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公開番号2025117395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012212
出願日2024-01-30
発明の名称光源装置、プロジェクター、波長変換部材及び光伝送部材
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250804BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】角度変換部材の剥離を抑制可能な光源装置、プロジェクター、波長変換部材及び光伝送部材を提供する。
【解決手段】光源装置は、第1方向に延在する側面と、側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面とを有する導光体と、導光体に入射する光を出射する光源と、第1端面に接合され、第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、側面を保持する保持部と、角度変換体に固定される固定部と、を有し、導光体と角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、を備える。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延在する側面と、前記側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面とを有する導光体と、
前記導光体に入射する光を出射する光源と、
前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、
前記側面を保持する保持部と、前記角度変換体に固定される固定部と、を有し、前記導光体と前記角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、を備える、
ことを特徴とする光源装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光源装置において、
前記導光体は、
第1角部と、
前記第1角部と対角をなす第2角部と、を有し、
前記側面は、
前記第1角部を構成する第1側面及び第2側面と、
前記第2角部を構成する第3側面及び第4側面と、を含み、
前記保持部は、
前記第1側面及び前記第2側面のそれぞれに接触する第1保持部と、
前記第3側面及び前記第4側面のそれぞれに接触する第2保持部と、を有する、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項3】
請求項2に記載の光源装置において、
前記第1保持部及び前記第2保持部のうち少なくとも1つの保持部と前記導光体との接触は、前記第1方向に沿う線接触、或いは、前記第1方向に沿う複数箇所における点接触である、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項4】
請求項3に記載の光源装置において、
前記ホルダーは、
前記第1保持部と、第1連結面と、を有する第1保持部材と、
前記第2保持部と、前記第1連結面に対向する第2連結面と、を有する第2保持部材と、
前記第1連結面と前記第2連結面とが対向した状態にて前記第1保持部材と前記第2保持部材とを連結する連結部と、を有する、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項5】
請求項4に記載の光源装置において、
前記連結部は、前記第1保持部及び前記第2保持部のそれぞれが前記導光体に接触する状態で前記第1連結面と前記第2連結面との間に設けられた接着剤によって構成されている、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項6】
請求項5に記載の光源装置において、
前記ホルダーは、前記第1連結面と前記第2連結面との間の隙間において前記連結部と前記導光体との間に設けられた接着剤逃げ部を有し、
前記接着剤逃げ部における前記第1連結面と前記第2連結面との間の距離は、前記連結部における前記第1連結面と前記第2連結面との間の距離よりも大きい、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の光源装置において、
前記ホルダーは、放熱性を有し、
前記接着剤は、透光性の接着剤である、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項8】
請求項4に記載の光源装置において、
前記第1保持部材と前記第2保持部材とを固定する固定具を備え、
前記連結部は、
前記第1保持部材及び前記第2保持部材のうち一方の保持部材に設けられ、前記固定具が挿通する挿通孔と、
前記第1保持部材及び前記第2保持部材のうち他方の保持部材に設けられ、前記挿通孔を挿通した前記固定具を係止する係止部と、を有する、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項9】
請求項3に記載の光源装置において、
前記ホルダーを挟持して前記ホルダーを前記導光体に固定する弾性部材を備え、
前記ホルダーは、
前記第1保持部と第1連結面とを有する第1保持部材と、
前記第2保持部と前記第1連結面に対向する第2連結面とを有する第2保持部材と、を有し、
前記弾性部材は、
前記第1保持部材を前記第2保持部材に向かう方向に押圧する第1押圧片と、
前記第2保持部材を前記第1保持部材に向かう方向に押圧する第2押圧片と、
前記第1押圧片と前記第2押圧片とを接続する接続片と、を有する、
ことを特徴とする光源装置。
【請求項10】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光源装置において、
前記ホルダーは、フィンを有する、
