TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025115682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010257
出願日
2024-01-26
発明の名称
弾性波フィルタ、フィルタ回路および高周波モジュール
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H03H
9/64 20060101AFI20250731BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】低損失性が確保された小型の弾性波フィルタを提供する。
【解決手段】弾性波フィルタ1は、入出力端子110および120を結ぶ直列腕経路に配置された直列腕共振子14と、直列腕経路とグランドとの間に接続された並列腕共振器20と、を備え、直列腕共振子14は第1弾性波共振子であり、並列腕共振器20は、直列腕経路とグランドとの間に直列接続された並列腕共振子24およびインダクタ34を含み、直列腕共振子14および並列腕共振子24は同一の圧電性基板70に形成され、並列腕共振器20の共振周波数frp20は、弾性波フィルタ1の通過帯域の低周波端以下であり、並列腕共振器20の反共振周波数fap20は、上記通過帯域の高周波端以上であり、反共振周波数fap20と上記通過帯域の高周波端との周波数差Δfaは、共振周波数frp20と上記通過帯域の低周波端との周波数差Δfrよりも小さい。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
帯域通過型の弾性波フィルタであって、
第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された第1直列腕共振器と、
前記直列腕経路とグランドとの間に接続された第1並列腕共振器と、を備え、
前記第1直列腕共振器は、第1弾性波共振子を含み、
前記第1並列腕共振器は、前記直列腕経路とグランドとの間に直列接続された第2弾性波共振子および第1インダクタを含み、
前記第1弾性波共振子および前記第2弾性波共振子は、同一の圧電性基板に形成され、
前記第1並列腕共振器の共振周波数である第1共振周波数は、前記弾性波フィルタの通過帯域の低周波端以下であり、前記第1並列腕共振器の反共振周波数である第1反共振周波数は、前記通過帯域の高周波端以上であり、
前記第1反共振周波数と前記通過帯域の高周波端との周波数差は、前記第1共振周波数と前記通過帯域の低周波端との周波数差よりも小さい、
弾性波フィルタ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2弾性波共振子の共振周波数は、前記通過帯域内に位置する、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項3】
前記第1直列腕共振器を含む複数の直列腕共振器と、
前記第1並列腕共振器を含む複数の並列腕共振器と、を備え、
前記複数の直列腕共振器および前記複数の並列腕共振器のそれぞれは、弾性波共振子を含み、
前記弾性波フィルタが有する全ての前記弾性波共振子は、前記圧電性基板に形成される、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項4】
前記第1直列腕共振器を含む複数の直列腕共振器と、
前記第1並列腕共振器を含む複数の並列腕共振器と、を備え、
前記第1並列腕共振器は、前記複数の並列腕共振器のうちで前記第1入出力端子に最も近く接続される、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項5】
前記第2弾性波共振子は前記直列腕経路に接続され、前記第1インダクタはグランドに接続される、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項6】
前記第2弾性波共振子はグランドに接続され、前記第1インダクタは前記直列腕経路に接続される、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の弾性波フィルタと、
帯域通過型の第1フィルタと、
共通端子、第1選択端子および第2選択端子を有し、前記共通端子と前記第1選択端子との接続および前記共通端子と前記第2選択端子との接続を切り替える第1スイッチ回路と、を備え、
前記弾性波フィルタは、前記第1並列腕共振器および弾性波フィルタ部を有し、
前記第1フィルタは、前記第1並列腕共振器および第1フィルタ部を有し、
前記第1並列腕共振器は前記共通端子に接続され、
前記弾性波フィルタ部は前記第1選択端子に接続され、
前記第1フィルタ部は前記第2選択端子に接続され、
前記第1共振周波数は、前記弾性波フィルタの通過帯域の低周波端および前記第1フィルタの通過帯域の低周波端のうちの低周波側の低周波端以下であり、前記第1反共振周波数は、前記弾性波フィルタの通過帯域の高周波端および前記第1フィルタの通過帯域の高周波端のうちの高周波側の高周波端以上である、
フィルタ回路。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の弾性波フィルタと、
入力端子が前記第1入出力端子に接続された低雑音増幅器と、を備える、
高周波モジュール。
【請求項9】
前記低雑音増幅器に含まれる増幅トランジスタの入力端と前記第1入出力端子とを結ぶ経路には、キャパシタが直列配置されていない、
請求項8に記載の高周波モジュール。
【請求項10】
請求項7に記載のフィルタ回路と、
入力端子が前記共通端子と前記第1並列腕共振器との接続点に接続された低雑音増幅器と、を備える、
高周波モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波フィルタ、フィルタ回路および高周波モジュールに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、帯域通過型のフィルタおよび整合共振器を備えたフィルタモジュールが開示されている。フィルタの通過帯域が整合共振器の共振周波数と反共振周波数との間の範囲に含まれることでフィルタモジュールの通過帯域のインピーダンスを誘導性にすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-088675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたフィルタモジュールでは、整合共振器により通過帯域のインピーダンスを誘導性にできるので、容量性のインピーダンスを有する外部回路と接続された場合の整合損失を低減できる。しかしながら、整合共振器自体の挿入損失を低減できない場合があり、フィルタモジュールの低損失性を確保できない。