TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025111609
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025070748,2023059194
出願日
2025-04-22,2017-12-13
発明の名称
蒸着マスクの中間製品の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C23C
14/04 20060101AFI20250723BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】蒸着マスクの輪郭を精度良く検出することができる、蒸着マスクの中間製品の製造方法の提供。
【解決手段】中間製品の製造方法は、金属板を加工し、金属板に、複数の蒸着マスク部分51と、支持部分56と、を形成する加工工程と、蒸着マスク部分を金属板から分離する分離工程と、を備える。蒸着マスク部分は、蒸着マスクの長手方向における蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の長側面26と、蒸着マスク部分の幅方向における蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の短側面27と、を備える。長側面は、第1面側に位置する第1端部と、第2面側に位置するとともに第1端部よりも内側に位置する第2端部とを含み、且つ内側へ凹んだ第1部分を有する。貫通孔は、第1面側に形成された第1凹部と、第2面側に形成され、孔接続部において第1凹部に接続された第2凹部と、を含む。長側面の第1部分の第1端部が、孔接続部よりも第1面側に位置する。
【選択図】図22A
特許請求の範囲
【請求項1】
蒸着マスクの中間製品の製造方法であって、
金属板を加工して、前記金属板に、複数の貫通孔が形成された複数の蒸着マスク部分と、平面視において前記蒸着マスク部分を囲むとともに前記蒸着マスク部分に部分的に接続されている支持部分と、を形成する加工工程と、
前記蒸着マスク部分を前記金属板から分離する分離工程と、を備え、
前記蒸着マスク部分は、
前記貫通孔が形成された第1面及び第2面と、
前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の長手方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の長側面と、
前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の幅方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の短側面と、を備え、
前記長側面は、前記第1面側に位置する第1端部と、前記第2面側に位置するとともに前記第1端部よりも内側に位置する第2端部とを含み、且つ内側へ凹んだ第1部分を有し、
前記貫通孔は、前記第1面側に形成された第1凹部と、前記第2面側に形成され、孔接続部において前記第1凹部に接続された第2凹部と、を含み、
前記長側面の前記第1部分の前記第1端部が、前記孔接続部よりも前記第1面側に位置する、中間製品の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1端部は、前記第1面と前記長側面とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部に一致している、請求項1に記載の中間製品の製造方法。
【請求項3】
前記第1端部は、前記第1面と前記長側面とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部よりも外側に位置する、請求項1に記載の中間製品の製造方法。
【請求項4】
蒸着マスクの中間製品の製造方法であって、
金属板を加工して、前記金属板に、複数の貫通孔が形成された複数の蒸着マスク部分と、平面視において前記蒸着マスク部分を囲むとともに前記蒸着マスク部分に部分的に接続されている支持部分と、を形成する加工工程と、
前記蒸着マスク部分を前記金属板から分離する分離工程と、を備え、
前記蒸着マスク部分は、
前記貫通孔が形成された第1面及び第2面と、
前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の長手方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の長側面と、
前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の幅方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の短側面と、を備え、
前記長側面は、前記第1面側に位置する第1端部と、前記第2面側に位置するとともに前記第1端部よりも内側に位置する第2端部とを含み、且つ内側へ凹んだ第1部分と、前記第1部分の前記第1端部に接続されるとともに前記第1面に至る第2部分と、を有し、
