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公開番号2025117386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012200
出願日2024-01-30
発明の名称乾燥機および除菌装置
出願人青島海爾洗衣机有限公司,QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.,アクア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D06F 34/00 20200101AFI20250804BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】確実に除菌を行いつつ、除菌時間の短縮が可能な乾燥機を提供する。
【解決手段】乾燥機1は、対象物の除菌を行う除菌コースを有する乾燥機であって、排気口3Aと給気口3Bとを有し、対象物が配置される乾燥槽3と、排気口3Aに接続された上流端11Aと、給気口3Bに接続された下流端11Bとを有する通風路11と、通風路11において上流から下流に向けて流れる空気流を発生させるブロワ12と、通風路11を流れる空気の加熱を行う加熱器13と、対象物の温度を検知する温度センサ16A,16Bと、温度センサ16A,16Bにより対象物の温度が所定温度に達したことを検知した後、加熱器13による加熱を所定時間だけ継続するように制御する制御装置とを備える。所定温度は、65度以上75度以下のいずれかであり、所定時間は、10分以上20分以下のいずれかである。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
対象物の除菌を行う除菌コースを有する乾燥機であって、
排気口と給気口とを有し、前記対象物が配置される乾燥槽と、
前記排気口に接続された上流端と、前記給気口に接続された下流端とを有する通風路と、
前記通風路に配置されており、前記通風路において上流から下流に向けて流れる空気流を発生させるブロワと、
前記通風路に配置されており、前記通風路を流れる空気の加熱を行う加熱器と、
前記通風路に配置されており、前記対象物の温度を検知する温度センサと、
前記温度センサにより前記対象物の温度が所定温度に達したことを検知した後、前記加熱器による加熱を所定時間だけ継続するように制御する制御装置と、
を備え、
前記所定温度は、65度以上75度以下のいずれかであり、
前記所定時間は、10分以上20分以下のいずれかである、
乾燥機。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記通風路において前記加熱器よりも上流側に配置されており、前記通風路を流れる空気の除湿を行う冷却器と、
前記加熱器に圧縮冷媒を供給し、前記冷却器に膨張冷媒を供給するコンプレッサと、
を更に備え、
前記加熱器および前記冷却器は、ヒートポンプ式である、
請求項1に記載の乾燥機。
【請求項3】
前記温度センサは、
前記加熱器よりも上流側に配置されており、加熱前の空気の温度を検知する第1温度センサと、
前記加熱器よりも下流側に配置されており、加熱後の空気の温度を検知する第2温度センサと、
を含み、
前記制御装置は、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサによって検知された加熱前後の空気の温度に基づいて、前記対象物の温度を推定する、
請求項1または2に記載の乾燥機。
【請求項4】
前記制御装置は、上限時間を経過しても、前記対象物の温度が前記所定温度に達しない場合、除菌を十分に行うことができないことを示すエラー報知を行う、請求項1または2に記載の乾燥機。
【請求項5】
対象物の除菌を行う除菌装置であって、
前記対象物が配置される除菌槽と、
前記除菌槽の空気を加熱する加熱器と、
前記対象物の温度を検知する温度センサと、
前記温度センサによって前記対象物の温度が所定温度に達したことを検知した後、前記加熱器による加熱を所定時間だけ継続するように制御する制御装置と、
を備え、
前記所定温度は、65度以上75度以下のいずれかであり、
前記所定時間は、10分以上20分以下のいずれかである、
除菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、除菌コースを有する乾燥機および除菌装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、乾燥機として衣類乾燥機が開示されている。この衣類乾燥機は、乾燥室と、循環風路と、循環用ファンと、ヒートポンプ式の加熱冷却手段(圧縮手段、放熱器、減圧手段および吸熱器)とを備え、循環風路において、乾燥室からの湿った空気を除湿および加熱して乾燥室に戻すことにより、衣類の乾燥を行う。
【0003】
なお、このような乾燥機において、ヒートポンプ式の加熱冷却手段に代えて、ニクロム線ヒータまたはPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ等のヒータ式の加熱手段が用いられることがある。或いは、このような乾燥機において、ヒートポンプ式の加熱冷却手段に、ヒータ式の加熱手段を補助熱源として組み合わせて用いられることがある。
【0004】
また、このような乾燥機において、水洗いできない対象物(例えば、乾いた衣類)を加熱して対象物の除菌を行う除菌コースを有することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-22401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、このような除菌コースでは、時間固定(例えば1時間、より詳細には、例えば55分の加熱除菌および約5分のクールダウン)の運転制御であった。しかし、本願発明者らの知見によれば、夏場と冬場の季節差、電源周波数50Hz/60Hzの地域差によって、除菌可能な時間が異なる。
【0007】
例えば、環境温度が低い場合、または、電源周波数が低い場合、衣類の温度が低い。そのため、時間固定の運転制御では、除菌が不十分である可能性がある。一方、環境温度が高い場合、または、電源周波数が高い場合、衣類の温度が高い。そのため、時間固定の運転制御では、除菌が十分であるにも関わらず、無駄に継続運転される可能性がある。
【0008】
そこで、本開示は、確実に除菌を行いつつ、除菌時間の短縮が可能な乾燥機および除菌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明者は、例えば黄色ブドウ球菌(毒素)は、65度、10分で除菌できるとの知見を得ている。
【0010】
(1)そこで、本開示に係る乾燥機は、対象物の除菌を行う除菌コースを有する乾燥機であって、排気口と給気口とを有し、前記対象物が配置される乾燥槽と、前記排気口に接続された上流端と、前記給気口に接続された下流端とを有する通風路と、前記通風路に配置されており、前記通風路において上流から下流に向けて流れる空気流を発生させるブロワと、前記通風路に配置されており、前記通風路を流れる空気の加熱を行う加熱器と、前記通風路に配置されており、前記対象物の温度を検知する温度センサと、前記温度センサにより前記対象物の温度が所定温度に達したことを検知した後、前記加熱器による加熱を所定時間だけ継続するように制御する制御装置とを備える。前記所定温度は、65度以上75度以下のいずれかであり、前記所定時間は、10分以上20分以下のいずれかである。
(【0011】以降は省略されています)

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