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公開番号2025117855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012814
出願日2024-01-31
発明の名称防音壁
出願人積水樹脂株式会社
代理人
主分類E01F 8/00 20060101AFI20250805BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】支柱の固定部材を容易に点検できる防音壁を提供する。
【解決手段】設置面へ固定部材で固定する支柱に段状の載置部を備えさせ、この載置部に載置した防音パネルを設置面から縦方向上方に前記支柱に固定し、前記防音パネルの下端を前記固定部材よりも上方に配置して、前記固定部材を騒音源側または騒音源とは逆方向側から見通し可能に設ける。
前記固定部材を騒音源側または騒音源とは逆方向側から見通し可能に設けるので、防音パネルの下端と設置面との間の隙間を通して各固定部材の状態を点検することができる。
【選択図】 図17
特許請求の範囲【請求項1】
支柱と防音パネルとを備える防音壁であって、
前記支柱は、設置面に固定部材により固定されて立設し、
前記支柱は段状の載置部を備え、該載置部に(下端が)載置された前記防音パネルが前記設置面から縦方向上方に前記支柱に固定されており、
前記防音パネルの下端は前記固定部材よりも上方に配置されて、前記固定部材が騒音源側または騒音源とは逆方向側から見通し可能であることを特徴とする防音壁。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
全ての前記固定部材が騒音源側から見通し可能であることを特徴とする請求項1に記載の防音壁
【請求項3】
前記防音パネルの下方に配置した蓋部材が移動可能に取り付けられ、該蓋部材によって前記設置面と前記防音パネルとの間の隙間が塞がれていることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
【請求項4】
前記支柱と前記防音パネルの間に架け渡すように取り付けられる落下防止ワイヤーを備え、該落下防止ワイヤーが前記載置部を貫通するように配置されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の防音壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に車両が走行する道路や線路に沿って設置して、車両からの騒音を低減する防音壁に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
遮音や吸音などによって走行車両から生じる騒音を低減する防音壁は、支柱の間に防音パネルを取り付けて壁状に形成する構成がよく利用されている。この防音壁の支柱は設置面に埋設固定したアンカーボルトなどを利用して立設することが多いが、このアンカーボルトに螺結させたナット部材の緩み状態を定期的に確認することが望ましく、この点検を容易にするための発明が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、H鋼(1)と遮音板(2)による遮音壁(3)のためのもので、基盤(11)と遮音枠(21)を有し、該基盤(11)は該遮音壁(3)の設置面(4)上に固定具(5)により設置され、上面に第一支持部(12)と第二支持部(13)を一体的に備え、該第一支持部(12)は、該遮音壁(3)の方向へ該固定具(5)を外れた内側で間隔(W)を保って平行し該H鋼(1)のウェブ(1a)の逃げ(14)を有する、一対の遮蔽板(12a)で構成され、該第二支持部(13)は、該H鋼(1)のフランジ(1b)の幅(S)に適合する間隔を保って該一対の遮蔽板(12a)の該逃げ(14)を挟んだ両側外面からそれぞれ該遮音壁(3)と角度をなす方向へ延出する、一対の衝立(13a)で形成され、該H鋼(1)は該ウェブ(1a)を該逃げ(14)に通しかつ該フランジ(1b)を該一対の衝立(13a)間に収めて該基盤(11)上に一体的に立設され、該遮音枠(21)は、天板(22)及び相対する脚片(23)を有する本体(24)と、該本体(24)の端部から突き出た差込部(25)を備え、該差込部(25)を該第一支持部(12)の該一対の遮蔽板(12a)間に差し込んで、該設置面(4)上に設置され、該遮音板(2)はその端部が該H鋼(1)の溝(1c)に嵌合されてその底板部(2a)が該遮音枠(21)の該天板(22)と密接していることを特徴とする遮音壁の支持構造の発明が提案され、公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-241749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載される遮音壁の支持構造は、H鋼(1)の溝(1c)に対応する位置において設置面(4)の上に遮音枠21を設置し、その上に密接させて前記溝(1c)に嵌合する遮音板(2)を設置することで、基盤(11)を設置面(4)へ固定する固定具(5)が遮音枠(21)や遮音板(2)の内側に配置されずに露出するように設けている。
【0006】
本発明は、これとは異なる構成により、支柱の固定部材を容易に点検できる防音壁を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る防音壁は、支柱と防音パネルとを備える防音壁であって、前記支柱は、設置面に固定部材により固定されて立設し、前記支柱は段状の載置部を備え、該載置部に載置された前記防音パネルが前記設置面から縦方向上方に前記支柱に固定されており、前記防音パネルの下端は前記固定部材よりも上方に配置されて、前記固定部材が騒音源側または騒音源とは逆方向側から見通し可能であることを特徴とするものである。
【0008】
本発明に係る防音壁によれば、支柱が段状の載置部を備え、この載置部に載置した防音パネルを前記設置面から縦方向上方に前記支柱へ固定するので、防音パネルの下端を支柱の設置面から離間させて支柱へ固定することができる。また、前記支柱を設置面へ固定する固定部材よりも上方に前記防音パネルの下端を配置させて、前記固定部材を騒音源側または騒音源とは逆方向側から見通し可能に設けるので、防音パネルの下端と設置面との間の隙間を通して各固定部材の状態を点検することができる。
【0009】
また、全ての前記固定部材を騒音源側から見通し可能に設ければ、例えば道路などにおいて騒音源となされる車道側から全ての固定部材を点検できるので、点検作業がより容易となり、好ましい。
【0010】
また、前記防音パネルの下方に配置した蓋部材によって前記設置面と前記防音パネルとの間の隙間を塞げば、前記隙間を通じて防音壁の逆側へ漏れる騒音を低減できるので、好ましい。また前記蓋部材を移動可能に取り付ければ、蓋部材を移動させて前記固定部材の点検を実施できるので、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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