前記第1面と前記長側面の前記第2部分とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部と、前記長側面の前記第1部分の前記第1端部との間の、前記第1面の面方向における距離が、3.5μm以下である、中間製品の製造方法。
【請求項5】
前記長側面は、前記第1部分と、前記第1部分の前記第1端部に接続されるとともに前記第1面に至る第2部分と、を有し、
前記第1面と前記長側面の前記第2部分とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部と、前記長側面の前記第1部分の前記第1端部との間の、前記第1面の面方向における距離が、3.5μm以下である、請求項1又は3に記載の中間製品の製造方法。
【請求項6】
前記第1部分は、前記第1端部と前記第2端部とを通る仮想的な平面又は直線よりも内側に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の中間製品の製造方法。
【請求項7】
前記蒸着マスク部分の厚みは、50μm以下である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の中間製品の製造方法。
【請求項8】
前記第2端部は、前記第2面と前記長側面とが接続される第2接続部であって、前記第2面と同一平面上に位置する第2接続部に一致している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の中間製品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、蒸着マスク及の中間製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレットPC等の持ち運び可能なデバイスで用いられる表示装置に対して、高精細であること、例えば画素密度が400ppi以上であることが求められている。また、持ち運び可能なデバイスにおいても、ウルトラフルハイビジョンに対応することへの需要が高まっており、この場合、表示装置の画素密度が例えば800ppi以上であることが求められる。
【0003】
表示装置の中でも、応答性の良さ、消費電力の低さやコントラストの高さのため、有機EL表示装置が注目されている。有機EL表示装置の画素を形成する方法として、所望のパターンで配列された貫通孔が形成された蒸着マスクを用い、所望のパターンで画素を形成する方法が知られている。具体的には、はじめに、有機EL表示装置用の基板に対して蒸着マスクを密着させ、次に、密着させた蒸着マスクおよび基板を共に蒸着装置に投入し、有機材料を基板に蒸着させる蒸着工程を行う。これによって、蒸着マスクの貫通孔のパターンに対応したパターンで、基板上に、有機材料を含む画素を形成することができる。
【0004】
蒸着工程において、蒸着マスクは、例えば特許文献1に開示されているように、所定の剛性を有するフレームに固定されている。例えば、蒸着マスクが、一対の長辺及び一対の短辺を含む矩形状の形状を有する場合、蒸着マスクは、長辺の方向に引っ張られた状態でフレームに固定される。これによって、蒸着マスクが撓むことを抑制し、画素の寸法精度や位置精度を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5382259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
基板に形成される画素の位置精度を決める要因として、基板又はフレームに対する蒸着マスクの位置合わせの精度を挙げることができる。位置合わせの際の蒸着マスクの基準位置としては、例えば、蒸着マスクの外形の輪郭が用いられる。蒸着マスクの輪郭の位置は、例えば、カメラなどを用いて蒸着マスクを撮影することによって検出される。
【0007】
カメラなどを用いて撮影した画像に基づいて蒸着マスクの輪郭の位置を検出する工程においては、蒸着マスクの領域とその他の領域との境界が画像に明確に表れていることが好ましい。しかしながら、蒸着マスクの輪郭を画定する部分において光の散乱が生じていると、画像において蒸着マスクの領域とその他の領域との境界がぼやけてしまう。
【0008】
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る蒸着マスクの中間製品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第1の実施形態は、蒸着マスクの中間製品の製造方法であって、金属板を加工して、前記金属板に、複数の貫通孔が形成された複数の蒸着マスク部分と、平面視において前記蒸着マスク部分を囲むとともに前記蒸着マスク部分に部分的に接続されている支持部分と、を形成する加工工程と、前記蒸着マスク部分を前記金属板から分離する分離工程と、を備え、前記蒸着マスク部分は、前記貫通孔が形成された第1面及び第2面と、前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の長手方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の長側面と、前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の幅方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の短側面と、を備え、前記長側面は、前記第1面側に位置する第1端部と、前記第2面側に位置するとともに前記第1端部よりも内側に位置する第2端部とを含み、且つ内側へ凹んだ第1部分を有し、前記貫通孔は、前記第1面側に形成された第1凹部と、前記第2面側に形成され、孔接続部において前記第1凹部に接続された第2凹部と、を含み、前記長側面の前記第1部分の前記第1端部が、前記孔接続部よりも前記第1面側に位置する、中間製品である。