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公開番号2025118079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013172
出願日2024-01-31
発明の名称冷媒循環装置及び制御方法
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所,個人
主分類G05D 23/00 20060101AFI20250805BHJP(制御;調整)
要約【課題】冷媒循環装置内での結露を抑制し、且つ1次冷媒の流路内における圧力上昇を抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】冷媒循環装置は、1次冷媒が流通する共通流路と、共通流路から分岐する第1流路及び第2流路と、2次冷媒が流通する第3流路と、第1流路及び第3流路が内部を通過し、1次冷媒と2次冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、第1流路における1次冷媒の流量を調整する第1弁と、第2流路における1次冷媒の流量を調整する第2弁と、2次冷媒の温度である2次温度と、装置内の温度である装置温度と、装置内の相対湿度とを検出するセンサ部と、第1弁の開度である第1開度と、第2弁の開度である第2開度とを、2次温度、装置温度及び相対湿度に基づいて、第1開度と第2開度との合計が所定値となるように変更する変更部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1次冷媒が流通する共通流路と、
前記共通流路から分岐する第1流路及び第2流路と、
2次冷媒が流通する第3流路と、
前記第1流路及び前記第3流路が内部を通過し、前記1次冷媒と前記2次冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、
前記第1流路における前記1次冷媒の流量を調整する第1弁と、
前記第2流路における前記1次冷媒の流量を調整する第2弁と、
前記2次冷媒の温度である2次温度と、装置内の温度である装置温度と、前記装置内の相対湿度とを検出するセンサ部と、
前記第1弁の開度である第1開度と、前記第2弁の開度である第2開度とを、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記第1開度と前記第2開度との合計が所定値となるように変更する変更部と
を備える、冷媒循環装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記変更部は周期的に、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記第1開度と前記第2開度との変更幅を決定した後、前記第1開度と前記第2開度とを前記変更幅で変更する、請求項1に記載の冷媒循環装置。
【請求項3】
前記2次温度の目標温度を設定する設定部を更に備え、
前記変更部は、前記2次温度が前記目標温度に近づくように、前記第1開度と前記第2開度とを変更する、請求項1又は2に記載の冷媒循環装置。
【請求項4】
前記変更部は、前記目標温度が前記装置温度及び前記相対湿度に基づく露点以下である間、前記2次温度が前記露点以下にならないように、前記第1開度と前記第2開度とを変更する、請求項3に記載の冷媒循環装置。
【請求項5】
前記センサ部は、前記熱交換器より上流側で、前記1次冷媒の温度である1次温度を更に検出し、
前記変更部は、前記1次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記第1開度と前記第2開度とを変更する周期を決定した後、前記第1開度と前記第2開度とを前記周期で変更する、請求項1又は2に記載の冷媒循環装置。
【請求項6】
前記センサ部は、前記第3流路において前記熱交換器より下流側で、前記2次温度を検出し、
前記変更部は、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度の組み合わせ並びに前記目標温度の少なくとも一方に基づいて、前記第1開度と前記第2開度とを変更する周期を決定した後、前記第1開度と前記第2開度とを前記周期で変更する、請求項3に記載の冷媒循環装置。
【請求項7】
前記第1弁は、前記第1流路に配置される二方弁であり、
前記第2弁は、前記第2流路に配置される二方弁であり、
前記第1流路及び前記第2流路の流量は互いに同一である、請求項1又は2に記載の冷媒循環装置。
【請求項8】
前記変更部は、電子回路を含み、前記装置の上下方向において、前記共通流路、前記第1流路、前記第2流路及び前記第3流路より上方に位置する、請求項1又は2に記載の冷媒循環装置。
【請求項9】
前記変更部は、
前記2次温度と前記装置温度及び前記相対湿度に基づく露点との差が基準値以上の場合、前記第1開度と前記第2開度の変更幅を第1変更幅と決定した後、前記2次冷媒の温度が前記目標温度に近づくように、前記第1開度を前記第1変更幅に従って大きくし、且つ前記第2開度を前記第1変更幅で小さくし、
前記2次温度と前記露点との差が前記基準値未満の場合、前記第1開度と前記第2開度の変更幅を、前記第1変更幅よりも小さい第2変更幅と決定し、前記第1開度及び前記第2開度を前記第2変更幅で変更する、請求項3に記載の冷媒循環装置。
【請求項10】
