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公開番号2025118010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013055
出願日2024-01-31
発明の名称モータ及びモータの製造方法
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02K 3/44 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】引出線の水分の付着による腐食を抑制することができるモータを提供する。
【解決手段】モータのコイル群の引出線322Uが、回路基板50のスルーホール54Uを貫通するとともに、引出線の露出部343が、配線パターン53と電気的に接続され、カバー部材55が引出線の露出部を封止する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸を中心に回転するロータと、
前記ロータと径方向に対向する複数のティースに配置される複数のコイル群を有するステータと、
各前記コイル群に接続されて前記コイル群を駆動する回路基板と、を有し、
各前記コイル群は、
一続きの導線で形成された少なくとも1つのコイルと、
前記導線の端部に設けられて導電部が露出した露出部を有する引出線と、を有し、
前記回路基板は、
厚み方向の少なくとも一方の面に形成されて回路を構成する配線パターンと、
厚み方向に貫通するスルーホールと、
少なくとも前記配線パターンを覆うカバー部材と、を有し、
前記引出線が、前記スルーホールを貫通するとともに、前記引出線の前記露出部が、前記配線パターンと電気的に接続され、
前記カバー部材が前記引出線の前記露出部を封止するモータ。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記引出線の前記導線の絶縁被覆で被覆された部分が前記スルーホールの内部に配置される請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記スルーホールが前記配線パターン上を避けて配置されている請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記引出線の前記露出部が接続される前記配線パターンと前記引出線が貫通する前記スルーホールとの最短距離は、前記引出線の前記露出部の長さよりも長い請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記カバー部材は、樹脂で形成される請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
ステータの径方向に延びる複数のティースに導線を巻きつけて複数のコイル群を生成するコイル群生成工程と、
複数の前記コイル群の導線の端部の絶縁被覆を取り除いて導電部を露出させた露出部を有する引出線を生成する引出線生成工程と、
前記引出線の前記露出部の先端の少なくとも一部を溶融したはんだが充填されたはんだ槽に浸漬してはんだ上げ部を生成するはんだ上げ部生成工程と、
前記はんだ上げ部を回路基板に形成されたスルーホールに挿入するとともに、前記露出部を前記回路基板に形成された配線パターンにはんだ付けする回路接続工程と、
前記回路基板の少なくとも前記配線パターンをカバーするカバー部材を生成するカバー部材生成工程と、を有するモータの製造方法。
【請求項7】
前記はんだ上げ部の長さは、5mm以下である請求項6に記載のモータの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ及びモータの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来のモータには、コイルから引き出された導線が貫通孔を介して回路基板に接続されており、貫通孔を封止する材料を充填する構成を有するものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-154850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
貫通孔と導線との隙間が小さい場合、貫通孔に貫通孔を封止する材料を充填することが困難な場合があり、貫通孔を封止することができずに水分が浸入し、腐食が発生する虞がある。
【0005】
そこで本発明は、引出線の水分の付着による腐食を抑制することができるモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なモータは、中心軸を中心に回転するロータと、前記ロータと径方向に対向する複数のティースに配置される複数のコイル群を有するステータと、各前記コイル群に接続されて前記コイル群を駆動する回路基板と、を有する。各前記コイル群は、一続きの導線で形成された少なくとも1つのコイルと、前記導線の端部に設けられて導電部が露出した露出部を有する引出線と、を有する。前記回路基板は、厚み方向の少なくとも一方の面に形成されて回路を構成する配線パターンと、厚み方向に貫通するスルーホールと、少なくとも前記配線パターンを覆うカバー部材と、を有する。前記引出線が、前記スルーホールを貫通するとともに、前記引出線の前記露出部が、前記配線パターンと電気的に接続される。前記カバー部材が前記引出線の前記露出部を封止する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の例示的なモータによれば、引出線の水分の付着による腐食を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態のモータの概略断面図である。
図2は、ステータの概略斜視図である。
図3は、複数のコイル群の結線状態を示す図である。
図4は、導線の構造を示す概略図である。
図5は、コモン線をまとめた連結部の概略斜視図である。
図6は、連結部が固定されているステータコアを中心軸を含む平面で切断した拡大断面図である。
図7は、回路基板の軸方向下方から見た底面図である。
図8は、U相ランドにU相引出線を取り付けた状態の拡大断面図である。
図9は、モータの製造工程のフローチャートである。
図10は、はんだ槽にコモン線を挿入する状態を示す概略図である。
図11は、はんだ槽に引出線を挿入する状態を示す概略図である。
図12は、変形例1のモータの断面図である。
図13は、変形例2のモータの断面図である。
図14は、変形例3のモータの断面図である。
図15は、図14に示すモータのステータを示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータユニットについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
【0010】
本明細書において、モータ100のシャフト10の中心軸Axと平行な方向を「軸方向」とする。そして、中心軸Axと直交する方向を「径方向」とし、中心軸Axを中心とする円周方向を「周方向」とする。また、以下図1に示す状態を基準として、上方側を軸方向上方と称し、反対側を軸方向下方として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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