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公開番号2025114063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008480
出願日2024-01-24
発明の名称ソフトウェア開発支援装置及びソフトウェア開発支援方法
出願人Astemo株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類G06F 8/36 20180101AFI20250729BHJP(計算;計数)
要約【課題】ソフトウェア開発プロジェクトに適したソフトウェア部品を自動的に選定し、ソフトウェア部品の選定に要する時間を短縮する。
【解決手段】プロジェクト属性情報と、ソフトウェア部品属性情報とを比較し、項目ごとの一致度を算出する比較部と、一致度と項目の重み付けとを項目ごとに積算し、項目ごとの積算結果を加算してソフトウェア開発プロジェクトとソフトウェア部品との親密度を算出する親密度算出部と、ソフトウェア開発プロジェクトとソフトウェア部品との組み合わせと、親密度とを出力する出力部と、を備え、比較部は、ソフトウェア開発プロジェクトへの適用候補となる複数のソフトウェア部品それぞれについて、項目ごとに一致度を算出し、親密度算出部は、複数のソフトウェア部品それぞれについて、親密度を算出し、出力部は、親密度が最も高いソフトウェア部品とソフトウェア開発プロジェクトとの組み合わせと、当該親密度とを出力する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ソフトウェア開発プロジェクトの属性を複数の項目で表すプロジェクト属性情報と、ソフトウェア部品の属性を前記複数の項目で表すソフトウェア部品属性情報とを比較し、前記項目ごとの一致度を算出する第1比較部と、
前記第1比較部が算出した前記一致度と前記項目の重み付けとを前記項目ごとに積算し、前記項目ごとの積算結果を加算した加算結果を、前記ソフトウェア開発プロジェクトと前記ソフトウェア部品との親密度を表す第1親密度とする第1親密度算出部と、
前記ソフトウェア開発プロジェクトと前記ソフトウェア部品との組み合わせと、前記第1親密度とを出力する出力部と、を備え、
前記第1比較部は、前記ソフトウェア開発プロジェクトへの適用候補となる複数の前記ソフトウェア部品それぞれについて、前記項目ごとに前記一致度を算出し、
前記第1親密度算出部は、複数の前記ソフトウェア部品それぞれについて、前記第1親密度を算出し、
前記出力部は、複数の前記ソフトウェア部品の中で前記第1親密度が最も高いソフトウェア部品と前記ソフトウェア開発プロジェクトとの組み合わせと、当該第1親密度とを出力する
ことを特徴とするソフトウェア開発支援装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記ソフトウェア開発プロジェクトにおいて一のソフトウェア部品と他のソフトウェア部品とが組み合わせて使用される場合に、前記一のソフトウェア部品に関する前記ソフトウェア部品属性情報と、前記他のソフトウェア部品に関する前記ソフトウェア部品属性情報とを比較し、前記項目ごとに前記一致度を算出する第2比較部と、
前記第2比較部が算出した前記一致度と前記項目の重み付けとを前記項目ごとに積算し、前記項目ごとの積算結果を加算した加算結果を、前記一のソフトウェア部品と前記他のソフトウェア部品との親密度を表す第2親密度とする第2親密度算出部と、をさらに備え、
前記第2比較部は、前記一のソフトウェア部品との組み合わせ候補となる複数の前記他のソフトウェア部品それぞれについて、前記項目ごとに前記一致度を算出し、
前記第2親密度算出部は、複数の前記他のソフトウェア部品それぞれについて、前記第2親密度を算出し、
前記出力部は、複数の前記他のソフトウェア部品の中で前記第2親密度が最も高い前記他のソフトウェア部品と前記一のソフトウェア部品との組み合わせと、当該第2親密度とを出力する
ことを特徴とするソフトウェア開発支援装置。
【請求項3】
請求項2に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記プロジェクト属性情報及び前記ソフトウェア部品属性情報は、前記複数の項目それぞれについての情報が文字列で表され、
前記第1比較部及び前記第2比較部は、前記文字列が完全一致である場合に前記一致度を1とし、前記文字列の後方から所定の文字数分の文字が異なる場合に、前記文字列が類似であるとして前記一致度を0より大きく、かつ、1より小さい値とし、前記文字列が完全一致でなく、かつ、類似でもない場合に、前記一致度を0とする
