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公開番号2025114681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025076227,2024554575
出願日2025-05-01,2023-11-01
発明の名称積層体及び加飾物品
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20250729BHJP(積層体)
要約【課題】光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する積層体であって、光源の点灯時には、光源の消灯時に発現する意匠は視認されにくく、光源の消灯時には当該意匠が視認される積層体を提供する。
【解決手段】観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、第1主面は、凹凸形状を有しており、第1主面側から順に、少なくとも、第1意匠層と、透明樹脂層と、第2意匠層とを備える、積層体であり、第2意匠層の第1主面側又は第2主面側に、第3意匠層をさらに備えており、第2意匠層の第1主面側の表面は、第1主面の前記凹凸形状よりも相対的に平坦であり、第3意匠層は、部分的に設けられている、積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、
前記第1主面は、凹凸形状を有しており、
前記第1主面側から順に、少なくとも、第1意匠層と、透明樹脂層と、第2意匠層とを備える、積層体であり、
前記第2意匠層の前記第1主面側又は前記第2主面側に、第3意匠層をさらに備えており、
前記第2意匠層の前記第1主面側の表面は、前記第1主面の前記凹凸形状よりも相対的に平坦であり、
前記第3意匠層は、部分的に設けられている、積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体及び加飾物品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両内外装部品、建材内装材、家電筐体等には、樹脂成形品の表面に加飾シートを積層させた加飾樹脂成形品が使用されている。このような加飾樹脂成形品の製造においては、予め意匠が付与された加飾シートを、射出成形によって樹脂と一体化させる成形法などが用いられている。かかる成形法の代表的な例としては、加飾シートを真空成形型により予め立体形状に成形しておき、当該加飾シートを射出成形型に挿入し、流動状態の樹脂を型内に射出することにより樹脂と加飾シートとを一体化するインサート成形法などが挙げられる。
【0003】
このような成形方法により得られる加飾樹脂成形品は、上記したように車両内外装部品などの各種用途で使用されるため、三次元成形に追従しうる三次元成形性や、表面の耐傷付き性などの表面特性の他、近年の消費者の嗜好の多様化に伴い、多様な意匠感が求められるようになっている。例えば、樹脂成形品に対して、模様の特定の部分に合わせて艶消しや凹凸を付与することによる質感の付与を行うなどの開発が進められてきた(例えば、特許文献1)。また、多様な意匠感を有するものとして、変化する意匠面を備えた合成樹脂成形部品が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0004】
さらに、加飾シートの観察者側とは反対側に光源が配置され、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する加飾シートも提案されている(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-132145号公報
特開2010-125817号公報
特開2013-14051号公報
特開2020-49844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記のように、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する積層体が知られている。
【0007】
例えば、特許文献4には、観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、前記第2主面側から順に、少なくとも、第1意匠層と、第2意匠層と、透明基材層とを備える積層体であって、前記透明基材層の前記第2意匠層側の表面には、凹凸形状が設けられている積層体が開示されている。当該積層体は、光源の消灯時には、光源の点灯時に発現する意匠は視認されず、光源の点灯時のみ当該意匠が視認されるという優れたものである。
【0008】
一方で、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する積層体として、光源の点灯時には、光源の消灯時に発現する意匠は視認されにくく、光源の消灯時には当該意匠が視認されるものが求められている。
【0009】
本発明は、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現する積層体であって、光源の点灯時には、光源の消灯時に発現する意匠は視認されにくく、光源の消灯時には当該意匠が視認される積層体を提供することを主な目的とする。さらに、本発明は、当該積層体を利用した加飾物品を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、観察者側に配置される第1主面と、光源側に配置される第2主面とを備え、前記第1主面が凹凸形状を有する積層体において、前記第1主面側から順に、少なくとも、第1意匠層と、透明樹脂層と、第2意匠層と、前記第2意匠層の前記第1主面側又は前記第2主面側に第3意匠層をさらに備え、前記第2意匠層の前記第1主面側の表面を、前記第1主面の前記凹凸形状よりも相対的に平坦とし、かつ、前記第3意匠層を部分的に設けた積層体は、光源の点灯時と消灯時とで異なる意匠を発現し、光源の点灯時には、光源の消灯時に発現する意匠(具体的には、積層体の第1主面側表面の凹凸形状に基づく意匠や、第1意匠層よる意匠)は視認されにくく、光源の消灯時には当該意匠が視認されることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、さらに検討を重ねることにより完成された発明である。
(【0011】以降は省略されています)

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