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公開番号
2025117934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012926
出願日
2024-01-31
発明の名称
エリア間移動フロー生成装置、エリア間移動フロー生成方法、エリア間移動フロー生成プログラム
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約
【課題】施設を含む建物を分類し、分類された建物に対して人がどのように移動しているかを把握することにより、混雑を回避するための情報を提供することができる技術を提供する。
【解決手段】実施形態に係るエリア間移動フロー生成装置であって、混雑予報を生成するエリアに対応する地図情報およびエリアに滞在しているユーザの位置情報を取得する情報取得部と、ユーザが地図情報に含まれる建物のいずれに属するかを判定し、建物ごとに統計データを生成する統計データ生成部と、統計データに基づいて、建物を所定の数のクラスタに分類するクラスタリングを実施するクラスタリング制御部と、位置情報に基づいてクラスタの間をユーザがどのように移動したかを示す系列パターンを生成する解析制御部と、系列パターンを出力する出力制御部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
混雑予報を生成するエリアに対応する地図情報および前記エリアに滞在しているユーザの位置情報を取得する情報取得部と、
前記ユーザが前記地図情報に含まれる建物のいずれに属するかを判定し、前記建物ごとに統計データを生成する統計データ生成部と、
前記統計データに基づいて、前記建物を所定の数のクラスタに分類するクラスタリングを実施するクラスタリング制御部と、
前記位置情報に基づいて前記クラスタの間を前記ユーザがどのように移動したかを示す系列パターンを生成する解析制御部と、
前記系列パターンを出力する出力制御部と、
を備えるエリア間移動フロー生成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記情報取得部は、前記エリアに対応するメッシュ状の混雑予報をさらに取得し、
前記系列パターンを用いて前記混雑予報を更新する混雑予報制御部をさらに備え、
前記出力制御部は、前記更新された混雑予報を出力する、
請求項1に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項3】
前記混雑予報制御部は、注視すべきメッシュに属する建物内の混雑度合いおよび前記系列パターンに基づいて前記建物における混雑度合いを予測する、
請求項2に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項4】
前記解析制御部は、前記位置情報に含まれる移動履歴を前記クラスタに紐付けることにより、前記系列パターンを生成する、
請求項1に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項5】
前記解析制御部は、前記系列パターンに対して順位付けし、所定順位までの前記系列パターンにおけるクラスタ間の移動頻度を用いて統合された系列パターンを生成する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項6】
前記解析制御部は、前記位置情報に含まれる移動履歴の年代に基づいて前記系列パターンを生成する、
請求項1に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項7】
前記解析制御部は、前記位置情報に含まれる前記ユーザの属性情報に基づいて前記系列パターンを生成する、
請求項1に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項8】
前記解析制御部は、前記クラスタのうちの一部のクラスタを用いて前記系列パターンを生成する、
請求項1に記載のエリア間移動フロー生成装置。
【請求項9】
エリア間移動フロー生成装置のプロセッサが実行するエリア間移動フロー生成方法であって、
混雑予報を生成するエリアに対応する地図情報および前記エリアに滞在しているユーザの位置情報を取得することと、
前記ユーザが前記地図情報に含まれる建物のいずれに属するかを判定することと、
前記建物ごとに統計データを生成することと、
前記統計データに基づいて、前記建物を所定の数のクラスタに分類するクラスタリングを実施することと、
前記位置情報に基づいて前記クラスタの間を前記ユーザがどのように移動したかを示す系列パターンを生成することと、
前記系列パターンを出力することと、
を備えるエリア間移動フロー生成方法。
【請求項10】
エリア間移動フロー生成装置のプロセッサによって実行させるための命令を備えるエリア間移動フロー生成プログラムであって、
混雑予報を生成するエリアに対応する地図情報および前記エリアに滞在しているユーザの位置情報を取得することと、
前記ユーザが前記地図情報に含まれる建物のいずれに属するかを判定することと、
前記建物ごとに統計データを生成することと、
前記統計データに基づいて、前記建物を所定の数のクラスタに分類するクラスタリングを実施することと、
前記位置情報に基づいて前記クラスタの間を前記ユーザがどのように移動したかを示す系列パターンを生成することと、
前記系列パターンを出力することと、
