TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025116047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025086284,2023027182
出願日
2025-05-23,2019-06-26
発明の名称
放射線不透過性ポリマーを含む放射線不透過性ミクロスフェア
出願人
ボストン サイエンティフィック メディカル デバイス リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
8/00 20060101AFI20250731BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】X線で視認するために十分な放射線不透過性を有するポリマーの提供。
【解決手段】式Iのペンダント基を含む親水性ポリマーとする。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025116047000053.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">45</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
式中、Wは、-OH、-COOH、-SO
3
H、-OPO
3
H
2
、-O-(C
1~4
アルキル)、-O-(C
1~4
アルキル)OH、-O-(C
1~4
アルキル)R
2
、-O-(C
2
H
5
O)
q
R
1
-(C=O)-O-C
1~4
アルキル及び-O-(C=O)C
1~4
アルキルから独立して選択され、Xは、結合、あるいは、1~8個の炭素、及び任意選択でO、N及びSから選択される1~4個のヘテロ原子を有する連結基のいずれかであり、Gは、式Iの基がポリマーに結合される結合基。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
式Iのペンダント基を含む親水性ポリマーを含む放射線不透過性ミクロスフェアであって、
JPEG
2025116047000052.jpg
63
170
ここで、
Wは-OH、-COOH、-SO
3
H、-OPO
3
H
2
、-O-(C
1~4
アルキル)、-O-(C
1~4
アルキル)OH、-O-(C
1~4
アルキル)R
2
、-O-(C
2
H
4
O)
q
R
1
、-(C=O)-O-C
1~4
アルキル及び-O-(C=O)C
1~4
アルキルから独立して選択されるか:あるいは、-BZ基であり、ここで、-OH、-COOH、-OPO
3
H
2
及び-SO
3
Hは、薬学的に許容される塩の形態であってもよく、
Bは、結合、あるいは、直鎖若しくは分岐のアルカンジイル、オキシアルキレン、アルキレンオキサアルキレン、又はアルキレン基であって、任意選択で1つ以上のフッ素置換基を有し、
Zは、アンモニウム、ホスホニウム、又は、スルホニウムホスフェートもしくはホスホネートエステルの双性イオン基であり、
Xは、結合、あるいは、1~8個の炭素、及び任意選択でO、N及びSから選択される1~4個のヘテロ原子を有する連結基のいずれかであり、
Gは、式Iの基がポリマーに結合する結合基であり、1,3ジオキソロン及び1,3ジオキサンから選択され、
R
1
はH又はC
1~4
アルキルであり、
R
2
は-COOH、-SO
3
H、又は-OPO
3
H
2
であり、
qは1~4の整数であり、
nは1~4の整数であり、
pは1~3の整数であり、
n+pは2~5であり、
ここで、-COOH、-OPO
3
H
2
及び-SO
3
H、ならびにフェノール性-OHは、薬学的に許容される塩の形態であってもよい、ミクロスフェア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線不透過性ポリマーに関し、より詳細には医療デバイスの製造及び医療方法におけるそれらの使用に関する。本発明は、特に、治療滴塞栓術の分野で有用な放射線不透過性ポリマーに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
治療的塞栓術は、血流を遅くしたり止めたりするために、材料を血管に導入して閉塞を生じさせる低侵襲の処置である。通常、このような材料は、脚や手首などの周辺の箇所から標的部位に進められるマイクロカテーテルを介して送達される。このアプローチは、とりわけ、胃腸出血、動静脈奇形、肝細胞癌などの血管過多の悪性腫瘍、子宮筋腫などの良性増殖、及び最近では良性前立腺肥大症(BPH)などの症状の治療に有用であった。
【0003】
生体適合性ミクロスフェアは、標的部位に容易に送達でき、血管サイズに応じてより予測可能な塞栓形成のために定義されたサイズ範囲で提供できるため、有用な塞栓剤である。液体塞栓はまた、液体として送達されるが、インサイチュー、すなわちその場でゲル化、固化、又は沈殿する材料を使用して、いくつかの領域で有用性を見出した。そのようなシステムの中には、ポリマーの形成又はその場でのゲル化によるものもあれば、塞栓物質を残して血液中に急速に消散する有機溶媒での送達によるものもある。液体塞栓には、血管壁に適合し、沈着特性に応じて、通常、個別の球ではなく、均一な塞栓を形成するという追加の利点がある。通常、塞栓物質は合成又は天然のポリマーであり、生体適合性、密度、圧縮性、流動性、薬剤充填量、カテーテル送達の容易さなどの好適な特性を提供するように選択される。液体塞栓では、血管内の流動特性、沈着の速度と予測可能性、及び塞栓の堅牢性などの特性も重要である。
【0004】
