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公開番号2025134137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031843
出願日2024-03-04
発明の名称コンデンサ
出願人ニチコン株式会社
代理人個人
主分類H01G 2/10 20060101AFI20250909BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンデンサの耐湿性能を向上させながら、フィルムコンデンサの上方のスペースに外部部品を蓋部材に簡易に取り付ける。
【解決手段】ケース5の開口面側に露出する封止樹脂6の一部を、蓋部材7により被覆し、蓋部材7の封止樹脂6と対向する対向面と反対の面側に、外部部品と係合して外部部品を蓋部材7に固定する係合部71を形成し、ケース5の開口面に垂直な方向から見て、蓋部材7が全てのコンデンサ素子10の投影面積よりも大きな平面積を有し各コンデンサ素子10を被覆する位置に蓋部材7を配置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、前記一対の端面電極それぞれに電気的に接続された第1のバスバーおよび第2のバスバーと、一面が開口した開口面を有するとともに内部に収容部を有するケースとを備え、前記コンデンサ素子および前記一対のバスバーの一部を前記収容部に収容した状態で、前記ケース内を封止樹脂により封止されたコンデンサにおいて、
前記ケースの開口面側に露出する前記封止樹脂の少なくとも一部を被覆する蓋部材を備え、
前記蓋部材は、
前記封止樹脂に対し位置決めされるとともに、
前記封止樹脂と対向する対向面と反対の面側に形成され、外部部品と係合することにより前記外部部品を前記蓋部材に固定する係合部を有することを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記蓋部材は、
前記封止樹脂に埋没することによって前記蓋部材を前記封止樹脂に固定する埋没部をさらに有することを特徴とする請求項1記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記蓋部材は、
前記開口面に垂直な方向から見た前記コンデンサ素子の投影面積よりも大きな平面積を有し、前記開口面に垂直な方向から見て前記コンデンサ素子を被覆する位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記蓋部材の前記埋設部は、
前記対向面に対し前記封止樹脂側に突出して形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項5】
前記係合部には、前記外部部品と締結可能な金属製の締結部がインサート成型されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項6】
前記蓋部材は、前記封止樹脂よりも放熱性に優れた素材により形成されることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ素子の一対の端面電極それぞれにバスバーが電気的に接続され、ケースにコンデンサ素子および一対のバスバーの一部を収容した状態で封止樹脂により封止されたコンデンサに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、コンデンサ素子の一対の端面電極に電気的に接続される一対のバスバーと、一面が開口した開口面を有するとともに内部に収容部を有し、該収容部内にコンデンサ素子および一対のバスバーの一部を収容空間に収容するケースと、上記コンデンサ素子および一対のバスバーの一部を収容部に収容した状態でケース内を封止する封止樹脂とを備えるフィルムコンデンサがある。
【0003】
この種のフィルムコンデンサはインバータ機器に広く使用され、インバータ機器の小型化、高出力化に伴い、フィルムコンデンサの小型化の要求が高まる一方、フィルムコンデンサに求められる耐湿性能などの環境性能は変わらないため、フィルムコンデンサには小型化に加えて高い耐湿性能も要求される。
【0004】
ところで、一般的なフィルムコンデンサは、封止樹脂のケースの開口面に露出する露出面積が大きいことから、封止樹脂を通してコンデンサ素子への外部からの水分の浸入が生じ易く、フィルムコンデンサの耐湿性能の低下原因となっている。そこで、例えば特許文献1に記載のように、封止樹脂の上面側の露出面全面を合成樹脂板により覆い、封止樹脂を通したコンデンサ素子への水分の浸入を防止することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-158775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記した特許文献1に記載の構成では、フィルムコンデンサの上方のスペースに外部部品を配置する必要がある場合に、フィルムコンデンサ自体に外部部品を取り付け固定する構成を備えていないため、フィルムコンデンサおよび外部部品を結合するための取付部材を別途準備し、該取付部材により外部部品をコンデンサに取り付けるか、他のスペースに外部部品を配設するしかできなかった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、蓋部材によりコンデンサの耐湿性能を向上させながら、フィルムコンデンサの上方のスペースに外部部品を簡易に取り付けることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係るコンデンサは、一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、前記一対の端面電極それぞれに電気的に接続された第1のバスバーおよび第2のバスバーと、一面が開口した開口面を有するとともに内部に収容部を有するケースとを備え、前記コンデンサ素子および前記一対のバスバーの一部を前記収容部に収容した状態で、前記ケース内を封止樹脂により封止されたコンデンサにおいて、前記ケースの開口面側に露出する前記封止樹脂の少なくとも一部を被覆する蓋部材を備え、前記蓋部材は、前記封止樹脂に対し位置決めされるとともに、前記封止樹脂と対向する対向面と反対の面側に形成され、外部部品と係合することにより前記外部部品を前記蓋部材に固定する係合部を有することを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、蓋部材により封止樹脂側への水分の浸入を阻止してコンデンサの耐湿性能を向上することができるとともに、蓋部材の封止樹脂と対向する対向面と反対の面側のスペースに外部部品を配置する場合に、外部部品を蓋部材の係合部に安定して固定することができ、蓋部材によりコンデンサの耐湿性能を向上させながらフィルムコンデンサの上方のスペースに外部部品を簡易に取り付けることができる。
【0010】
また、前記蓋部材は、前記封止樹脂に埋没することによって前記蓋部材を前記封止樹脂に固定する埋没部をさらに有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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