965号公報
実用新案登録第3144004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、プランターに植えられた植物の暑い時期での生育を守るため様々な方法がなされているが、いずれもプランターへのすだれなどの囲い設置や日陰への移動、並びに水替え等の作業手間を要したり、またプランターの周囲に一回り大きい外枠や相似形状のプランターを設置する場合には外枠等に太陽光のあたる輻射熱の影響で外枠等とプランター間の空気が暖められることによりその熱がプランターに伝播することは避けられないという課題があった。また、害虫対策に対しては、上述のような方法の場合、水を替える手間や蚊の発生など衛生面での課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するため、プランター内に植えられた植物を暑さや害虫から効果的に守ることを可能にしたプランターセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプランターセットは、植物を植えるためのプランターとその外側に配設される外枠を備えた一体型のプランターセットであって、前記外枠は前記プランターの平面視と略相似形状をした側面部のみで形成され、前記プランターはその口縁部が前記外枠の構成部材上端部に載置された状態で前記外枠に収納され、また前記外枠の内側面と前記プランターの外側面との間の隙間が上下にわたり略全面に保持形成され、さらに前記プランターの外側面、前記外枠の内側面又は前記外枠の外側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シートが略全面又は一部にわたり、貼り付けあるいは巻き付けられていることを特徴とし、また前記プランターの外側面又は外枠の外側面の少なくとも一つの面の略全面又は一部には、プランターから土壌に侵入して来る害虫を阻止するための防虫テープが貼り付けあるいは巻き付けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
本発明のプランターセットによれば、請求項1に記載のように植物を植えるためのプランターとその外側に配設される外枠を備えた一体型で構成され、前記外枠は前記プランターの平面視と略相似形状をした側面部のみで形成され、前記プランターはその口縁部が前記外枠の構成部材上端部に載置された状態で前記外枠に収納され、また前記外枠の内側面と前記プランターの外側面との間の隙間が上下にわたり略全面に保持形成され、さらに前記プランターの外側面、前記外枠の内側面又は前記外枠の外側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シートが略全面又は一部にわたり、貼り付けあるいは巻き付けられているのでプランターに熱を伝播させないようにできるとともに必然的に土壌の温度上昇も抑止することが出来る。
また、請求項5に記載のようにプランターの外側面又は外枠の外側面の少なくとも一つの面の略全面又は一部には、プランターから土壌に侵入して来る害虫を阻止するための防虫テープが貼り付けあるいは巻き付けられているのでプランター内への蟻や蜘蛛などの害虫の侵入を簡易な方法で効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係るプランターセットを破断線で切り取って内部を表示した正面図である。
本発明に係るプランターセットの平面図である。
図2のA-A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係るプランターセットの実施の形態について図1~図3に基づいて説明する。
本発明に係るプランターセット1は、合成樹脂製のプランター2とこのプランター2が収納される外枠3からなり、外枠3はプランター2の平面視と略相似形状をした側面部のみで形成されている。プランター2はその口縁部が外枠3の各コーナーのアングル部材上端部に載置された状態で外枠3に収納される。
この外枠3とプランター2の間の隙間には、図1の左側の1/3を破断線で示したように隙間S1が上下にわたり略全面に形成されており、この部分に熱移動を妨げる遮熱シート4が略全側面にわたり貼り付けあるいは巻きつけられており、この熱移動を妨げる遮熱シート4により外枠3の外面が太陽光の輻射熱を反射し、かつ熱くなった隙間S1内の空気をプランター下部から侵入する空気で上部から放出することで、プランター2の土壌に伝播するのを抑止している。
【0009】
また、請求項2に記載のように、外枠3の内側面とプランター2の外側面との間の隙間S1は5mm~60mmを設けていることで、この部分が空気層となって直接プランター2の外側面に熱が伝わらないようにしているが、さらにこのS1間に熱移動を妨げる遮熱シート4を取りつけることで輻射熱を反射させ、かつその熱くなった空気をプランター2と外枠3の口縁部の隙間2aに5mm~10mmを設けることで外部に放出する機能を付加している。(図1、図3参照)
【0010】
請求項1で、熱移動を妨げるための遮熱シート4をプランター2の外側面、外枠3の内側面又は外枠3の外側面の少なくとも一つの面には熱移動を妨げるための遮熱シート4が略全面又は一部にわたり、貼り付けあるいは巻き付けられていることを特徴とするプランターセット1と記載しているが、実際にこの遮熱効果をデータで比較する。
表1は、外気温12.0℃で同形状のプランター単体のものと外枠内面に遮熱シート4を貼ったものにプランター2を挿入したものを、1,200Wヒーターに同時間あてて両プランターの内側面の温度差と外枠外面温度とプランター単体の外面温度差を比較したものである。
(【0011】以降は省略されています)
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