ポリマー骨格に共有結合したヨウ素化基を有する放射線不透過性ポリマーミクロスフェアが提案されている(例えば、特許文献1)。ヨウ素化基は、X線ベースの技術を使用してこれらの材料を可視化するが、ヨウ素の存在は、不十分な薬物充填量、不十分な圧縮性、及び懸濁時間の短縮など、最適ではない取り扱い特性につながる可能性がある。
【0005】
ポリマー骨格に結合したヨウ素化基を有する放射線不透過性液体塞栓も記載されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、ポリマーミクロスフェアと同様に、ヨウ素の存在はポリマーの物理的特性を変化させ、予測不能で急速な沈殿、ポリマーの「ストリング化」及び他の好ましくない取り扱い特性などの不十分な取り扱い特性をもたらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2015/033092号
国際公開第2011/110589号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、X線で視認するために十分な放射線不透過性を有するが、改善された使いやすさを有する、改善されたヨウ素化ポリマーを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、これらの問題の1つ以上が、本明細書に記載のポリマーによって対処できることを確認した。
したがって、第1の態様では、本発明は、式Iのペンダント基を含む親水性ポリマーを提供する。
【0009】
JPEG
2025116047000002.jpg
62
170
【0010】
ここで、Wは-OH、-COOH、-SO
3
H、-OPO
3
H
2
、-O-(C
1~4
アルキル)、-O-(C
1~4
アルキル)OH、-O-(C
1~4
アルキル)R
2
、-O-(C
2
H
4
O)
q
R
1
、-(C=O)-O-C
1~4
アルキル及び-O-(C=O)C
1~4
アルキルから独立して選択され、あるいは、Wは式-BZの双性イオン基であり得、
ここで、-OH、-COOH、-OPO
3
H
2
及び-SO
3
Hは、薬学的に許容される塩の形態であってもよく、
Xは、結合、あるいは、1~8個の炭素、及び任意選択でO、N及びSから選択される1~4個のヘテロ原子を有する連結基のいずれかであり、
Gは、式Iの基がポリマーに結合する結合基であり、エーテル、エステル、アミド、カーボネート、カルバメート、1,3ジオキソロン、及び1,3ジオキサンから選択され、
R
1
はH又はC
1~4
アルキルであり、
R
2
は-COOH、-SO
3
H、又は-OPO
3
H
2
であり、
qは1~4の整数であり、
nは1~4の整数であり、
pは1~3の整数であり、
n+pは2~5であり、
ここで、-COOH、-OPO
3
H
2
及び-SO
3
H、ならびにフェノール性-OHは、薬学的に許容される塩の形態であってもよく、
Wが式-BZの双性イオン基であり、Bは、結合、あるいは、直鎖若しくは分岐アルカンジイル、オキシアルキレン、アルキレンオキサアルキレン、又はアルキレン(オリゴオキソアルキレン)基であって、任意選択で1つ以上のフッ素置換基を有し、Zは、双性イオン性のアンモニウム、ホスホニウム、又は、スルホニウムホスフェートもしくはホスホネートといったエステル基である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
12日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
1か月前
株式会社コバヤシ
光硬化性組成物
9日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
2か月前
富士フイルム株式会社
組成物
1か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
1か月前
伯東株式会社
ビニル化合物中の重合防止方法
1日前
東亞合成株式会社
硬化性組成物
1か月前
株式会社クラレ
水性エマルジョン及び接着剤
1か月前
アキレス株式会社
燻蒸用生分解性樹脂シート
8日前
株式会社村田製作所
樹脂組成物
12日前
株式会社イーテック
組成物
13日前
東レ株式会社
プリプレグおよびその製造方法。
1か月前
帝人株式会社
軽量ゴムおよびゴム成形体
13日前
株式会社リコー
炭素繊維含有樹脂組成物
9日前
東ソー株式会社
末端変性ポリマー及び光学素子
12日前
株式会社イーテック
組成物
8日前
サンエス護謨工業株式会社
プラスチックフィルム
1か月前
ユニマテック株式会社
アクリルゴム組成物
1か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子を製造する方法
今日
東ソー株式会社
導電性高分子組成物、及びその用途
19日前
株式会社信日康
抗菌樹脂、抗菌繊維及びその加工物
1か月前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
1か月前
理研ビタミン株式会社
ポリプロピレン系樹脂組成物
28日前
三井化学株式会社
成形体および高周波通信機器
6日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
1か月前
ZACROS株式会社
樹脂組成物
1か月前
サカエゴム株式会社
水に浮く低比重ゴム組成物
5日前
信越ポリマー株式会社
アロイ樹脂組成物
2か月前
DIC株式会社
樹脂組成物
2か月前
株式会社ENEOS NUC
難燃性樹脂組成物
2か月前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
2か月前
続きを見る
他の特許を見る