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公開番号2025115278
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009748
出願日2024-01-25
発明の名称ハイブリッド車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250730BHJP(車両一般)
要約【課題】電池パックの電池セルに外部からの荷重が入力されることを抑制することができるハイブリッド車両を提供すること。
【解決手段】フロアパネルの下方に配置された電池パックおよび排気管を備えるハイブリッド車両であって、排気管の屈曲部分とロアケースの側壁部との間に配置され、外部から入力される荷重に対してロアケースを保護する保護部材を備え、保護部材は、ロアケースの側壁部に接合された第1部分と、ロアケースの底部に接合された第2部分と、第1部分から第2部分に至る部分であり、側壁部との間に空間を作るように側壁部から離間した第3部分と、を有し、第3部分は側壁部よりも排気管側に膨出する湾曲形状を有するとともに、第1部分側から第2部分側へと上下方向の下方に向かうに連れて側壁部との水平方向距離が小さくなるように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体の前部に配置された内燃機関と、
前記車体の前部に配置された電動機と、
前記車体のフロアパネルの下方に配置され、前記電動機に電力を供給する電池パックと、
前記内燃機関から前記車体の後方側に延在し、前記フロアパネルの下方において前記電池パックの側面に沿うように屈曲する屈曲部分を有する排気管と、
を備え、
前記電池パックは、複数の電池セルが積層した電池スタックと、前記電池スタックを収容するアッパーカバーおよびロアケースとを有し、前記ロアケースが支持部材を介して前記車体に固定されているハイブリッド車両であって、
水平方向において隣り合う前記排気管の前記屈曲部分と前記ロアケースの側壁部との間に配置され、外部から入力される荷重に対して前記ロアケースを保護する保護部材を備え、
前記側壁部は、水平方向において前記排気管の前記屈曲部分の近傍に配置され、前記屈曲部分に沿うように形成され、前記ロアケースを上方から見た場合に前記車体の後方側に向かうに連れて車幅方向外側に向けて延在し、
前記保護部材は、
前記ロアケースの前記側壁部に接合された第1部分と、
前記ロアケースの底部に接合された第2部分と、
前記第1部分から前記第2部分に至る部分であり、前記側壁部との間に空間を作るように前記側壁部から離間した第3部分と、を有し、
前記第3部分は、水平方向において前記側壁部よりも前記排気管側に膨出する湾曲形状を有するとともに、前記第1部分側から前記第2部分側へと上下方向の下方に向かうに連れて前記側壁部との水平方向距離が小さくなるように形成されている
ことを特徴とするハイブリッド車両。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記ロアケースは、前記側壁部の上端から水平方向外側に広がるフランジ部を有し、
前記第1部分は、前記フランジ部よりも上下方向の下方に配置され、
前記第3部分は、水平方向において前記フランジ部の端部よりも前記側壁部側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
【請求項3】
前記排気管と前記ロアケースとの間に配置された遮熱部材を備え、
前記遮熱部材は、前記排気管の前記屈曲部分と前記保護部材との間に配置された部分が、上下方向の下方に向かうに連れて前記側壁部に近づくように形成された傾斜部を含み、
前記第3部分は、前記遮熱部材の前記傾斜部と平行に形成された平行部を含む
ことを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両。
【請求項4】
前記ロアケースの外側に接合され、剛性を高めるための補強部材を備え、
を備え、
前記支持部材は、前記補強部材を介して前記ロアケースに一体化され、
前記ロアケースのうち前記排気管の前記屈曲部分と前記側壁部とが近傍して配置された領域には、前記補強部材と前記支持部材とが設けられていない
ことを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両。
【請求項5】
前記電池パックは、前記電池スタックよりも前記ロアケースの前部に収容され、前記電池スタックと電気的に接続された電気機器を備え、
前記側壁部は、前記電気機器の車幅方向外側かつ前記電気機器の前方に設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車体のフロアパネルの下方に電池パックが配置されたハイブリッド車両において、排気管から電池パックへの熱伝達を抑制するために、排気管と電池パックとの間にインシュレータとブラケットと補強部材とが配置されることが開示されている。特許文献1に記載の構成では、ブラケットに取り付けられた補強部材によって電池パックの剛性を補強することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-59359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フロアパネルの下方に電池パックが配置されたハイブリッド車両では、搭載上の制約から電池パックと排気管との間にブラケットや補強部材を配置できない場合がある。この場合、外部から電池パックに入力される荷重を低減させ電池セルへの入力荷重を低減させる点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、電池パックの電池セルに外部からの荷重が入力されることを抑制することができるハイブリッド車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車体の前部に配置された内燃機関と、前記車体の前部に配置された電動機と、前記車体のフロアパネルの下方に配置され、前記電動機に電力を供給する電池パックと、前記内燃機関から前記車体の後方側に延在し、前記フロアパネルの下方において前記電池パックの側面に沿うように屈曲する屈曲部分を有する排気管と、を備え、前記電池パックは、複数の電池セルが積層した電池スタックと、前記電池スタックを収容するアッパーカバーおよびロアケースとを有し、前記ロアケースが支持部材を介して前記車体に固定されているハイブリッド車両であって、水平方向において隣り合う前記排気管の前記屈曲部分と前記ロアケースの側壁部との間に配置され、外部から入力される荷重に対して前記ロアケースを保護する保護部材を備え、前記側壁部は、水平方向において前記排気管の前記屈曲部分の近傍に配置され、前記屈曲部分に沿うように形成され、前記ロアケースを上方から見た場合に前記車体の後方側に向かうに連れて車幅方向外側に向けて延在し、前記保護部材は、前記ロアケースの前記側壁部に接合された第1部分と、前記ロアケースの底部に接合された第2部分と、前記第1部分から前記第2部分に至る部分であり、前記側壁部との間に空間を作るように前記側壁部から離間した第3部分と、を有し、前記第3部分は、水平方向において前記側壁部よりも前記排気管側に膨出する湾曲形状を有するとともに、前記第1部分側から前記第2部分側へと上下方向の下方に向かうに連れて前記側壁部との水平方向距離が小さくなるように形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、電池パックの電池セルに外部からの荷重が入力されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態におけるハイブリッド車両を模式的に示す図である。
ハイブリッド車両を上方から見た場合の排気管と電池パックとの配置を説明するための図である。
電池パックのロアケースがブラケットを介して車体に固定された構造を説明するための図である。
保護リンフォースが設けられる領域を説明するための図である。
電池パックと排気管との間に設けられた保護リンフォースを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態におけるハイブリッド車両について具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態におけるハイブリッド車両を模式的に示す図である。ハイブリッド車両1は、外部電源から供給される電力を充電可能なプラグインハイブリッド車(PHEV)である。ハイブリッド車両1は、エンジン2と、モータ3と、電池パック4と、排気管5とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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