また、整合共振器が付加されるのでフィルタモジュールが大型化する。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、低損失性が確保された小型の弾性波フィルタ、フィルタ回路および高周波モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る弾性波フィルタは、帯域通過型の弾性波フィルタであって、第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された第1直列腕共振器と、直列腕経路とグランドとの間に接続された第1並列腕共振器と、を備え、第1直列腕共振器は、第1弾性波共振子を含み、第1並列腕共振器は、直列腕経路とグランドとの間に直列接続された第2弾性波共振子および第1インダクタを含み、第1弾性波共振子および第2弾性波共振子は、同一の圧電性基板に形成され、第1並列腕共振器の共振周波数である第1共振周波数は、弾性波フィルタの通過帯域の低周波端以下であり、第1並列腕共振器の反共振周波数である第1反共振周波数は、通過帯域の高周波端以上であり、第1反共振周波数と通過帯域の高周波端との周波数差は、第1共振周波数と通過帯域の低周波端との周波数差よりも小さい。
【0007】
また、本発明の一態様に係るフィルタ回路は、上記弾性波フィルタと、帯域通過型の第1フィルタと、共通端子、第1選択端子および第2選択端子を有し、共通端子と第1選択端子との接続および共通端子と第2選択端子との接続を切り替える第1スイッチ回路と、を備え、弾性波フィルタは、第1並列腕共振器および弾性波フィルタ部を有し、第1フィルタは、第1並列腕共振器および第1フィルタ部を有し、第1並列腕共振器は共通端子に接続され、弾性波フィルタ部は第1選択端子に接続され、第1フィルタ部は第2選択端子に接続され、第1共振周波数は、弾性波フィルタの通過帯域の低周波端および第1フィルタの通過帯域の低周波端のうちの低周波側の低周波端以下であり、第1反共振周波数は、弾性波フィルタの通過帯域の高周波端および第1フィルタの通過帯域の高周波端のうちの高周波側の高周波端以上である。
【0008】
また、本発明の一態様に係る高周波モジュールは、上記弾性波フィルタと、入力端子が第1入出力端子に接続された低雑音増幅器と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低損失性が確保された小型の弾性波フィルタ、フィルタ回路および高周波モジュールを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る弾性波フィルタおよび高周波モジュールの回路構成図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第1例を模式的に表す平面図および断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第2例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第3例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタの通過帯域近傍帯域の通過特性および第1並列腕共振器のインピーダンス特性を示すグラフである。
実施の形態に係る弾性波フィルタの広域の第1並列腕共振器のインピーダンス特性を示すグラフである。
実施の形態に係る弾性波フィルタのインピーダンス特性を示すアドミタンスチャートである。
実施の形態の変形例1に係る弾性波フィルタの回路構成図である。
実施の形態の変形例2に係るフィルタ回路および高周波モジュールの回路構成図である。
実施の形態の変形例2に係るフィルタ回路を構成する各フィルタの通過特性および第1並列腕共振器のインピーダンス特性を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社村田製作所
二次電池
1か月前
株式会社村田製作所
コイル部品
2日前
株式会社村田製作所
樹脂組成物
8日前
株式会社村田製作所
振動モータ
11日前
株式会社村田製作所
コイル部品
3日前
株式会社村田製作所
コイル部品
16日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
3日前
株式会社村田製作所
積層コイル部品
8日前
株式会社村田製作所
積層コイル部品
1か月前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
1か月前
株式会社村田製作所
積層コイル部品
1か月前
株式会社村田製作所
積層コイル部品
1か月前
株式会社村田製作所
ウエハの製造方法
1か月前
株式会社村田製作所
セキュリティタグ
1か月前
株式会社村田製作所
電子回路モジュール
1か月前
株式会社村田製作所
微小物体の捕集装置
1か月前
株式会社村田製作所
弾性波装置の製造方法
5日前
株式会社村田製作所
コンデンサモジュール
10日前
株式会社村田製作所
コンデンサモジュール
1か月前
株式会社村田製作所
磁性体およびインダクタ
5日前
株式会社村田製作所
積層セラミックコンデンサ
1か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール及び通信装置
1か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール、及び、通信装置
1か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール、及び、通信装置
1か月前
株式会社村田製作所
無線通信装置及び無線通信システム
1日前
株式会社村田製作所
タブ、電池モジュールおよび電池パック
11日前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタおよび高周波モジュール
2日前
株式会社村田製作所
インダクタ、及びインダクタの製造方法
5日前
株式会社村田製作所
複合フィルタ部品および高周波モジュール
11日前
株式会社村田製作所
積層電子部品の製造方法及び離型フィルム
8日前
株式会社村田製作所
積層電子部品の製造方法及び離型フィルム
8日前
株式会社村田製作所
積層電子部品の製造方法及び離型フィルム
8日前
株式会社村田製作所
積層電子部品の製造方法及び離型フィルム
8日前
株式会社村田製作所
積層コイル部品及び積層コイル部品の製造方法
1か月前
株式会社村田製作所
反射吸収特性測定方法及び反射吸収特性評価方法
1日前
株式会社村田製作所
MEMSデバイス及びMEMSデバイスの製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る