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公開番号
2025118970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025084544,2023573424
出願日
2025-05-21,2022-05-30
発明の名称
前方誤り訂正と組み合わせたパケット化されたオーディオ・データの無線送受信
出願人
ドルビー・インターナショナル・アーベー
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04L
1/00 20060101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】オーディオ・ストリームを送受信する方法が提供される。
【解決手段】送信については、本方法は、オーディオ信号のフレームを取得し、オーディオ信号のフレームを分割するためのソース・ブロックの数と、前方誤り訂正のために生成するパリティ・ブロックの数とを決定することを含む。ソース・ブロックの数およびパリティ・ブロックの数は、使用されるべき無線通信プロトコルの特性に基づいて決定される。無線通信プロトコルはBLUETOOTHであってもよい。パリティ・ブロックは、一つまたは複数の破損したまたは欠落したソース・ブロックを再構成するためにデコーダによって使用でき、リード・ソロモン・エンコードによって得られてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オーディオ・ストリームを受信する方法であって:
無線通信プロトコルを使用してオーディオ信号のフレームに対応するソース・ブロックのセットおよびパリティ・ブロックのセットを受領する段階であって、前記ソース・ブロックのセットは、エンコーダによって生成されたソース・ブロックの少なくともサブセットであり、前記パリティ・ブロックのセットは、前記エンコーダによって生成されたパリティ・ブロックの少なくともサブセットであり、前記エンコーダによって生成され、送信されるソース・ブロックの数およびパリティ・ブロックの数は、前記無線通信プロトコルの特性に少なくとも部分的に基づいて決定されたものである、段階と;
前記ソース・ブロックのセットのうちの破損したソース・ブロックの数を決定する段階と;
前記破損したソース・ブロックの数が0よりも大きいと決定したことに応答して、前記破損したソース・ブロックを再構成するかどうかを決定する段階と;
前記破損したソース・ブロックが再構成されるべきであると決定することに応答して、前記破損したソース・ブロックを再構成する段階と;
再構成された破損したソース・ブロックを含む前記オーディオ・フレームのバージョンを呈示させる段階とを含む、
方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記破損したソース・ブロックを再構成するかどうかを決定することは、前記破損したソース・ブロックの数が、受領された前記パリティ・ブロックのセットにおける破損していないパリティ・ブロックの数よりも少ないかどうかを判定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記オーディオ信号の第2のフレームに対応するソース・ブロックの第2のセットおよびパリティ・ブロックの第2のセットを受領する段階と;
前記ソース・ブロックの第2のセットの破損したソース・ブロックの第2の数を決定する段階と;
前記ソース・ブロックの第2のセットの破損したソース・ブロックの第2の数が前記パリティ・ブロックの第2のセットにおけるパリティ・ブロックの数よりも多いと判別したことに応答して、置換オーディオ・フレームを生成する段階と;
前記置換オーディオ・フレームを呈示させる段階とをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記置換オーディオ・フレームは、前記オーディオ信号の出力レベルの低減を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記破損したソース・ブロックを再構成することは、前記ソース・ブロックのセットおよび前記パリティ・ブロックのセットをリード・ソロモン・デコーダに与えることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記破損したソース・ブロックを再構成する前に、前記ソース・ブロックのセットおよび前記パリティ・ブロックのセットをバッファに記憶する段階をさらに含み、前記バッファに記憶されたオーディオ・データの量は、前記無線通信プロトコルに関連するパケット・スケジューリングに少なくとも部分的に基づいて経時的に変化する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記無線通信プロトコルは、BLUETOOTH(登録商標)プロトコルである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記再構成された破損したソース・ブロックを含む前記オーディオ・フレームのバージョンは、ラウドスピーカーを介して呈示される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記無線通信プロトコルの特性は少なくとも、パケットが送信されるタイミング間隔を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
プロセッサと;
前記プロセッサに請求項1ないし9のうちいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータ・プログラムを記憶しているメモリと
を有する装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は、以下の優先権出願の優先権を主張する:2021年6月02日に出願された米国仮出願第63/195,781号(整理番号:D21054USP1)および2022年4月29日に出願された米国仮出願第63/363,855号(整理番号:D21054USP2)。これらは、ここに参照によって組み込まれる。