ことを特徴とする光源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光源装置、プロジェクター、波長変換部材及び光伝送部材に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光源から入射する光の波長を変換して出射する波長変換装置を備える光源装置が知られている。このような光源装置として、細長い柱状の波長変換体を備える光源装置が知られている(例えば特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載の光源装置は、複数の固体光源、ルミネッセンス集光器及びコリメーターを備える照明デバイスである。ルミネッセンス集光器は、細長い光透過性本体を有し、光透過性本体は、複数の固体光源から出射された光源光の少なくとも一部の波長を変換するセラミック材料を含有している。光透過性本体の長さを規定する第1の面及び第2の面の他、第1の面及び第2の面に交差する放射入射面を有する。複数の固体光源は、放射入射面に沿って配置され、光源光を放射入射面に出射する。コリメーターは、例えば複合放物面集光器(CPC:Compound Parabolic Concentrator)であり、光透過性本体の第2の面に固定されている。このような照明デバイスは、複数の固体光源のそれぞれから出射された光源光の波長を光透過性本体にて変換し、変換した光をコリメーターから出射する。
【0003】
特許文献2に記載の光源装置は、光源部、波長変換部材及び角度変換部材を備える。波長変換部材は、四角柱状に構成され、射出端面、反射端面及び第1~第4側面を有する。光源部は、波長変換部材の第1側面及び第2側面のそれぞれに対向して配置される複数の発光素子を有し、第1側面及び第2側面のそれぞれに励起光を出射する。波長変換部材は、第1側面及び第2側面に入射した第1波長帯の励起光を、第1波長帯とは異なる第2波長帯の蛍光に変換して、射出端面から角度変換部材に射出する。角度変換部材は、複合放物面集光器又はテーパーロッドによって構成されており、射出端面に接着剤を介して設けられている。角度変換部材は、波長変換部材の射出端面に向けて突出する凸部を有し、凸部によって接着剤との接触面積を大きくし、これにより、角度変換部材と波長変換部材との接合強度を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-526877号公報
特開2023-128282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の光源装置では、例えば複合放物面集光器であるコリメーターは、光透過性本体の第2の面に固定されている。しかしながら、コリメーターと第2の面との接触面積が小さく、コリメーターの断面積と光透過性本体の断面積との差が大きいため、外部からの衝撃等によってコリメーターが光透過性本体から剥離しやすい。コリメーターが光透過性本体から剥離すると、光透過性本体からコリメーターに光を伝達しづらくなり、光透過性本体への光源光の出射光量に対してコリメーターからの光の出射光量が低下するという問題がある。
【0006】
これに対し、特許文献2に記載の光源装置では、角度変換部材に凸部を設けているものの、角度変換部材が小さいため、凸部を設けても接着剤との接触面積を十分に大きくすることが難しく、接着剤による十分な接着強度を得ることが難しいという問題がある。更に、小径の波長変換部材は、高密度の光を角度変換部材に伝送するので、光の入射によって接着剤の温度は高くなりやすい。このため、接着剤が劣化しやすくなり、接着剤による角度変換部材の接合強度が低下しやすくなる。そして、角度変換部材が波長変換部材から剥離すると、上記と同様に、波長変換部材から角度変換部材に蛍光を伝達しづらくなり、波長変換部材への光の出射光量に対して角度変換部材からの蛍光の出射光量が低下するという問題がある。
これらの問題から、角度変換部材の剥離を抑制可能な構成が要望されてきた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1態様に係る光源装置は、第1方向に延在する側面と、前記側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面とを有する導光体と、前記導光体に入射する光を出射する光源と、前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、前記側面を保持する保持部と、前記角度変換体に固定される固定部と、を有し、前記導光体と前記角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、を備える。
【0008】
本開示の第2態様に係るプロジェクターは、上記第1態様に係る光源装置と、前記光源装置から出射された光を変調して画像光を形成する画像形成装置と、前記画像光を投射する投射光学装置と、を備える。
【0009】
本開示の第3態様に係る波長変換部材は、第1方向に延在する側面と、前記側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面と、を有し、入射する励起光の波長を変換した変換光を出射する波長変換体と、前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、前記側面を保持する保持部と、前記角度変換体に固定される固定部と、を有し、前記波長変換体と前記角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、を備える。
【0010】
本開示の第4態様に係る光伝送部材は、第1方向に延在する側面と、前記側面と交差し互いに反対側に位置する第1端面及び第2端面と、を有し、前記側面に光が入射する導光体と、前記第1端面に接合され、前記第1端面から出射された光の角度を変換する角度変換体と、前記側面を保持する保持部と、前記角度変換体に固定される固定部と、を有し、前記導光体と前記角度変換体との接合部分を跨いで配置されるホルダーと、を備える。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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