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公開番号
2025117864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012824
出願日
2024-01-31
発明の名称
ガラス母材の延伸方法およびガラス母材の延伸装置
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
C03B
37/012 20060101AFI20250805BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラス母材から複数の延伸母材を形成する場合において、歩留まりの低下をより抑制する。
【解決手段】ガラス母材を加熱炉で加熱しながら延伸することにより、複数の延伸母材が得られる延伸体を形成するガラス母材の延伸方法であって、前記ガラス母材の延伸中に、前記延伸体の外径を測定し、外径測定値が目標外径値と一致するように制御するステップと、前記ガラス母材の延伸中に、前記外径測定値および前記延伸体の撮像画像のうち少なくとも一方を、前記延伸体の長手位置と関連付けて取得するステップと、前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記延伸体における異常部の有無を判定する異常判定を行うステップと、前記ガラス母材の延伸終了後、前記異常判定の結果に基づいて、前記延伸体を複数の前記延伸母材に分割する分割位置を決定するステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス母材を加熱炉で加熱しながら延伸することにより、複数の延伸母材が得られる延伸体を形成するガラス母材の延伸方法であって、
前記ガラス母材の延伸中に、前記延伸体の外径を測定し、外径測定値が目標外径値と一致するように制御するステップと、
前記ガラス母材の延伸中に、前記外径測定値および前記延伸体の撮像画像のうち少なくとも一方を、前記延伸体の長手位置と関連付けて取得するステップと、
前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記延伸体における異常部の有無を判定する異常判定を行うステップと、
前記ガラス母材の延伸終了後、前記異常判定の結果に基づいて、前記延伸体を複数の前記延伸母材に分割する分割位置を決定するステップと、
を含む、ガラス母材の延伸方法。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方は、記憶装置に保存され、
前記異常判定を行うステップにおいて、前記記憶装置に保存された前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記異常判定を行う、
請求項1に記載のガラス母材の延伸方法。
【請求項3】
前記撮像画像に基づいて前記異常判定が行われる場合、
前記撮像画像の平均輝度が所定の閾値を超えた場合に、前記延伸体に異常があると判定する、請求項2に記載のガラス母材の延伸方法。
【請求項4】
前記分割位置を決定するステップにおいて、
前記延伸体の異常部を除く正常部の第一の端部から所定の長さの前記延伸母材を切断した場合、切断後の残長が前記延伸母材の最低長以上である場合、前記第一の端部から前記所定の長さの位置を分割位置として決定し、切断後の残長が前記延伸母材の最低長未満である場合、前記正常部の中間を分割位置として決定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガラス母材の延伸方法。
【請求項5】
ガラス母材を加熱炉で加熱しながら延伸することにより、複数の延伸母材が得られる延伸体を形成するガラス母材の延伸装置であって、
前記ガラス母材の延伸中に、前記延伸体の外径を測定し、外径測定値が目標外径値と一致するように制御する制御装置と、
前記ガラス母材の延伸中に、前記外径測定値および前記延伸体の撮像画像のうち少なくとも一方を、前記延伸体の長手位置と関連付けて取得する処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記延伸体における異常部の有無を判定する異常判定を行い、
前記ガラス母材の延伸終了後、前記異常判定の結果に基づいて、前記延伸体を複数の前記延伸母材に分割する分割位置を決定する、
ガラス母材の延伸装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガラス母材の延伸方法およびガラス母材の延伸装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、光ファイバ用ガラス母材を加熱しながら延伸するガラス母材の延伸方法を開示している。ガラス母材を加熱しながら、ガラス母材の両端を把持する上部チャックと下部チャックとを互いに異なる速度で移動させることにより、ガラス母材の延伸体が形成される。形成された延伸体は、複数の延伸母材に分割される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-87338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ガラス母材または延伸体における異常部の発生により、延伸体から得られる延伸母材が所定の長さよりも短くなったり、延伸体の余り部分が多くなったりして、歩留まりが低下する場合がある。
【0005】
本開示の目的は、ガラス母材から複数の延伸母材を形成する場合において、歩留まりの低下をより抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のガラス母材の延伸方法は、
ガラス母材を加熱炉で加熱しながら延伸することにより、複数の延伸母材が得られる延伸体を形成するガラス母材の延伸方法であって、
前記ガラス母材の延伸中に、前記延伸体の外径を測定し、外径測定値が目標外径値と一致するように制御するステップと、
前記ガラス母材の延伸中に、前記外径測定値および前記延伸体の撮像画像のうち少なくとも一方を、前記延伸体の長手位置と関連付けて取得するステップと、
前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記延伸体における異常部の有無を判定する異常判定を行うステップと、
前記ガラス母材の延伸終了後、前記異常判定の結果に基づいて、前記延伸体を複数の前記延伸母材に分割する分割位置を決定するステップと、
を含む。
【0007】
本開示のガラス母材の延伸装置は、
ガラス母材を加熱炉で加熱しながら延伸することにより、複数の延伸母材が得られる延伸体を形成するガラス母材の延伸装置であって、
前記ガラス母材の延伸中に、前記延伸体の外径を測定し、外径測定値が目標外径値と一致するように制御する制御装置と、
前記ガラス母材の延伸中に、前記外径測定値および前記延伸体の撮像画像のうち少なくとも一方を、前記延伸体の長手位置と関連付けて取得する処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記延伸体における異常部の有無を判定する異常判定を行い、
前記ガラス母材の延伸終了後、前記異常判定の結果に基づいて、前記延伸体を複数の前記延伸母材に分割する分割位置を決定する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ガラス母材から複数の延伸母材を形成する場合に歩留まりの低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るガラス母材の延伸装置の構成を示す概略図である。
図2は、図1に示す延伸体を分割する際の課題を説明するための模式図である。
図3は、図1に示すサーバにより決定される延伸体の分割位置を説明するための模式図(その1)である。
図4は、図1に示すサーバにより決定される延伸体の分割位置を説明するための模式図(その2)である。
図5は、図1に示すサーバにより決定される延伸体の分割位置を説明するための模式図(その3)である。
図6は、図1に示す延伸装置による延伸体の延伸、および分割位置の決定が行われる際の動作の流れを示すフローチャートである。
図7は、図6に示す分割位置決定処理の流れを示すフローチャート(その1)である。
図8は、図6に示す分割位置決定処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
図9は、図6に示す分割位置決定処理の流れを示すフローチャート(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
本開示のガラス母材の延伸方法は、
(1)ガラス母材を加熱炉で加熱しながら延伸することにより、複数の延伸母材が得られる延伸体を形成するガラス母材の延伸方法であって、
前記ガラス母材の延伸中に、前記延伸体の外径を測定し、外径測定値が目標外径値と一致するように制御するステップと、
前記ガラス母材の延伸中に、前記外径測定値および前記延伸体の撮像画像のうち少なくとも一方を、前記延伸体の長手位置と関連付けて取得するステップと、
前記延伸体の長手位置と関連付けられた、前記外径測定値および前記撮像画像のうち少なくとも一方に基づいて、前記延伸体における異常部の有無を判定する異常判定を行うステップと、
前記ガラス母材の延伸終了後、前記異常判定の結果に基づいて、前記延伸体を複数の前記延伸母材に分割する分割位置を決定するステップと、
を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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