ことを特徴とするソフトウェア開発支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記ソフトウェア開発プロジェクトは、前記ソフトウェア部品に要求する第1必須要件が定義されており、
前記出力部は、前記第1必須要件を満たす前記ソフトウェア部品の中で前記第1親密度が最も高いソフトウェア部品と前記ソフトウェア開発プロジェクトとの組み合わせと、当該第1親密度とを出力する
ことを特徴とするソフトウェア開発支援装置。
【請求項5】
請求項2に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記一のソフトウェア部品は、前記他のソフトウェア部品に要求する第2必須要件が定義されており、
前記出力部は、前記第2必須要件を満たす前記他のソフトウェア部品の中で前記第2親密度が最も高い前記他のソフトウェア部品と前記一のソフトウェア部品との組み合わせと、当該第2親密度とを出力する
ことを特徴とするソフトウェア開発支援装置。
【請求項6】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記ソフトウェア部品属性情報は、前記ソフトウェア部品が該当する機能の機能分類コードを含み、
前記プロジェクト属性情報は、前記ソフトウェア開発プロジェクトに必要な機能の前記機能分類コードを含み、
前記第1比較部は、前記プロジェクト属性情報と、前記プロジェクト属性情報に含まれる前記機能分類コードを含む前記ソフトウェア部品属性情報とを比較する
ことを特徴とするソフトウェア開発支援装置。
【請求項7】
ソフトウェア開発支援装置を用いるソフトウェア開発支援方法であって、
前記ソフトウェア開発支援装置は、第1比較部と、第1親密度算出部と、出力部と、を備え、
前記第1比較部は、ソフトウェア開発プロジェクトへの適用候補となる複数のソフトウェア部品それぞれについて、前記ソフトウェア開発プロジェクトの属性を複数の項目で表すプロジェクト属性情報と、前記ソフトウェア部品の属性を前記複数の項目で表すソフトウェア部品属性情報とを比較し、前記項目ごとに一致度を算出し、
前記第1親密度算出部は、複数の前記ソフトウェア部品それぞれについて、前記第1比較部が算出した前記一致度と前記項目の重み付けとを前記項目ごとに積算し、前記項目ごとの積算結果を加算した加算結果を、前記ソフトウェア開発プロジェクトと前記ソフトウェア部品との親密度を表す第1親密度とし、
前記出力部は、複数の前記ソフトウェア部品の中で前記第1親密度が最も高いソフトウェア部品と前記ソフトウェア開発プロジェクトとの組み合わせと、当該第1親密度とを出力する
ことを特徴とするソフトウェア開発支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア開発支援装置及びソフトウェア開発支援方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
ソフトウェア開発プロジェクトでは、過去のソフトウェア開発プロジェクトで開発したソフトウェア部品を再利用している。再利用されるソフトウェア部品は、実現する機能ごとに存在し、同等の機能であっても、適用できるマイコンや顧客などの違いなどにより、多数存在する。現在は、ソフトウェア部品を再利用する際、マイコンや顧客などの開発情報をヒアリングし、一致するソフトウェア部品をソフトウェア部品の一覧から手動で選定し、ソフトウェア部品利用者へ提供している。
【0003】
ソフトウェア部品を管理する技術として特許文献1が知られている。特許文献1には、「ソフトウェア部品に対する変更を本質的な部分と補助的な部分とに区分して管理し、ソフトウェア部品の利用効率を向上させるソフトウェア部品管理装置を提供する。」ことを課題とし、その解決手段として、「本発明に係るソフトウェア部品管理装置は、本質的な部分と補助的な部分とが識別されているソフトウェア部品の管理情報が記録される部品記録部と、利用システムとソフトウェア部品とが関連付けられて記録される利用システム記録部と、ソフトウェア部品および利用システムの管理情報を登録および更新する登録更新部と、情報を利用システムに通知する情報通知部と、を具備し、登録更新部は、更新しようとするソフトウェア部品の変更箇所が本質的な部分か補助的な部分かを判定した後に部品記録部および利用システム記録部の少なくとも一方を更新し、情報通知部は、変更箇所がソフトウェア部品の本質的な部分に該当する場合に利用システムに変更情報を通知することを特徴とする。」ことが開示されている(特許文献1要約参照)。
