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公開番号2025108981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002574
出願日2024-01-11
発明の名称レンズ装置、及び撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20250716BHJP(光学)
要約【課題】モータ周辺の大型化を抑制し、位置調整のための部品点数を削減することを可能にしたレンズ装置を提供する。
【解決手段】レンズ装置であって、レンズを保持し、光軸方向に移動可能なレンズ移動枠と、レンズ移動枠を移動させるためのアクチュエータ部と、円周方向に多極着磁され、アクチュエータ部の出力軸と一体的に回転可能に取り付けられたセンサマグネットと、アクチュエータ部を保持し、出力軸を回転可能に支持する板金部材と、センサマグネットに対して、出力軸に直交する方向で対向して配置される磁気センサと、磁気センサを保持するセンサ保持部材と、を有し、板金部材は、コの字形状に形成され、光軸方向に沿って互いに対向する部分を含み、アクチュエータ部は、板金部材の対向する一方側に固定され、センサ保持部材は、光軸に沿った方向で、板金部材の対向する他方側に固定される。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
レンズを保持し、光軸方向に移動可能なレンズ移動枠と、
前記レンズ移動枠を移動させるためのアクチュエータ部と、
円周方向に多極着磁され、前記アクチュエータ部の出力軸と一体的に回転可能に取り付けられたセンサマグネットと、
前記アクチュエータ部を保持し、前記出力軸を回転可能に支持する板金部材と、
前記センサマグネットに対して、前記出力軸に直交する方向で対向して配置される磁気センサと、
前記磁気センサを保持するセンサ保持部材と、を有し、
前記板金部材は、コの字形状に形成され、前記光軸方向に沿って互いに対向する部分を含み、
前記アクチュエータ部は、前記板金部材の対向する一方側に固定され、前記センサ保持部材は、光軸に沿った方向で、前記板金部材の対向する他方側に固定されることを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記センサ保持部材は、前記センサマグネットの回転軸と前記磁気センサとを結ぶ軸に平行な第一の方向または前記回転軸と前記第一の方向とに直交する軸に平行な第二の方向に調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記板金部材は、前記センサ保持部材が固定される前記板金部材の面に調整穴部を有し、
前記センサ保持部材は、前記調整穴部の内径よりも小さい外径で前記調整穴部に挿入する突出部を有し、
前記センサ保持部材は、前記調整穴部と前記突出部の直径の差分の距離の範囲で位置を調整する特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記センサマグネットは、光軸に沿った方向で、前記板金部材の他方側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記センサ保持部材は、前記板金部材に接着固定されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記板金部材は、前記センサ保持部材が固定される前記板金部材の面を貫通する貫通穴部を有し、
前記板金部材と前記センサ保持部材とを当接させた状態で前記貫通穴部に接着剤を充填することで前記センサ保持部材は、前記板金部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記板金部材は、第1の立ち上がり部と第2の立ち上がり部が形成されることでコの字形状を構成し、
前記アクチュエータ部は、前記第2の立ち上がり部の外側の面に固定されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記センサ保持部材は、前記第2の立ち上がり部の内側の面と光軸に沿った方向で対向する前記第1の立ち上がり部の内側の面に固定されることを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記センサ保持部材を前記板金部材に固定する締結部材を更に有し、
前記締結部材は、前記第1の立ち上がり部の外側の面から前記センサ保持部材を締結することを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の前記レンズ装置を有する撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置、及び撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ビデオカメラなどの光学機器に用いられるレンズ鏡筒には、変倍(ズーミング)や焦点調節(フォーカシング)の際にステッピングモータを用いてレンズ群を移動させるレンズ駆動装置が採用されている。特に、レンズ群の高速移動が要求されるレンズ駆動装置においては、ステッピングモータの回転角度をセンサによって検出し、ステッピングモータへ励磁タイミングをフィードバッグ制御する方式が採用される。この制御に使用するセンサ仕様としては、高速回転するステッピングモータの制御性を高める上でも、より正確にモータ回転角度を捉えることが求められる。
【0003】
これらのニーズを満足するため、磁気センサを採用し、この磁気センサに対応した磁場を発生するセンサマグネットが、ステッピングモータの出力軸に一体的に配置された構造を用いる。また、センサマグネットと磁気センサにおいては、正対する位置関係からずれてしまった場合、制御性を損ねる可能性があるため、磁気センサの位置調整をする構造が付与され得る。しかしながら、これらの構造を採用することによって、ステッピングモータ周辺が大型化、または磁気センサ位置調整のための部品が追加で必要となる可能性がある。
【0004】
磁気センサの位置調整を採用したレンズ装置の一例として、例えば特許文献1では、センサ保持部材がステッピングモータのコの字形状を有する板金に保持される構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-173440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の第1の実施形態においては、磁気センサの位置調整のために、弾性のセンサ保持部材がコの字形状を有する板金に保持され、位置調整ビスによってセンサ保持部材を押圧することによって位置調整する。また、第2の実施形態においては、剛体のセンサ保持部材がコの字形状を有する板金に保持され、位置調整が可能な2方向の内、一方はセンサ保持枠をスライド、もう一方はスペーサを用いて位置調整する構造である。
【0007】
しかしながら、いずれ実施形態においても、モータ出力軸に対して直交(ラジアル)方向からセンサ保持部材をビス止めする構造を採用しているため、この構造によってモータ周辺が大型化し、位置調整のための部品が必要となっている。
【0008】
そこで本発明は、モータ周辺の大型化を抑制し、位置調整のための部品点数を削減することを可能にしたレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのレンズ装置は、レンズを保持し、光軸方向に移動可能なレンズ移動枠と、前記レンズ移動枠を移動させるためのアクチュエータ部と、円周方向に多極着磁され、前記アクチュエータ部の出力軸と一体的に回転可能に取り付けられたセンサマグネットと、前記アクチュエータ部を保持し、前記出力軸を回転可能に支持する板金部材と、前記センサマグネットに対して、前記出力軸に直交する方向で対向して配置される磁気センサと、前記磁気センサを保持するセンサ保持部材と、を有し、前記板金部材は、コの字形状に形成され、前記光軸方向に沿って互いに対向する部分を含み、前記アクチュエータ部は、前記板金部材の対向する一方側に固定され、前記センサ保持部材は、光軸に沿った方向で、前記板金部材の対向する他方側に固定されることを特徴とする
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、モータ周辺の大型化を抑制し、位置調整のための部品点数を削減することを可能にしたレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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