続きを表示(約 2,400 文字)
【0002】
技術分野
本開示は、無線オーディオ・ストリーム伝送のためのシステム、方法、および媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワーク接続された家庭スピーカー・デバイス、ホームシアター、ならびに無線スピーカーおよびヘッドフォンの使用の増加に伴い、ユーザーは、メディア・コンテンツ再生のために無線通信チャネルをますます使用している。無線通信チャネルを使用するオーディオ・トランスポートの信頼性は重要である。多くの無線通信プロトコルでは、破損したまたは欠落したオーディオ・パケットは、送信機デバイスによって受信機デバイスに再送信される。しかしながら、破損したまたは欠落したオーディオ・パケットの再送信は有害でありうる。たとえば、パケットの再送信は、オーディオ・コンテンツをビデオ・コンテンツと非同期にさせることがある。別の例として、パケットの再送信は、リアルタイム・オーディオ・コンテンツ(たとえば、電話またはビデオ会議の会話)が歪むかまたは遅延を有することを引き起こしうる。よって、無線オーディオ・ストリーム送信のための改善されたシステム、方法、および媒体が望まれる。
【0004】
記法および命名法
特許請求の範囲を含む本開示全体を通して、「スピーカー」、「ラウドスピーカー」、および「オーディオ再生トランスデューサ」という用語は、任意の音放出トランスデューサ(またはトランスデューサのセット)を示すために同義的に使用される。典型的なヘッドフォンのセットは、2つのスピーカーを含む。スピーカーは、単一の共通スピーカーフィードまたは複数のスピーカーフィードによって駆動されうる複数のトランスデューサ(たとえば、ウーファおよびツイータ)を含むように実装されうる。いくつかの例では、スピーカーフィードは、異なるトランスデューサに結合された異なる回路分枝において異なる処理を受けうる。
【0005】
特許請求の範囲を含む本開示全体を通して、信号またはデータ「に対して」動作を実行する(たとえば、信号またはデータをフィルタリングする、スケーリングする、変換する、またはそれに利得を適用する)という表現は、信号またはデータに対して直接、あるいは信号またはデータの処理されたバージョンに対して(たとえば、動作の実行前に予備的なフィルタリングまたは前処理を受けた信号のバージョンに対して)動作を実行することを示すために広い意味で使用される。
【0006】
特許請求の範囲を含む本開示全体を通して、「システム」という表現は、デバイス、システム、またはサブシステムを示すために広い意味で使用される。たとえば、デコーダを実装するサブシステムは、デコーダ・システムと呼ばれてもよく、そのようなサブシステムを含むシステム(たとえば、複数の入力に応答してX個の出力信号を生成するシステムであって、サブシステムが入力のうちのM個を生成し、他のX-M個の入力が外部ソースから受領されるもの)も、デコーダ・システムと呼ばれてもよい。
【0007】
特許請求の範囲を含む本開示全体を通して、「プロセッサ」という用語は、データ(たとえば、オーディオ、ビデオ、または他の画像データ)に対して動作を実行するようにプログラム可能であるか、または(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェアを用いて)構成可能であるシステムまたはデバイスを示すために広い意味で使用される。プロセッサの例は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(または他の構成可能な集積回路またはチップセット)、オーディオまたは他のサウンドデータに対してパイプライン処理を実行するようにプログラムされたおよび/または他の仕方で構成されたデジタル信号プロセッサ、プログラマブル汎用プロセッサまたはコンピュータ、およびプログラマブルマイクロプロセッサチップまたはチップセットを含む。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の少なくともいくつかの側面は、方法を介して実装されうる。いくつかの方法は、オーディオ信号のフレームを取得することを含みうる。いくつかの方法は、オーディオ信号のフレームを分割するソース・ブロックの数と、前方誤り訂正のために生成するパリティ・ブロックの数とを決定することを含んでいてもよく、ソース・ブロックの数およびパリティ・ブロックの数は、オーディオ・ストリームを送信するために使用されるべき無線通信プロトコルの特性に少なくとも部分的に基づいて決定される。いくつかの方法は、オーディオ信号のフレームを前記数のソース・ブロックに分割することを含みうる。いくつかの方法は、前記ソース・ブロックを使用して、前記数のパリティ・ブロックを生成することを含みうる。いくつかの方法は、前記ソース・ブロックおよび前記パリティ・ブロックを送信することを含んでいてもよく、パリティ・ブロックは、一つまたは複数の破損または欠落したソース・ブロックを再構成するためにデコーダによって使用可能である。
【0009】
いくつかの例では、パリティ・ブロックは、リード・ソロモン・エンコーダを使用して生成される。
【0010】
いくつかの例では、無線通信プロトコルの特性は、無線通信プロトコルのパケット・スケジューリングを示すタイミング情報を含む。いくつかの例では、パリティ・ブロックの数の決定は、オーディオ信号のフレームの持続時間とパケット・スケジューリングを示すタイミング情報とに基づいて、オーディオ信号のフレームをエンコードするために使用されるべきブロックの総数を決定し;ソース・ブロックの数を決定し;ブロックの総数とソース・ブロックの数との間の差を決定することによってパリティ・ブロックの数を決定することとによる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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