【0004】
ソフトウェア部品を選定する技術として特許文献2が知られている。特許文献2には、「要求仕様を満たすソフトウェア部品を選択し容易に作成できる。」ことを課題とし、その解決手段として「ソフトウェア部品事例としてソフトウェア部品を格納しておき、ソフトウェア部品を仕様属性キーによって部品検索部で検索し、キーとルールによってソフトウェア部品の細部を自動修正部で修正し、必要に応じてユーザによるコード生成と手動修正部でソフトウェア部品を修正し、有効なソフトウェア部品ができたならばこれを部品事例として登録して再利用を図るという構成をとる。その後、所定の属性関連ルールによりソフトウェア部品の曖昧検索を行い、所定のコード変更ルールにより要求仕様に応じてソフトウェア部品のコード内容を変更・修正する。」ことが開示されている(特許文献2要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-241610号公報
特開平9-69041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ソフトウェア部品を利用者が再利用する際、ソフトウェア開発プロジェクトに対するソフトウェア部品の適用度合や互換性を確認する必要があるため、多数のソフトウェア部品とソフトウェア開発プロジェクトとの特性を照らし合わせる必要があり、この作業に時間がかかり、その結果、ソフトウェア部品の選定には長い時間を要する。
【0007】
特許文献1及び2は、ソフトウェア部品の管理や選択について記載はあるものの、いずれにおいても、ソフトウェア開発プロジェクトに適したソフトウェア部品の選定に時間を要するという課題、及びその解決手段については記載も示唆もない。
【0008】
そこで、本開示は、ソフトウェア開発プロジェクトに適したソフトウェア部品を自動的に選定し、ソフトウェア部品の選定に要する時間を短縮するソフトウェア開発支援装置及びソフトウェア開発支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のソフトウェア開発支援装置は、例えば、ソフトウェア開発プロジェクトの属性を複数の項目で表すプロジェクト属性情報と、ソフトウェア部品の属性を前記複数の項目で表すソフトウェア部品属性情報とを比較し、前記項目ごとの一致度を算出する第1比較部と、前記第1比較部が算出した前記一致度と前記項目の重み付けとを前記項目ごとに積算し、前記項目ごとの積算結果を加算した加算結果を、前記ソフトウェア開発プロジェクトと前記ソフトウェア部品との親密度を表す第1親密度とする第1親密度算出部と、前記ソフトウェア開発プロジェクトと前記ソフトウェア部品との組み合わせと、前記第1親密度とを出力する出力部と、を備え、前記第1比較部は、前記ソフトウェア開発プロジェクトへの適用候補となる複数の前記ソフトウェア部品それぞれについて、前記項目ごとに前記一致度を算出し、前記第1親密度算出部は、複数の前記ソフトウェア部品それぞれについて、前記第1親密度を算出し、前記出力部は、複数の前記ソフトウェア部品の中で前記第1親密度が最も高いソフトウェア部品と前記ソフトウェア開発プロジェクトとの組み合わせと、当該第1親密度とを出力する。
【0010】
また、本開示のソフトウェア開発支援方法は、例えば、ソフトウェア開発支援装置を用いるソフトウェア開発支援方法であって、前記ソフトウェア開発支援装置は、第1比較部と、第1親密度算出部と、出力部と、を備え、前記第1比較部は、ソフトウェア開発プロジェクトへの適用候補となる複数のソフトウェア部品それぞれについて、前記ソフトウェア開発プロジェクトの属性を複数の項目で表すプロジェクト属性情報と、前記ソフトウェア部品の属性を前記複数の項目で表すソフトウェア部品属性情報とを比較し、前記項目ごとに一致度を算出し、前記第1親密度算出部は、複数の前記ソフトウェア部品それぞれについて、前記第1比較部が算出した前記一致度と前記項目の重み付けとを前記項目ごとに積算し、前記項目ごとの積算結果を加算した加算結果を、前記ソフトウェア開発プロジェクトと前記ソフトウェア部品との親密度を表す第1親密度とし、前記出力部は、複数の前記ソフトウェア部品の中で前記第1親密度が最も高いソフトウェア部品と前記ソフトウェア開発プロジェクトとの組み合わせと、当該第1親密度とを出力する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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