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公開番号2025114368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024009023
出願日2024-01-24
発明の名称情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
出願人株式会社PROPELa
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20250729BHJP(計算;計数)
要約【課題】農産物の生産者によるECサイト用の商品情報の入力の手間と労力を軽減するとともに、商品情報の鮮度を保つこと。
【解決手段】情報処理システムは、制御部を有する。制御部は、農産物の生産者の生産者端末から、当該農産物の商品情報と、当該農産物の収穫予定期間を示す収穫予定期間情報を受信し、前記収穫予定期間情報を基に、前記農産物の収穫予定期間に含まれる日の所定日前の日が到来した場合に、前記生産者端末へ、当該農産物の出荷可否を確認する確認通知を送信し、前記確認通知に対する前記生産者端末から出荷可の返答情報を受信した場合、前記商品情報を、需要者の需要者端末から注文を受け付け可能なウェブページ上に掲載するか、または前記商品情報を掲載したカタログを印刷可能な状態に生成する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項１】
農産物の生産者の生産者端末から、当該農産物の商品情報と、当該農産物の収穫予定期間を示す収穫予定期間情報を受信し、
前記収穫予定期間情報を基に、前記農産物の収穫予定期間に含まれる日の所定日前の日が到来した場合に、前記生産者端末へ、当該農産物の出荷可否を確認する確認通知を送信し、
前記確認通知に対する前記生産者端末から出荷可の返答情報を受信した場合、前記商品情報を、需要者の需要者端末から注文を受け付け可能なウェブページ上に掲載するか、または前記商品情報を掲載したカタログを印刷可能な状態に生成する制御部
を具備する情報処理システム。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
請求項１に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、複数の農産物について前記商品情報及び前記収穫予定期間情報を受信し、前記確認通知に対して前記複数の農産物ごとに前記出荷可否を受信する
情報処理システム。
【請求項３】
請求項２に記載の情報処理システムであって、
前記商品情報は、前記農産物の商品単価及び１回の出荷当たりの出荷可能量を示す情報を含み、
前記制御部は、前記出荷可否に加えて、前記生産者端末から前記商品単価及び前記出荷可能量を示す情報の変更を受け付ける
情報処理システム。
【請求項４】
請求項１または２に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、前記確認通知を前記農産物の出荷予定日の前々日に送信し、当該出荷予定日の前日まで前記商品情報を前記ウェブページ上に掲載する
情報処理システム。
【請求項５】
請求項１または２に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、前記確認通知に対して、前記農産物の出荷の延期を受信した場合、前記収穫予定期間を所定期間延期する
情報処理システム。
【請求項６】
請求項５に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、
前記生産者端末から前記農産物の出荷の延期に加えて、延長期間を受信し、
前記延長期間を受信した場合、前記収穫予定期間中であっても前記延長期間中は前記確認通知の送信を停止する
情報処理システム。
【請求項７】
請求項１または２に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、前記生産者端末から、複数の市場主催者のうち前記農産物の出荷先となる市場主催者の選択入力を受信する
情報処理システム。
【請求項８】
請求項１または２に記載の情報処理システムであって、
前記制御部は、前記ウェブページ上で、需要者の需要者端末から、前記商品情報に対応する農産物の注文を受け付けた場合に、所定の市場主催者への出荷要求を含む当該農産物の発注情報を前記生産者端末へ送信する
情報処理システム。
【請求項９】
農産物の生産者の生産者端末から、当該農産物の商品情報と、当該農産物の収穫予定期間を示す収穫予定期間情報を受信し、
前記収穫予定期間情報を基に、前記農産物の収穫予定期間に含まれる日の所定日前の日が到来した場合に、前記生産者端末へ、当該農産物の出荷可否を確認する確認通知を送信し、
