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公開番号
2025112766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007204
出願日
2024-01-22
発明の名称
表示装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250725BHJP(光学)
要約
【課題】 低コスト化を図りつつ空中映像の視野角を広げることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明の空中映像の表示装置100は、映像を出射するための出射面を備えたディスプレイ光源110と、ディスプレイ光源110の一方の端部側に傾斜角θAで外側に傾斜するように配置された再帰反射材120Aと、他方の端部側に傾斜角θBで外側に傾斜するように配置された再帰反射材120Bと、再帰反射材120Aと対向するように配置されたビームスプリッター130Bと、再帰反射材120Bと対向するように配置されたビームスプリッター130Aとを含み、2つの方向に同一コンテンツの空中映像PA、PBを表示する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
再帰反射を利用して空中映像を表示可能な表示装置であって、
出射面から映像を出射する光源と、
前記光源の一方の端部側に前記出射面の法線に対し第1の傾斜角で外側に傾斜するように配置された第1の再帰反射材と、
前記光源の他方の端部側に前記出射面の法線に対し第2の傾斜角で外側に傾斜するように配置された第2の再帰反射材と、
入射光を反射光と透過光に分離する第1の光学部材であって、第1の再帰反射材と対向するように配置された前記第1の光学部材と、
入射光を反射光と透過光に分離する第2の光学部材であって、第2の再帰反射材と対向するように配置された前記第2の光学部材と、
を含む表示装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記第1の光学部材は、前記第1の再帰反射材に対し平行に配置され、前記第2の光学部材は、前記第2の再帰反射材に平行に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1および第2の再帰反射材は、球面または曲面状である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
表示装置は、前記第1の再帰反射材の再帰反射面が向く方向に第1の空中映像を表示し、前記第2の再帰反射材の再帰反射面が向く方向に第2の空中映像を表示し、第1の空中映像と第2の空中映像とは同一である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1および第2の光学部材は、ハーフミラー、ビームスプリッターまたは偏光ビームスプリッターである、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示装置が運転席と助手席との間の車内空間に配置される、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射を利用して空中に映像を表示する機能を備えた表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
再帰反射を用いた空中表示(Aerial Imaging by Retro-Reflection:AIRR)が知られている。例えば、特許文献1の表示装置は、光源から出射される光の出射方向の位置に配置された第一再帰反射部と、第一再帰反射部を透過した光の少なくとも一部を第一反射光として反射し、第一再帰反射部によって再帰反射された第一反射光の少なくとも一部を透過させる光分岐部とを備え、広い角度から空中像の観察を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-47438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非接触デバイスの操作性の向上、空間デザイン性の向上などの理由によりAIRR方式の表示装置が注目されている。このような場合、ユーザーは、空中映像を必ずしも正面から見るのではなく、状況によっては横から見る場合もあり、視野角の広い表示装置が求められている。図1(A)、(B)は、従来の広視野角の表示装置の概略構成を示す図である。図中、実線は入射光を示し、破線は、再帰反射光を示している。
【0005】
図1(A)に示す表示装置10は、ディスプレイ光源20と、ビームスプリッター30と、再帰反射材40とを備え、ビームスプリッター30を再帰反射材40に対して傾斜させることで、空中映像の広視野角を実現している。ディスプレイ光源20から出射された入射光は、ビームスプリッター30でその一部が反射され、反射された光は、再帰反射材40によって入射光と同じ方向に反射され、その再帰反射光がビームスプリッター30を透過し、空中映像Pが表示される。空中映像Pは、ビームスプリッター30の面に関し、ディスプレイ光源20と対称の位置に形成される。ユーザーU1、U2は、再帰反射材40を観察することができる視野角θの範囲で空中映像Pを視認することができる。
【0006】
図1(B)に示す表示装置50は、図1(A)に示す光学系のサイズを小さくした光学系を2つ配置するものであり、すなわち、1組のディスプレイ光源60A、60Bと、1組のビームスプリッター70A、70Bと、1組の再帰反射材80A、80Bを備えている。ディスプレイ光源60A、60Bが同一コンテンツの映像を出射することで、ユーザーU1、U2は、同じ空中映像PA、PBを同時に視認することができ、事実上、空中映像の広い視野角を実現している。
【0007】
しかしながら、図1(A)に示す表示装置10は、空中映像の視野角を大きくし、横からも見ることが可能であるが、その反面、光学系のサイズが大きくなる上、映像コンテンツによっては横から見づらいという課題がある。また、図1(B)に示す表示装置50は、視野角を狭くした光学系を複数配置するため、必要部材が多くなり、コストが高くなるという課題がある。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を解決し、低コスト化を図りつつ空中映像の視野角を広げることが可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の表示装置は、再帰反射を利用して空中映像を表示可能なものであって、出射面から映像を出射する光源と、前記光源の一方の端部側に前記出射面の法線に対し第1の傾斜角で外側に傾斜するように配置された第1の再帰反射材と、前記光源の他方の端部側に前記出射面の法線に対し第2の傾斜角で外側に傾斜するように配置された第2の再帰反射材と、入射光を反射光と透過光に分離する第1の光学部材であって、第1の再帰反射材と対向するように配置された前記第1の光学部材と、入射光を反射光と透過光に分離する第2の光学部材であって、第2の再帰反射材と対向するように配置された前記第2の光学部材とを含む。
【0010】
ある態様では、前記第1の光学部材は、前記第1の再帰反射材に対し平行に配置され、前記第2の光学部材は、前記第2の再帰反射材に平行に配置される。ある態様では、前記第1および第2の再帰反射材は、球面または曲面状である。ある態様では、表示装置は、前記第1の再帰反射材の再帰反射面が向く方向に第1の空中映像を表示し、前記第2の再帰反射材の再帰反射面が向く方向に第2の空中映像を表示し、第1の空中映像と第2の空中映像とは同一である。ある態様では、前記第1および第2の光学部材は、ハーフミラー、ビームスプリッターまたは偏光ビームスプリッターである。ある態様では、前記表示装置が運転席と助手席との間の車内空間に配置される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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