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公開番号2025115274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009742
出願日2024-01-25
発明の名称制御装置、制御装置のためのコンピュータプログラム、及び、制御装置によって実行される方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250730BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの利便性を向上させることが可能な技術を開示すること。
【解決手段】 制御装置は、プリンタの印刷履歴情報を利用して、プリンタに関連するサービスに加入する場合の印刷コストである加入印刷コストを算出する。サービスは、単位期間に必要な基本料金と、単位期間内の印刷量に関係する上限値と、が予め決められている少なくとも1個の印刷プランを含む。制御装置は、単位期間以上のM個(Mは2以上の整数)の期間のそれぞれについて、プリンタの当該期間の印刷履歴情報を利用して加入印刷コストを算出し、M個の期間のM個の加入印刷コストに関連する関連情報を出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
制御装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記制御装置を、以下の各部、即ち、
プリンタの印刷履歴情報を利用して、前記プリンタに関連するサービスに加入する場合の印刷コストである加入印刷コストを算出する第1の算出部であって、
前記サービスは、単位期間に必要な基本料金と、前記単位期間内の印刷量に関係する上限値と、が予め決められている少なくとも1個の印刷プランを含み、
前記第1の算出部は、前記単位期間以上のM個(前記Mは2以上の整数)の期間のそれぞれについて、前記プリンタの当該期間の印刷履歴情報を利用して前記加入印刷コストを算出する、前記第1の算出部と、
前記M個の期間のM個の前記加入印刷コストに関連する関連情報を出力する出力部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、さらに、
前記プリンタの印刷履歴情報を利用して、前記サービスに加入しない場合の印刷コストである非加入印刷コストを算出する第2の算出部であって、
前記第2の算出部は、前記単位期間に必要な基本料金と、前記単位期間内の印刷量に関係する上限値と、が決められておらず、単位印刷量当たりの料金である単位料金が予め決められている場合に、前記M個の期間のそれぞれについて、前記プリンタの当該期間の印刷履歴情報を利用して非加入印刷コストを算出する、前記第2の算出部と、
前記M個の期間の前記M個の加入印刷コストと前記M個の期間のM個の前記非加入印刷コストとを利用して、前記サービスに加入しない場合と比べて前記サービスに加入する場合のコストメリットが存在するのか否かを判断する判断部と、として機能させ、
前記出力部は、前記コストメリットが存在すると判断される場合に、前記サービスへの加入を促す第1の加入情報を含む前記関連情報を出力する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記出力部は、前記コストメリットが存在しないと判断される場合に、前記サービスへの加入を促す第2の加入情報であって、前記第1の加入情報とは異なる第2の加入情報を含む前記関連情報を出力する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記第1の加入情報は、前記サービスに加入すれば前記サービスに加入しない場合と比べて印刷コストが安くなることを示す特定のメッセージを含み、
前記第2の加入情報は、前記特定のメッセージを含まない、請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記判断部は、
前記M個の期間のいずれの期間においても、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも安い場合に、前記コストメリットが存在すると判断し、
前記M個の期間のうちの少なくとも1個の期間において、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも高い場合に、前記コストメリットが存在しないと判断する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記判断部は、
前記M個の期間のそれぞれの前記加入印刷コストの合計が前記複数個の期間のそれぞれの前記非加入印刷コストの合計よりも安い場合に、前記コストメリットが存在すると判断し、
前記M個の期間のそれぞれの前記加入印刷コストの合計が前記複数個の期間のそれぞれの前記非加入印刷コストの合計よりも高い場合に、前記コストメリットが存在しないと判断する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記判断部は、
前記M個の期間のうちの少なくとも1個の期間において、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも安い場合に、前記コストメリットが存在すると判断し、
前記M個の期間のいずれの期間においても、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも高い場合に、前記コストメリットが存在しないと判断する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記判断部は、
前記M個の期間のうちの2個以上の期間において、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも安い場合に、前記コストメリットが存在すると判断し、
前記M個の期間のいずれの期間においても、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも高い場合、又は、前記M個の期間のうちの1個の期間のみにおいて、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも安い場合に、前記コストメリットが存在しないと判断する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記判断部は、
前記M個の期間のうちの半数以上の期間において、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも安い場合に、前記コストメリットが存在すると判断し、
前記M個の期間のうちの半数を超える期間において、前記加入印刷コストが前記非加入印刷コストよりも高い場合に、前記コストメリットが存在しないと判断する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記サービスは、N個(前記Nは2以上の整数)の印刷プランを含み、
前記N個の印刷プランでは、前記基本料金が互いに異なると共に、前記上限値が互いに異なり、
前記N個の印刷プランでは、さらに、前記上限値を超過する場合に必要な超過料金が予め決められており、前記超過料金が互いに異なり、
前記第1の算出部は、前記M個の期間のそれぞれについて、前記N個の印刷プランに対応するN個の前記加入印刷コストを算出することによって、(M×N)個の前記加入印刷コストを算出し、
前記判断部は、前記(M×N個)の加入印刷コストと前記M個の非加入印刷コストとを利用して、前記コストメリットが存在するのか否かを判断する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、プリンタに関する処理を実行可能な制御装置に関する技術を開示する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像処理装置によって実行された画像処理のログ情報を利用して、複数の料金プランに対応する複数の料金を算出し、最も安い料金プランをユーザに提示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-035779号公報
特開2004-177736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、ユーザの利便性を向上させることが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、制御装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記制御装置を、以下の各部、即ち、プリンタの印刷履歴情報を利用して、前記プリンタに関連するサービスに加入する場合の印刷コストである加入印刷コストを算出する第1の算出部であって、前記サービスは、単位期間に必要な基本料金と、前記単位期間内の印刷量に関係する上限値と、が予め決められている少なくとも1個の印刷プランを含み、前記第1の算出部は、前記単位期間以上のM個(前記Mは2以上の整数)の期間のそれぞれについて、前記プリンタの当該期間の印刷履歴情報を利用して前記加入印刷コストを算出する、前記第1の算出部と、前記M個の期間のM個の前記加入印刷コストに関連する関連情報を出力する出力部と、として機能させてもよい。
【0006】
上記の構成によると、制御装置は、M個の期間のM個の加入印刷コストに関連する関連情報を出力する。このため、M個の期間のそれぞれの印刷履歴に応じた情報をユーザに提供することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0007】
上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。また、上記の制御装置そのもの及び上記の制御装置によって実行される方法も新規で有用である。また、上記の制御装置と他のデバイス(例えばプリンタ、端末装置等)とを含む通信システムも新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
各テーブルの一例を示す。
各デバイスによって実行される各処理のシーケンス図を示す。
第1実施例のケースAの結果画面を示す。
第1実施例のケースBの結果画面を示す。
第2実施例の結果画面を示す。
第3実施例の結果画面を示す。
第6実施例の結果画面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施例)
(通信システム2の構成:図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と端末装置50とサービス提供サーバ100とを備える。プリンタ10及び端末装置50は、Local Area Network(LAN)4に接続されており、LAN4を介して相互に通信可能である。端末装置50は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の端末装置であってもよいし、デスクトップPC等の据置型の端末装置であってもよい。LAN4は、インターネット6に接続されている。サービス提供サーバ100は、インターネット6に接続されている。以下では、サービス提供サーバ100のことを「Service Providing(SP)サーバ」と記載する。
【0010】
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち端末装置50等の周辺装置)である。プリンタ10は、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ10は、シリアル番号「SN1」を有する。シリアル番号は、プリンタの製造時に割り当てられる識別番号である。
(【0011】以降は省略されています)

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