前記第1端部は、前記第1面と前記長側面とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部に一致していてもよい。若しくは、前記第1端部は、前記第1面と前記長側面とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部よりも外側に位置していてもよい。
【0010】
本開示の第2の実施形態は、蒸着マスクの中間製品の製造方法であって、金属板を加工して、前記金属板に、複数の貫通孔が形成された複数の蒸着マスク部分と、平面視において前記蒸着マスク部分を囲むとともに前記蒸着マスク部分に部分的に接続されている支持部分と、を形成する加工工程と、前記蒸着マスク部分を前記金属板から分離する分離工程と、を備え、前記蒸着マスク部分は、前記貫通孔が形成された第1面及び第2面と、前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の長手方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の長側面と、前記第1面及び前記第2面に接続され、前記蒸着マスク部分の幅方向における前記蒸着マスク部分の輪郭を画定する一対の短側面と、を備え、前記長側面は、前記第1面側に位置する第1端部と、前記第2面側に位置するとともに前記第1端部よりも内側に位置する第2端部とを含み、且つ内側へ凹んだ第1部分を有し、前記第1端部は、前記第1面と前記長側面とが接続される第1接続部であって、前記第1面と同一平面上に位置する第1接続部に一致している、中間製品である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日本印刷株式会社
パウチ
3日前
大日本印刷株式会社
防錆フィルム
26日前
大日本印刷株式会社
樹脂含浸化粧板
24日前
大日本印刷株式会社
積層体および包装袋
4日前
大日本印刷株式会社
加飾シート、移動体
1か月前
大日本印刷株式会社
積層体および包装袋
4日前
大日本印刷株式会社
表示装置及び入力装置
1か月前
大日本印刷株式会社
情報処理装置及びプログラム
6日前
大日本印刷株式会社
採光フィルム、積層体及び建造物
25日前
大日本印刷株式会社
光学素子及び光学素子の製造方法
25日前
大日本印刷株式会社
光学素子及び光学素子の検査方法
26日前
大日本印刷株式会社
熱交換器及び熱交換器付き電化製品
6日前
大日本印刷株式会社
対話システム、端末及びプログラム
10日前
大日本除蟲菊株式会社
薬剤揮散装置
24日前
大日本印刷株式会社
加飾シート付き表示装置及び加飾シート
17日前
大日本印刷株式会社
シート、ロールシート及びシート積層体
1か月前
大日本印刷株式会社
光学シート、面光源装置および表示装置
5日前
大日本印刷株式会社
サーバ装置、情報処理方法及びプログラム
9日前
大日本印刷株式会社
加飾シート貼付方法及び加飾シート貼付装置
3日前
大日本印刷株式会社
情報処理方法、サーバ装置、及びプログラム
1か月前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
11日前
大日本印刷株式会社
証明書自動交付システムおよび証明書自動交付方法
1か月前
大日本印刷株式会社
化粧材
24日前
大日本印刷株式会社
化粧材
24日前
大日本印刷株式会社
表示装置
4日前
大日本印刷株式会社
配線基板
26日前
大日本印刷株式会社
真贋判定装置、コンピュータプログラム及び真贋判定方法
24日前
大日本印刷株式会社
転写シート、転写用基材付き樹脂成形品、及び樹脂成形品
24日前
大日本印刷株式会社
照明装置
4日前
大日本印刷株式会社
金属板及びその製造方法、並びに、メタルマスクの製造方法
11日前
大日本印刷株式会社
撮影装置、コンピュータプログラム、および、写真検証システム
5日前
大日本印刷株式会社
エージェント処理装置、エージェント生成システム及びプログラム
1か月前
大日本印刷株式会社
光学積層体、転写用積層体、偏光板、表示パネル、及び、画像表示装置
25日前
大日本印刷株式会社
容器及びプリフォーム
24日前
大日本印刷株式会社
情報処理装置、情報取得システム、ホログラム読取方法及びプログラム
4日前
大日本印刷株式会社
面光源装置、透過型表示装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る