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公開番号
2025118190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013351
出願日
2024-01-31
発明の名称
リチウム電池
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
6/16 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】低温時の放電特性に優れたリチウム電池を実現する。
【解決手段】リチウム電池100は、二酸化マンガンが用いられた正極11と、リチウムが用いられた負極12と、それらの間に設けられるセパレータ13とを有するリチウム電池用の電池要素10を含む。リチウム電池100は更に、電池要素10が収容される外装体30と、外装体30内に収容される電解液20とを含む。電解液20として、リチウム電解質塩とフッ素非含有有機溶媒とを含む非水電解液成分と、フルオロアルキル基を有する無機酸エステル化合物とを含むものが用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
二酸化マンガンが用いられた正極と、リチウムが用いられた負極と、前記正極と前記負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウム電池用の電池要素と、
前記電池要素が収容される外装体と、
前記外装体内に収容される電解液と、
を含み、
前記電解液は、
リチウム電解質塩とフッ素非含有有機溶媒とを含む非水電解液成分と、
フルオロアルキル基を有する無機酸エステル化合物と、
を含む、リチウム電池。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記無機酸エステル化合物は、前記非水電解液成分の体積に対して2体積%以上20体積%以下の範囲で含まれる、請求項1に記載のリチウム電池。
【請求項3】
前記無機酸エステル化合物は、フルオロアルキル基を有する炭酸エステルである、請求項1に記載のリチウム電池。
【請求項4】
前記無機酸エステル化合物は、フルオロアルキル基を有するリン酸エステルである、請求項1に記載のリチウム電池。
【請求項5】
放電可能温度範囲に-40℃が含まれる、請求項1に記載のリチウム電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウム電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電解液を用いる電池として、リチウムイオン電池(「リチウム二次電池」とも言う)やリチウム電池(「リチウム一次電池」とも言う)が知られている。
例えば、正極と、リチウムを含む負極と、それらの間のセパレータと、電解液とを備えたリチウム電池が知られており、このようなリチウム電池に関し、負極表面の電解液との反応を抑えるため、負極表面に炭素材含有層を設ける技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-140648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウム電池の1種として、二酸化マンガンが用いられた正極と、リチウムが用いられた負極と、それら正極と負極との間に設けられるセパレータとを有する電池要素が、電解液と共に、フィルムや缶等の外装体内に収容された構成を有するものが知られている。このようなリチウム電池は、メーター通信や各種バックアップ電源等、様々な用途に使用され、その使用温度範囲は広く、広い温度範囲で高い放電特性が発揮されることが望まれる。しかし、従来の電解液を用いるリチウム電池では、低温環境下、例えば、-40℃といった0℃以下の低温環境下において、十分な放電特性が得られない場合があった。
【0005】
1つの側面では、本発明は、低温時の放電特性に優れたリチウム電池を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、二酸化マンガンが用いられた正極と、リチウムが用いられた負極と、前記正極と前記負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウム電池用の電池要素と、前記電池要素が収容される外装体と、前記外装体内に収容される電解液と、を含み、前記電解液は、リチウム電解質塩とフッ素非含有有機溶媒とを含む非水電解液成分と、フルオロアルキル基を有する無機酸エステル化合物と、を含む、リチウム電池が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、低温時の放電特性に優れたリチウム電池を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
リチウム電池の一例について説明する図である。
リチウム電池のパルス放電グラフの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
はじめに、リチウム電池の一例について述べる。
リチウム電池(リチウム一次電池)は、例えば、二酸化マンガンが用いられた正極と、リチウムが用いられた負極と、それら正極と負極との間に設けられるセパレータとを有するリチウム電池用の電池要素が、電解液と共に、外装体内に収容される構成を有する。リチウム電池の形態としては、袋状のラミネートフィルムを外装体に用いる薄形電池の形態のほか、所定の形状の缶を外装体に用いるコイン形電池、円筒形電池、角形電池等の形態が知られている。
【0010】
図1はリチウム電池の一例について説明する図である。図1(A)には、リチウム電池の一例の要部平面図を模式的に示している。図1(B)には、リチウム電池の一例の要部断面図を模式的に示している。図1(B)は図1(A)のI-I断面模式図である。
(【0011】以降は省略されています)
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