TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025127104
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023626
出願日
2024-02-20
発明の名称
電磁継電器
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
H01H
50/38 20060101AFI20250825BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電磁継電器の大型化、或いはコストの増大を抑えながら、接点において、十分な大きさの磁束を得る。
【解決手段】電磁継電器は、固定端子と、固定接点と、可動接点と、可動片と、第1磁石とを備える。固定端子は、板状の形状を有する。固定接点は、固定端子に設けられる。可動接点は、固定接点と向かい合って配置される。可動片には、可動接点が設けられる。可動片は、閉位置と開位置とに移動可能である。可動片が閉位置で、可動接点が固定接点に接触する。可動片が開位置で、可動接点が固定接点から開離する。第1磁石は、固定端子の板厚方向において固定端子を貫いて配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
板状の形状を有する固定端子と、
前記固定端子に設けられる固定接点と、
前記固定接点と向かい合って配置される可動接点と、
前記可動接点が設けられ、前記可動接点が前記固定接点に接触する閉位置と、前記可動接点が前記固定接点から開離する開位置とに移動可能な可動片と、
前記固定端子の板厚方向において前記固定端子を貫いて配置される第1磁石と、
を備える電磁継電器。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記第1磁石の周囲に配置され、前記第1磁石と前記固定端子との間を電気的に絶縁する磁石ケースをさらに備える、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記磁石の側方に配置されるヨークをさらに備え、
前記磁石ケースは、開口を含み、
前記第1磁石は、前記開口を通って前記ヨークに接触している、
請求項2に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記固定端子は、前記固定接点が設けられる接点支持部と、前記接点支持部よりも幅広の磁石支持部とを含み、
前記第1磁石は、前記板厚方向において前記磁石支持部を貫いて配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記固定端子は、前記板厚方向に前記固定端子を通って延びる孔を含み、
前記第1磁石は、前記孔を通って配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記固定端子は、前記板厚方向に前記固定端子を通って延びる切り欠きを含み、
前記第1磁石は、前記切り欠きを通って配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項7】
前記可動片は、前記閉位置と前記開位置との間で上下方向に移動可能であり、
前記磁石の少なくとも一部は、上下方向において、開位置における前記可動接点と前記固定接点との間に位置する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項8】
前記上下方向において、前記第1磁石の中心は、前記開位置における前記可動接点と前記固定接点との間に位置する、
請求項7に記載の電磁継電器。
【請求項9】
前記上下方向において、前記第1磁石の中心は、前記開位置における前記可動接点と前記固定接点との間の中心に位置する、
請求項7に記載の電磁継電器。
【請求項10】
前記第1磁石に対して、前記第1磁石の磁束方向に配置される第2磁石をさらに備え、
前記第1磁石と前記第2磁石とは、前記磁束方向において、前記固定接点に対して対称に配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
電磁継電器には、接点の遮断時に発生するアークを迅速に消弧するために磁石を備えるものがある。例えば、特許文献1の電磁継電器では、固定端子の下方に磁石が配置されている。磁石の磁界により、アークにローレンツ力が作用することで、アークが移動する。それにより、アークが迅速に消弧される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-151054公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アークをより迅速に消弧するためには、接点において、十分な大きさの磁束を得ることが望ましい。しかし、上記の電磁継電器では、磁石は固定端子を避けて配置されるため、磁石と接点との間の距離が大きい。そのため、接点において、十分な大きさの磁束を得るためには、より大きな磁石が必要となる。その場合、電磁継電器が大型化してしまう。或いは、接点において、十分な大きさの磁束を得るためには、より強力な磁力を有する磁石が必要となる。その場合、電磁継電器のコストが増大してしまう。本発明の目的は、電磁継電器の大型化、或いはコストの増大を抑えながら、接点において、十分な大きさの磁束を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、固定端子と、固定接点と、可動接点と、可動片と、第1磁石とを備える。固定端子は、板状の形状を有する。固定接点は、固定端子に設けられる。可動接点は、固定接点と向かい合って配置される。可動片には、可動接点が設けられる。可動片は、閉位置と開位置とに移動可能である。可動片が閉位置で、可動接点が固定接点に接触する。可動片が開位置で、可動接点が固定接点から開離する。第1磁石は、固定端子の板厚方向において固定端子を貫いて配置される。
【0006】
本態様に係る電磁継電器では、第1磁石は、固定端子の板厚方向において固定端子を貫いて配置される。そのため、接点の近くに、第1磁石を配置することができる。それにより、電磁継電器の大型化、或いはコストの増大を抑えながら、接点において、十分な大きさの磁束が得られる。
【0007】
電磁継電器は、磁石ケースをさらに備えてもよい。磁石ケースは、第1磁石の周囲に配置され、第1磁石と固定端子との間を電気的に絶縁してもよい。この場合、磁石ケースによって、第1磁石と固定端子との間の電気的絶縁が確保される。
【0008】
電磁継電器は、磁石の側方に配置されるヨークをさらに備えてもよい。磁石ケースは、開口を含んでもよい。第1磁石は、開口を通ってヨークに接触していてもよい。この場合、第1磁石がヨークに接触していることで、接点において十分な大きさの磁束が得られる。
【0009】
固定端子は、接点支持部と磁石支持部とを含んでもよい。接点支持部には固定接点が設けられてもよい。磁石支持部は、接点支持部よりも幅広であってもよい。第1磁石は、板厚方向において磁石支持部を貫いて配置されてもよい。この場合、第1磁石が固定端子を貫いて配置されることによる固定端子の断面積の減少が、幅広の磁石支持部により補われる。それにより、固定端子の断面積の減少による電気的抵抗の増大が抑えられる。
【0010】
固定端子は、板厚方向に固定端子を通って延びる孔を含んでもよい。第1磁石は、孔を通って配置されてもよい。この場合、孔により、第1磁石が、固定端子を貫いて配置される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
雄端子
22日前
愛知電機株式会社
電力機器
19日前
個人
フリー型プラグ安全カバー
5日前
ヒロセ電機株式会社
端子
19日前
日機装株式会社
加圧装置
14日前
ローム株式会社
半導体装置
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
沖電気工業株式会社
アンテナ
5日前
住友電装株式会社
端子
21日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
15日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
12日前
株式会社カネカ
二次電池
8日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
14日前
愛知電機株式会社
負荷時タップ切換装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
三菱自動車工業株式会社
放熱構造
14日前
住友電装株式会社
コネクタ
21日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
三菱マテリアル株式会社
充電プラグ
6日前
大阪瓦斯株式会社
燃料電池システム
8日前
富士電機株式会社
半導体装置
21日前
株式会社タカトリ
ウエハの研削装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
電池管理装置
2日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
14日前
TDK株式会社
電子部品
13日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
12日前
株式会社アイシン
加湿器
22日前
テルモ株式会社
可搬型機器
6日前
住友電装株式会社
中継コネクタ
9日前
岩崎電気株式会社
発光素子、及び光照射装置
6日前
矢崎総業株式会社
すり割り端子
19日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
12日前
株式会社村田製作所
コイル部品
14日前
続きを見る
他の特許を見る