前記確認通知に対する前記生産者端末から出荷可の返答情報を受信した場合、前記商品情報を、需要者の需要者端末から注文を受け付け可能なウェブページ上に掲載するか、または前記商品情報を掲載したカタログを印刷可能な状態に生成する
情報処理方法。
【請求項１０】
情報処理装置に、
農産物の生産者の生産者端末から、当該農産物の商品情報と、当該農産物の収穫予定期間を示す収穫予定期間情報を受信するステップと、
前記収穫予定期間情報を基に、前記農産物の収穫予定期間に含まれる日の所定日前の日が到来した場合に、前記生産者端末へ、当該農産物の出荷可否を確認する確認通知を送信するステップと、
前記確認通知に対する前記生産者端末から出荷可の返答情報を受信した場合、前記商品情報を、需要者の需要者端末から注文を受け付け可能なウェブページ上に掲載するか、または前記商品情報を掲載したカタログを印刷可能な状態に生成するステップと
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、農産物のＥＣ（Electronic Commerce）のための情報を処理可能な情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、農産物を生産する生産者と当該農産物を購買する需要者とをマッチングするシステムが知られている。
【０００３】
例えば下記特許文献１には、生産される農作物の品種を示す品種情報と、農作物の品質に係る品質情報と、農作物の収穫量を示す収穫量情報と、農作物の希望販売価格情報とを含む複数の販売情報を取得し、購入する農作物の品目を示す品目情報と、農作物の特徴に係る特徴情報と、農作物の必要量を示す必要量情報と、農作物の希望購入価格情報とを含む購入申出情報を取得し、取得した前記複数の販売情報のうち、取得した前記購入申出情報に適合する一又は複数の前記販売情報を特定し、特定された一又は複数の前記販売情報を、前記購入申出情報の送信元へ閲覧可能に提供する電子商取引方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－５６８３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、上記特許文献１のような従来のＥＣシステムでは、生産者は、自身が販売したい農産物の商品情報を販売のたびに入力する必要がある。生産者にはコンピュータによる情報の入力に慣れていない高齢者等も多く、毎回商品情報を入力するのは大きな手間と労力となる。また生産者が農作業中にコンピュータ等を操作する際に手が汚れたままの場合も考えられ、出荷予定の農産物の入力をタイムリーに行うことが困難な場合もある。このような事情が農産物のＥＣサイトの発展を阻害しているとも考えられる。
【０００６】
以上のような事情に鑑み、本発明は、農産物の生産者によるＥＣサイト用の商品情報の入力の手間と労力を軽減するとともに、商品情報の鮮度を保つことが可能な情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理システムは、制御部を有する。制御部は、農産物の生産者の生産者端末から、当該農産物の商品情報と、当該農産物の収穫予定期間を示す収穫予定期間情報を受信し、前記収穫予定期間情報を基に、前記農産物の収穫予定期間に含まれる日の所定日前の日が到来した場合に、前記生産者端末へ、当該農産物の出荷可否を確認する確認通知を送信し、前記確認通知に対する前記生産者端末から出荷可の返答情報を受信した場合、前記商品情報を、需要者の需要者端末から注文を受け付け可能なウェブページ上に掲載するか、または前記商品情報を掲載したカタログを印刷可能な状態に生成する。
【０００８】
この構成により情報処理システムは、農産物の収穫予定期間情報を基に生産者端末へその出荷可否の確認通知を送信することで、生産者は当該確認通知に対して返答するだけで農産物を出品可能となるため、生産者による商品情報の入力の手間と労力を軽減することが可能となる。また所定日前の日が到来するたび（例えば週１回?毎日）商品情報が更新されることにより、ウェブページ上の商品情報の鮮度が保たれる。所定日前の日とは、例えば前日または前々日であるが、これに限られない。
【０００９】
前記制御部は、複数の農産物について前記商品情報及び前記収穫予定期間情報を受信し、前記確認通知に対して前記複数の農産物ごとに前記出荷可否を受信してもよい。
【００１０】
これにより、生産者に、複数の農産物の出荷可否を一度に受信することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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