前記変更部は、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記所定値を変更する、請求項1又は請求項2に記載の冷媒循環装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷媒循環装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
背景技術としての冷媒循環装置では、冷媒循環装置内の露点を2次冷媒の温度(以下、「2次温度」とも称する。)が下回らないように、熱交換器に1次冷媒の流入量が制御される。詳細には、2次温度が、露点+1℃から露点+1.5℃の範囲に収まるように、1次冷媒の流路に設けられた弁の開度が調整される(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許第103115514号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
背景技術の冷媒循環装置では、結露を抑制するために、露点+1℃から露点+1.5℃の範囲に2次温度が収まるように、1次冷媒の流路に設けられた弁の開度が調整される。しかし、このような調整だけでは、弁の開度が比較的小さくなる懸念がある。その結果、1次冷媒の流路内における圧力が上昇することがある。
【0005】
本開示の目的は、冷媒循環装置内での結露を抑制し、且つ1次冷媒の流路内における圧力上昇を抑制可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る冷媒循環装置は、1次冷媒が流通する共通流路と、前記共通流路から分岐する第1流路及び第2流路と、2次冷媒が流通する第3流路と、前記第1流路及び前記第3流路が内部を通過し、前記1次冷媒と前記2次冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、前記第1流路における前記1次冷媒の流量を調整する第1弁と、前記第2流路における前記1次冷媒の流量を調整する第2弁と、前記2次冷媒の温度である2次温度と、装置内の温度である装置温度と、前記装置内の相対湿度とを検出するセンサ部と、前記第1弁の開度である第1開度と、前記第2弁の開度である第2開度とを、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記第1開度と前記第2開度との合計が所定値となるように変更する変更部とを備える。
【0007】
本開示の別態様に係る冷媒循環装置は、1次冷媒が流通する共通流路と、前記共通流路から分岐する第1流路及び第2流路と、2次冷媒が流通する第3流路と、前記第1流路及び前記第3流路が内部を通過し、前記1次冷媒と前記2次冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、前記第1流路における前記1次冷媒の流量である第1流量を調整する第1弁と、前記第2流路における前記1次冷媒の流量である第2流量を調整する第2弁と、前記2次冷媒の温度である2次温度と、装置内の温度である装置温度と、前記装置内の相対湿度とを検出するセンサ部と、前記第1弁の開度である第1開度と、前記第2弁の開度である第2開度とを、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記第1流量と前記第2流量との合計が所定値となるように変更する変更部とを備える。
【0008】
本開示の更に別の態様に係る制御方法は、1次冷媒が流通する共通流路と、前記共通流路から分岐する第1流路及び第2流路と、2次冷媒が流通する第3流路と、前記第1流路及び前記第3流路が内部を通過し、前記1次冷媒と前記2次冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、前記第1流路における前記1次冷媒の流量を調整する第1弁と、前記第2流路における前記1次冷媒の流量を調整する第2弁とを備える冷媒循環装置における制御方法であって、前記2次冷媒の温度である2次温度と、装置内の温度である装置温度と、前記装置内の相対湿度とを検出し、前記第1弁の開度である第1開度と、前記第2弁の開度である第2開度とを、前記2次温度、前記装置温度及び前記相対湿度に基づいて、前記第1開度と前記第2開度との合計が所定値となるように変更する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、冷媒循環装置内での結露を抑制し、且つ1次冷媒の流路内における圧力上昇を抑制可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、冷却システム100の構成を示す図である。
図2は、実施形態に係るCDU1のブロック図である。
図3は、図1に示されるCDU1の処理の第1部分を示すフロー図である。
図4は、図1に示されるCDU1の処理の第2部分を示すフロー図である。
図5は、図1に示されるCDU1の処理の第3部分を示すフロー図である。
図6は、CDU1の処理における条件ごとの制御内容を示す図である。
図7は、第1変形例に係るCDU1のブロック図である。
図8は、図7に示されるCDU1の処理のフロー図である。
図9は、第2変形例に係るCDU1の処理の第1部分を示すフロー図である。
図10は、第2変形例に係るCDU1の処理の第2部分を示すフロー図である。
図11は、第2変形例に係るCDU1の処理の第32部分を示すフロー図である。
図12は、第3変形例に係るCDU1の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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