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公開番号
2025113740
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008043
出願日
2024-01-23
発明の名称
溶融装置及びガラス物品の製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
5/42 20060101AFI20250728BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラス原料を溶融させる溶融炉の下流側において溶融ガラスからのガラス成分の揮発を抑制する。
【解決手段】溶融装置は、ガラス原料を加熱して溶融ガラスを生成する溶融炉と、溶融炉から供給された溶融ガラスを加熱する処理炉と、を備える。処理炉は、複数の耐火煉瓦により構成される天井壁と、複数の耐火煉瓦により構成される側壁と、天井壁及び/又は側壁の上部に設けられ、複数の耐火煉瓦の目地を封止するシール層と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス原料を加熱して溶融ガラスを生成する溶融炉と、前記溶融炉から供給された前記溶融ガラスを加熱する処理炉と、を備える溶融装置であって、
前記処理炉は、複数の耐火煉瓦により構成される天井壁と、複数の耐火煉瓦により構成される側壁と、前記天井壁及び/又は前記側壁の上部に設けられ、前記複数の耐火煉瓦の目地を封止するシール層と、を備えることを特徴とする溶融装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記シール層は、前記天井壁を構成する前記複数の耐火煉瓦に係る前記目地を封止する第一シール層と、前記側壁を構成する前記複数の耐火煉瓦に係る前記目地を封止する第二シール層と、を含み、
前記第一シール層は、前記天井壁の背面側に設けられ、
前記第二シール層は、前記側壁の前記上部の背面側に設けられる請求項1に記載の溶融装置。
【請求項3】
前記シール層は、不定形耐火物により構成される請求項1又は2に記載の溶融装置。
【請求項4】
前記処理炉は、清澄槽である請求項1又は2に記載の溶融装置。
【請求項5】
溶融炉によりガラス原料を加熱して溶融ガラスを生成する溶融工程と、前記溶融炉から供給された前記溶融ガラスを処理炉により加熱する処理工程と、を備えるガラス物品の製造方法であって、
前記処理炉は、複数の耐火煉瓦により構成される天井壁と、複数の耐火煉瓦により構成される側壁と、前記天井壁及び/又は前記側壁の上部に設けられ、前記複数の耐火煉瓦の目地を封止するシール層と、を備えることを特徴とするガラス物品の製造方法。
【請求項6】
前記溶融ガラスは、アルカリ含有ガラス、ホウケイ酸ガラス、又は鉛ガラスである請求項5に記載のガラス物品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融ガラスを生成する溶融装置及びガラス物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
周知のように、ガラス板、ガラス管等に代表されるガラス物品は、ガラス溶融炉にてガラス原料を溶解させて生成した溶融ガラスを所定の形状に成形することにより製造される。
【0003】
例えば特許文献1に開示される溶融炉は、溶融ガラスの収容が可能な溶解室と、溶解室に投入されたガラス原料を加熱する加熱手段とを備える。溶解室は耐火物からなり、溶解室の断面形状は、平面視で矩形状をなすように形成される。加熱手段は、溶解室の底部に設けられる複数の電極を含む(同文献の段落0025、0026、0030及び図1参照)。
【0004】
溶融炉は、溶解室内の溶融ガラスの表面上に連続的に供給されたガラス原料を加熱手段により加熱して順次に溶解させると共に、溶解室外に溶融ガラスを流出させる構成となっている(同文献の段落0025参照)。
【0005】
溶解室で生成された溶融ガラスの表面は、ガラス原料によって被覆されている(同文献の段落0009及び図2参照)。これにより、溶融ガラスの成分の過度な揮発を防止し、ガラス物品の品質を向上させることができる(同文献の段落0010参照)。
【0006】
溶融ガラスは、溶解室から排出された後に、種々の処理を受ける。例えば特許文献2は、第一溶解槽及び第二溶解槽を含む溶融炉と、溶融炉の下流側に設けられるともに、溶融ガラスの脱泡処理を行う清澄槽と、溶融ガラスを成形する成形装置とを備えるガラス物品の製造装置を開示する(同文献の段落0019、0020及び図1参照)。この製造装置における清澄槽は、溶融炉と同様に耐火物により構成されている(同文献の段落0027参照)。
【0007】
この製造装置を用いたガラス物品の製造方法は、溶融炉においてガラス原料を加熱して溶融ガラスを生成する溶融工程と、溶融工程によって生成された溶融ガラスに対して清澄槽により脱泡処理を行う清澄工程と、清澄工程後の溶融ガラスを成形装置によって成形する成形工程と、を備える(同文献の段落0032参照)。
【0008】
溶融工程では、第一溶解槽に投入されたガラス原料を、第一溶解槽に備えられた加熱装置によって加熱する。これにより、第一溶解槽内において溶融ガラスが生成される。次に、溶融ガラスは、第二溶解槽に流入し、一定の温度に維持される。清澄工程では、第二溶解槽から清澄槽に流入した溶融ガラスを加熱するとともに、脱泡処理を行う(同文献の段落0033及び0034参照)。
【0009】
その後の成形工程では、溶融ガラスは、清澄槽から成形装置に移送され、この成形装置によって所定の形状に成形される(同文献の段落0035参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
国際公開第2019/054385号
特開2021-195289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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