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公開番号
2025112814
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007301
出願日
2024-01-22
発明の名称
表示装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250725BHJP(光学)
要約
【課題】 小型でありながら視野角の広い空中映像を表示可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明の空中映像の表示装置100は、映像を出射するための出射面を備えたディスプレイ光源110と、ディスプレイ光源110の出射面と平行に対向するように配置されたビームスプリッター130と、ディスプレイ光源110とビームスプリッター130との間に配置された一対の再帰反射材120-1、120-2とを含み、
一対の再帰反射材120-1、120-2は、出射面の法線に対して外側に傾斜して配置される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
再帰反射を利用して空中映像を表示可能な表示装置であって、
映像を出射するための出射面を備えた光源と、
入射光を反射光と透過光に分離する光学部材であって、主面が前記光源の出射面と平行に対向するように配置された前記光学部材と、
少なくとも前記光源と前記光学部材との間の空間を含む領域に配置された一対の再帰反射材とを含み、
前記一対の再帰反射材は、前記出射面の法線に対して外側に傾斜して配置される、表示装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記光学部材は、前記出射面よりも大きい矩形状を有し、前記一対の再帰反射材は矩形状を有し、
一方の再帰反射材は、前記出射面の一方の端部と前記光学部材の一方の端部との間に配置され、他方の再帰反射材は、前記出射面の他方の端部と前記光学部材の他方の端部との間に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記一対の再帰反射材は、湾曲した再帰反射面を有する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記一対の再帰反射材の各々は、ユーザーの視点位置に応じた角度で傾斜される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記一対の再帰反射材の端部は、前記光学部材の大きさに応じて垂直方向に折り曲げられる、請求項2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記光学部材は、ハーフミラー、ビームスプリッターまたは偏光ビームスプリッターである、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示装置が運転席と助手席との間の車内空間に配置される、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射を利用して空中に映像を表示する機能を備えた表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
再帰反射を用いた空中表示(Aerial Imaging by Retro-Reflection:AIRR)が知られている。例えば、特許文献1の表示装置は、光源から出射される光の出射方向の位置に配置された第一再帰反射部と、第一再帰反射部を透過した光の少なくとも一部を第一反射光として反射し、第一再帰反射部によって再帰反射された第一反射光の少なくとも一部を透過させる光分岐部とを備え、広い角度から空中像の観察を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-47438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AIRR方式の表示装置において、ユーザーは、空中映像を正面からだけではなく横から見ることも多いため、視野角を広くすることが求められている。図1は、広視野角の表示装置の光学系を示す図である。図中、実線は入射光を示し、破線は、再帰反射光を示す。
【0005】
同図に示すように、表示装置10は、ディスプレイ光源20と、ビームスプリッター30と、再帰反射材40とを備え、ビームスプリッター30は、ディスプレイ光源20に対してハの字のように傾斜して配置される。ディスプレイ光源20から出射された光は、ビームスプリッター30でその一部が反射され、反射された光は、再帰反射材40によって入射光と同じ方向に反射され、その再帰反射光がビームスプリッター30を透過し、その上方に空中映像Pが表示される。空中映像Pは、ビームスプリッター30の面に関し、ディスプレイ20と対称の位置に形成される。
【0006】
ユーザーUが空中映像Pを観察することができる視野角θは、視点からビームスプリッター30を介して再帰反射材40を見ることができる範囲に限られる。従来の表示装置では、空中映像Pの視野角θを大きくしようとすると、光学系のサイズを大きくしなければならないという課題があり、この課題は、光源にLCD等のディスプレイを用いた場合により顕著である。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決し、小型でありながら視野角の広い空中映像を表示可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る表示装置は、再帰反射を利用して空中映像を表示可能なものであって、映像を出射するための出射面を備えた光源と、入射光を反射光と透過光に分離する光学部材であって、主面が前記光源の出射面と平行に対向するように配置された前記光学部材と、少なくとも前記光源と前記光学部材との間の空間を含む領域に配置された一対の再帰反射材とを含み、前記一対の再帰反射材は、前記出射面の法線に対して外側に傾斜して配置される。
【0009】
ある態様では、前記光学部材は、前記出射面よりも大きい矩形状を有し、前記一対の再帰反射材は矩形状を有し、一方の再帰反射材は、前記出射面の一方の端部と前記光学部材の一方の端部との間に配置され、他方の再帰反射材は、前記出射面の他方の端部と前記光学部材の他方の端部との間に配置される。ある態様では、前記一対の再帰反射材は、湾曲した再帰反射面を有する。ある態様では、前記一対の再帰反射材の各々は、ユーザーの視点位置に応じた角度で傾斜される。ある態様では、前記一対の再帰反射材の端部は、前記光学部材の大きさに応じて垂直方向に折り曲げられる。ある態様では、前記光学部材は、ハーフミラー、ビームスプリッターまたは偏光ビームスプリッターである。ある態様では、前記表示装置が運転席と助手席との間の車内空間に配置される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、少なくとも前記光源と前記光学部材との間の空間を含む領域に一対の傾斜する再帰反射材を設けたことにより、光学系の薄型を図りつつ空中映像の視野角を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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