を備えるエリア間移動フロー生成プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、エリア間移動フロー生成装置、エリア間移動フロー生成方法、エリア間移動フロー生成プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
街づくりにおいて、駅周辺或いは都市そのものを活性化させるため、当該駅周辺或いは都市に訪れた人の移動需要のコントロールについて検討されている。その背景として、混雑しやすい施設や交通機関では、その需要ピークに合わせたリソース確保が大きな負担となる。一方で、利用者の少ない施設や交通機関では売上効率が低くなってしまうという問題があるからである。例えば、1日券は、平均的な移動量を想定した一律の料金設定となっている。そして、当該1日券を用いて交通機関を利用し、複数の施設を効率的に移動するための計画は、個人の調査に委ねられている。
【0003】
スタンプラリー等は、多数の施設を訪れることに対してインセンティブを設けているが、スタンプを押すことが目的となり、周辺の施設への影響が少ない。また、商業施設毎にクーポン等を発券する場合、商業施設の個別のサービスとして捉えられ、当該商業施設周辺のエリアに対する影響としては限定される。さらに、車両を用いて人が商業施設に訪れることが前提となった場合、商業施設の規模に応じた駐車場を確保しなくてはならず、コストが嵩むことになる。
【0004】
例えば、特許文献1では、出発駅から到着駅までの時間帯毎のメッシュエリアを用いた混雑度を特定し、時間帯毎の出発駅または到着駅の混雑度を、メッシュを用いて表示させる技術が提案されている。また、特許文献2では、事業者の混雑調整ポリシー、利用者の行動パターンを記憶し、利用者の行動パターンから対応するサービスを特定し、混雑調整ポリシーに基づいて調整対象の利用を促進または回避する案内情報を生成する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-045243号公報
特開2022-187210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、特許文献1では、メッシュ毎の混雑度を計測することができるが、実際に人がどのように移動するかを考慮していないという問題がある。また、特許文献2では、人の移動目的を用いて行動パターンを収集していないため、調整対象の利用を促進または回避する情報としては十分ではないという問題がある。
【0007】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、施設を含む建物を分類し、分類された建物に対して人がどのように移動しているかを把握することにより、混雑を回避するための情報を提供することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係るエリア間移動フロー生成装置は、混雑予報を生成するエリアに対応する地図情報および前記エリアに滞在しているユーザの位置情報を取得する情報取得部と、前記ユーザが前記地図情報に含まれる建物のいずれに属するかを判定し、前記建物ごとに統計データを生成する統計データ生成部と、前記統計データに基づいて、前記建物を所定の数のクラスタに分類するクラスタリングを実施するクラスタリング制御部と、前記位置情報に基づいて前記クラスタの間を前記ユーザがどのように移動したかを示す系列パターンを生成する解析制御部と、前記系列パターンを出力する出力制御部と、を備えるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るエリア間移動フロー生成装置のハードウェア構成およびソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2は、本実施形態に係るエリア間移動フロー生成装置による混雑予報生成手順の一例を示すシーケンス図である。
図3は、本実施形態に係る情報取得部が取得した地図情報の一例を示す図である。
図4は、本実施形態に係る地図情報に含まれる建物の一例を示した図である。
図5は、本実施形態に係る建物毎に生成される統計データの一例を示した図である。
図6は、図2の地図情報に含まれる建物を7つのクラスタに分類した場合の一例を示す図である。
図7は、地図情報に含まれる建物を所定の数のクラスタに分類した場合の一例を示す図である。
図8は、解析制御部により、クラスタと抽出された系列パターンと統合して生成される統合された系列パターンの一例を示す図である。
図9は、一部のクラスタを用いて生成された、統合された系列パターンの一例を示す図である。
図10は、年代別に統合された系列パターンの一例を示す図である。
図11は、ユーザの属性情報を用いて生成された、統合された系列パターンの一例を示す図である。
図12は、混雑予報と統合された系列パターンの組み合わせの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながらエリア間移動フロー生成装置、エリア間移動フロー生成方法、エリア間移動フロー生成プログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。例えば、複数の同一または類似の要素が存在する場合に、各要素を区別せずに説明するために共通の符号を用いることがあるし、各要素を区別して説明するために当該共通の符号に加えて枝番号を用いることもある。
(【0011】以降は省略されています)
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