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公開番号2025132855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030693
出願日2024-02-29
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 1/32 20060101AFI20250903BHJP(上水;下水)
要約【課題】タンク装置の内部の洗浄水の水面の波打ち、および波打ちによる水跳ねを抑えること。
【解決手段】実施形態に係る水洗大便器は、便器本体と、タンク装置とを備える。便器本体は、汚物を受けるボウル部と、ボウル部へ向けて洗浄水を吐出する吐水口と、吐水口からの洗浄水によってボウル部で受けた汚物を排出する排水流路の一部を形成する排水トラップ部とを有する。タンク装置は、便器本体へ供給するための洗浄水を貯留する貯水ユニットと、貯水ユニットの上方に配置され、貯水ユニットへ洗浄水を供給する給水ユニットとを有する。タンク装置は、給水ユニットの給水口から吐出された洗浄水による、タンク装置に貯留される洗浄水の水面へ向かう流れの向きを変更する水流変更部を有する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
汚物を受けるボウル部と、前記ボウル部へ向けて洗浄水を吐出する吐水口と、前記吐水口からの洗浄水によって前記ボウル部で受けた汚物を排出する排水流路の一部を形成する排水トラップ部とを有する便器本体と、
前記便器本体へ供給するための洗浄水を貯留する貯水ユニットと、前記貯水ユニットの上方に配置され、前記貯水ユニットへ洗浄水を供給する給水ユニットとを有するタンク装置と
を備え、
前記タンク装置は、前記給水ユニットの給水口から吐出された洗浄水による、前記タンク装置に貯留される洗浄水の水面へ向かう流れの向きを変更する水流変更部を有する
ことを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記貯水ユニットは、前記給水ユニットからの洗浄水が供給される開口部が形成され、前記便器本体へ供給する洗浄水を貯留する貯水タンクを有し、
前記給水ユニットは、前記貯水タンクの前記開口部と着脱可能に取り付けられ、取り付けられた前記貯水タンクと内部空間が連通し、前記貯水タンクよりも容積が小さく、
前記水流変更部は、リブ状に形成されたリブ部を有し、前記給水ユニットの内部に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項3】
前記給水ユニットは、一端部が前記給水口の下方において開口し、他端部が前記便器本体へ向けて洗浄水が流れる導水路において開口するスロート管を有し、
前記スロート管は、前記給水口からの洗浄水を受けて、受けた洗浄水を前記スロート管の下流側へ送るように湾曲した湾曲面を有し、
前記水流変更部は、孔部を中心としてフランジ状に形成されたフランジ部を有し、前記スロート管の前記一端部に配置される
ことを特徴とする請求項2に記載の水洗大便器。
【請求項4】
前記スロート管は、平面視において、前記一端部の中心が前記給水口の中心からずれて、前記湾曲面が前記給水口の中心の直下に位置するように配置され、
前記水流変更部は、平面視において、前記孔部の中心が前記一端部の中心よりも前記湾曲面側にずれて配置される
ことを特徴とする請求項3に記載の水洗大便器。
【請求項5】
前記水流変更部は、前記フランジ部が前記孔部へ向かうほど下方へと湾曲した面である
ことを特徴とする請求項4に記載の水洗大便器。
【請求項6】
前記水流変更部は、側面視において、前記水流変更部の下端部が前記スロート管の前記一端部から離れている
ことを特徴とする請求項5に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、洗浄水を貯留する貯水ユニットと、貯水ユニットの上方に配置され、貯水ユニットへ洗浄水を供給する給水ユニットとを有するタンク装置を備え、貯水ユニットの貯水タンクに貯留された洗浄水によって便器洗浄を行う水洗大便器が知られている(たとえば、特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-051236号公報
特開2022-050981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水洗大便器においては、タンク装置の内部の洗浄水を適切な水量で安定的に使用するために、タンク装置の内部の洗浄水の水位の安定化が求められる。また、水洗大便器においては、衛生面を考慮した場合、タンク装置の内部の洗浄水の水面が波打つなどしてタンク装置の内部の洗浄水が給水ユニットの給水口と接触することは好ましくない。
【0005】
しかしながら、上記のような従来の水洗大便器では、貯水ユニットの上方に配置された給水ユニットの給水口から吐出される洗浄水は、上方から下方へ流れて、すなわち、上方から落下して貯水ユニットの貯水タンクへ供給されるため、給水口からの洗浄水によって、タンク装置の内部の洗浄水の水面が大きく波打つことがある。
【0006】
タンク装置の内部の洗浄水の水面が大きく波打つと、たとえば、給水ユニットの外部へ洗浄水を排出可能なように給水ユニットの一部が開放された大気開放部がある場合には、給水ユニットの外部へ洗浄水が出る(これを「機外漏水」という)おそれがある。また、タンク装置の内部の洗浄水の水面が大きく波打ちによって、たとえば、洗浄水が給水口と接触するおそれがある。
【0007】
このように、上記のような従来の水洗大便器には、タンク装置の内部の洗浄水の水面の波打ち、および波打ちによる水跳ねを抑える点について改善の余地がある。
【0008】
実施形態の一態様は、タンク装置の内部の洗浄水の水面の波打ち、および波打ちによる水跳ねを抑えることができる水洗大便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、汚物を受けるボウル部と、前記ボウル部へ向けて洗浄水を吐出する吐水口と、前記吐水口からの洗浄水によって前記ボウル部で受けた汚物を排出する排水流路の一部を形成する排水トラップ部とを有する便器本体と、前記便器本体へ供給するための洗浄水を貯留する貯水ユニットと、前記貯水ユニットの上方に配置され、前記貯水ユニットへ洗浄水を供給する給水ユニットとを有するタンク装置とを備え、前記タンク装置は、前記給水ユニットの給水口から吐出された洗浄水による、前記タンク装置に貯留される洗浄水の水面へ向かう流れの向きを変更する水流変更部を有する。
【0010】
このような構成によれば、タンク装置に貯留される洗浄水の水面へ向かう流れの向きを水流変更部によって変更することで、タンク装置の内部の洗浄水の水位を安定させることができる。これにより、タンク装置の内部の洗浄水の水面の波打ち、および波打ちによる水跳ねを抑えることができ、たとえば、洗浄水の水面の波打ち、および波打ちによる水跳ねによる機外漏水の発生や洗浄水の給水口との接触の発生などを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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