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公開番号
2025114073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008497
出願日
2024-01-24
発明の名称
パワーコンディショナ
出願人
ニチコン株式会社
代理人
弁理士法人みのり特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250729BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】筐体の小型化および冷却効率の向上を図ることができるパワーコンディショナを提供する。
【解決手段】パワーコンディショナ1は、電力系部品が設けられた第1回路基板20と、制御系部品が設けられた第2回路基板30と、遮蔽空間を形成するための遮蔽部40と、それらを収納するための内部空間を有している導電性の筐体10とを備える。第1回路基板20は、筐体10の内側後面11Aに設けられ、第2回路基板30は、第1回路基板20の前方に設けられている。遮蔽部40は、第1回路基板20と第2回路基板30との間に設けられた導電性の第1遮蔽板40Aと、第1遮蔽板40Aに電気的に接続された前端部と第1回路基板20の前面20Aおよび筐体10の内側後面11Aに電気的に接続された後端部とを有する導電性の第2遮蔽板40Bとを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電力系部品が設けられた第1回路基板と、
制御系部品が設けられた第2回路基板と、
遮蔽空間を形成するための遮蔽部と、
前記第1回路基板、前記第2回路基板および前記遮蔽部を収納するための内部空間を有している導電性の筐体と、
を備えるパワーコンディショナであって、
前記第1回路基板は、前記筐体の内側後面に設けられ、
前記第2回路基板は、前記第1回路基板の前方に設けられ、
前記遮蔽部は、
前記第1回路基板と前記第2回路基板との間に設けられた導電性の第1遮蔽板と、
前記第1遮蔽板に電気的に接続された前端部と前記第1回路基板の前面および前記筐体の前記内側後面に電気的に接続された後端部とを有する導電性の第2遮蔽板と、
を備えている
ことを特徴とするパワーコンディショナ。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記筐体は、内周面から前記内部空間に向けて突出するとともに前記第1遮蔽板を支持する導電性の遮蔽板支持部を備え、
前記第1遮蔽板は、前記遮蔽板支持部に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
【請求項3】
前記遮蔽部は、前記第2回路基板の前方を覆うとともに前記第1遮蔽板に電気的に接続された導電性の第3遮蔽板をさらに備えている
ことを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
【請求項4】
前記第3遮蔽板には、前記筐体の内側前面に当接する導電性の弾性部材が設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載のパワーコンディショナ。
【請求項5】
前記電力系部品は、電力を変換する電力変換部と、放射ノイズ低減部および伝導ノイズ低減部とを含み、
前記第2遮蔽板は、前記電力変換部および前記伝導ノイズ低減部を含む空間と、前記放射ノイズ低減部を含む空間とを仕切っている
ことを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
【請求項6】
前記電力系部品の一部を冷却するために軸方向に送風する軸流ファンをさらに備え、
前記軸流ファンは、前記第1遮蔽板を貫通するように設けられ、前記第1遮蔽板の後方側の空間および前方側の空間のそれぞれに気流を生じさせる
ことを特徴とする請求項5に記載のパワーコンディショナ。
【請求項7】
前記電力系部品は、外部装置に繋がる電線が接続される端子部と、前記電力変換部と前記端子部との間に接続された継電部とを含み、
前記継電部は、前記電力変換部および前記伝導ノイズ低減部を含む空間に設けられ、
前記軸流ファンは、前記継電部に向けて送風するように設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載のパワーコンディショナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パワーコンディショナに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、出力回路基板と、出力回路基板の手前側に重なるように配置された(すなわちオーバーラップさせた)電源回路基板と、両者の間に配置されたブラケットおよび基板組み付け部材と、出力回路基板の上側に配置されたリアクトルと、これらを収納する筐体とを備えたパワーコンディショナが記載されている。ブラケットは、出力回路基板の全体を跨ぐように設けられており、基板組み付け部材は、電源回路基板を支持するとともに、ブラケットに取り付けられている。ブラケットおよび基板組み付け部材は、電磁ノイズ遮蔽機能を有する壁部として、並ぶように配置された出力回路基板とリアクトルとの間を仕切る壁部と、出力回路基板と電源回路基板との間を仕切る壁部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-63715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のブラケットは出力回路基板の全体を跨ぐように設けられるため、出力回路基板の外側にブラケットを設けるスペースが必要となり、筐体を小型化できないという問題がある。また、ブラケットが出力回路基板の全体を跨ぐように設けられる構成では、筐体内で遮蔽される空間が大きくなり、冷却効率を向上できないおそれがある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、筐体の小型化および冷却効率の向上を図ることができるパワーコンディショナを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係るパワーコンディショナは、電力系部品が設けられた第1回路基板と、制御系部品が設けられた第2回路基板と、遮蔽空間を形成するための遮蔽部と、前記第1回路基板、前記第2回路基板および前記遮蔽部を収納するための内部空間を有している導電性の筐体と、を備えるパワーコンディショナであって、前記第1回路基板は、前記筐体の内側後面に設けられ、前記第2回路基板は、前記第1回路基板の前方に設けられ、前記遮蔽部は、前記第1回路基板と前記第2回路基板との間に設けられた導電性の第1遮蔽板と、前記第1遮蔽板に電気的に接続された前端部と前記第1回路基板の前面および前記筐体の前記内側後面に電気的に接続された後端部とを有する導電性の第2遮蔽板と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、第1遮蔽板が第1回路基板の全体を跨ぐことなく、第1遮蔽板に電気的に接続された第2遮蔽板を介して第1回路基板の前面および筐体の内側後面に電気的に接続されているので、遮蔽板が第1回路基板の全体を跨ぐように設けられる構成に比べて、筐体の小型化を図ることができる。また、遮蔽部が第1回路基板の全体を跨ぐように設けられる構成に比べて、筐体内で遮蔽される遮蔽空間を小さくすることができる。その結果、従来の遮蔽空間とは別に冷却対象部位を含んだ空間を形成して当該空間を集中的に冷却することで、冷却効率の向上を図ることができる。さらに、第2遮蔽板は、第1遮蔽板に電気的に接続された前端部および筐体の内側後面に電気的に接続された後端部を有しているため、第2遮蔽板が筐体および第1遮蔽板の一方のみに接続される構成に比べて、第1遮蔽板および第2遮蔽板の電位を筐体の電位(いわゆるフレームグランド)に近づけることができ、輻射ノイズ遮蔽効果を高めることができる。
【0008】
また、前記筐体は、内周面から前記内部空間に向けて突出するとともに前記第1遮蔽板を支持する導電性の遮蔽板支持部を備え、前記第1遮蔽板は、前記遮蔽板支持部に接続されていることが好ましい。
【0009】
また、前記遮蔽部は、前記第2回路基板の前方を覆うとともに前記第1遮蔽板に電気的に接続された導電性の第3遮蔽板をさらに備えていることが好ましい。
【0010】
また、前記第3遮蔽板には、前記筐体の内側前面に当接する導電性の弾性部材が設けられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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