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公開番号
2025136297
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034759
出願日
2024-03-07
発明の名称
車両用変速機
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16H
63/34 20060101AFI20250911BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】パーキングロック機構の配置スペースを低減して、小型化を図ることができる車両用変速機を提供すること。
【解決手段】変速機1は、変速機ケース4に収容されるパーキングロック機構10を有し、パーキングロック機構10は、パーキングサポート15が縦壁部3Aに固定されているとともに、ディテントスプリング18が縦壁部2Aに固定されており、パーキングサポート15とディテントスプリング18とは中間軸6の軸方向で対向している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の壁部を有する第1のケース部と、
前記第1の壁部に対向する第2の壁部を有し、前記第1のケース部に取付けられる第2のケース部と、
前記第1の壁部と前記第2の壁部に取付けられた回転軸と、
前記回転軸の回転を規制するパーキングロック機構とを備えた車両用変速機であって、
前記パーキングロック機構は、
前記回転軸に取付けられたパーキングギヤと、
前記パーキングギヤに係合することにより、前記回転軸の回転を規制するパーキングポールと、
カム部材を有し、その軸方向に移動自在に設けられたパーキングロッドと、
前記パーキングポールが前記パーキングギヤに係合するように前記パーキングロッドの軸方向への移動を支持するサポート部材と、
操作力により回転可能なマニュアルシャフトと、
外周部に係合溝を有して前記マニュアルシャフトに取付けられ、前記マニュアルシャフトの回転に伴って前記パーキングロッドを軸方向に移動させるディテントレバーと、
前記係合溝に係合することにより、前記ディテントレバーをパーキング位置に保持するディテントスプリングとを有し、
前記サポート部材は、前記第2の壁部に固定されており、
前記ディテントスプリングは、前記第1の壁部に固定されており、
前記サポート部材と前記ディテントスプリングは、前記回転軸の軸方向で対向していることを特徴とする車両用変速機。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記第1のケース部は、前記第1の壁部の外周部に設けられた第1の合わせ部を有し、
前記第2のケース部は、前記第2の壁部の外周部に設けられ、前記第1の合わせ部に当接する第2の合わせ部を有し、
前記マニュアルシャフトと、前記パーキングロッドと、前記サポート部材とが前記第2のケース部に配置されており、
前記ディテントスプリングが前記第1のケース部に配置されており、
前記第1の合わせ部と前記第2の合わせ部とが合わされた状態で前記ディテントスプリングが前記ディテントレバーの前記係合溝に押し付けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機。
【請求項3】
前記回転軸は、前記パーキングギヤに対して前記第2の壁部側に配置された動力伝達ギヤを有し、
前記第1の壁部に固定され、前記回転軸の軸方向の位置で前記動力伝達ギヤと重なる位置に配置されたリテーナを有し、
前記パーキングポールは、前記リテーナに取付けられたパーキングポールシャフトを介して前記第1の壁部に対して回動自在であることを特徴とする請求項2に記載の車両用変速機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用変速機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
パーキングロック機構を備えた変速機として、特許文献1に記載されるものが知られている。特許文献1に記載されるパーキングロック機構は、出力軸に取付けられたパーキングギヤと、パーキングギヤに係合することにより、出力軸の回転を規制するパーキングポールと、カムを有し、変速機ケースの壁面に対して直交する軸方向(パーキングポールの回動軸方向)に移動自在に設けられたパーキングロッドとを有する。
【0003】
また、パーキングロック機構は、パーキングロッドの軸方向への移動に伴ってカムが乗り上げることにより、パーキングポールをパーキングギヤに係合させるようにパーキングポールを回動させるサポート部材と、操作力により回転可能なマニュアルシャフトとを有する。
【0004】
これに加えて、パーキングロック機構は、外周部に係合溝を有してマニュアルシャフトに取付けられ、マニュアルシャフトの回転に伴ってパーキングロッドを軸方向に移動させるディテントレバーと、ディテントレバーの係合溝に係合することにより、ディテントレバーをパーキング位置に保持するディテントスプリングとを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-44886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されるパーキングロック機構にあっては、パーキングロッドを変速機ケースの壁面に対して直交する軸方向に配置するので、パーキングロック機構の配置スペースが増大し、自動変速機が大型化するおそれがある。
【0007】
また、パーキングロッドをパーキングポールの回動軸と直交する変速機ケースの壁面に沿って配置することが考えられるが、パーキングロッドの軸方向に対するパーキングロック機構の配置スペースを低減する工夫が必要となる。
【0008】
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、パーキングロック機構の配置スペースを低減して、小型化を図ることができる車両用変速機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、第1の壁部を有する第1のケース部と、前記第1の壁部に対向する第2の壁部を有し、前記第1のケース部に取付けられる第2のケース部と、前記第1の壁部と前記第2の壁部に取付けられた回転軸と、前記回転軸の回転を規制するパーキングロック機構とを備えた車両用変速機であって、前記パーキングロック機構は、前記回転軸に取付けられたパーキングギヤと、前記パーキングギヤに係合することにより、前記回転軸の回転を規制するパーキングポールと、カム部材を有し、その軸方向に移動自在に設けられたパーキングロッドと、前記パーキングポールが前記パーキングギヤに係合するように前記パーキングロッドの軸方向への移動を支持するサポート部材と、操作力により回転可能なマニュアルシャフトと、外周部に係合溝を有して前記マニュアルシャフトに取付けられ、前記マニュアルシャフトの回転に伴って前記パーキングロッドを軸方向に移動させるディテントレバーと、前記係合溝に係合することにより、前記ディテントレバーをパーキング位置に保持するディテントスプリングとを有し、前記サポート部材は、前記第2の壁部に固定されており、前記ディテントスプリングは、前記第1の壁部に固定されており、前記サポート部材と前記ディテントスプリングは、前記回転軸の軸方向で対向していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このように上記の本発明によれば、パーキングロック機構の配置スペースを低減して、車両用変速機の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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