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公開番号
2025119442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014331
出願日
2024-02-01
発明の名称
電装部品の冷却構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
B60K
11/06 20060101AFI20250806BHJP(車両一般)
要約
【課題】凹部に着脱自在に設けられた既存のアンダトレイに冷却風が流れるダクト機能を持たせることにより、部品点数が増加することを防止して製造コストが増加することを防止できる電装部品の冷却構造を提供すること。
【解決手段】インバータ9の冷却構造は、床面部5から下方に窪む凹部5Aの底面を構成するフロアパネル8と、上方から凹部5Aを覆い、車両1の荷室4の床面を構成するフロアボード6と、凹部5Aに着脱自在に設けられ、インバータ9を上方から覆うアンダトレイ10とを有し、アンダトレイ10に、インバータ9に冷却風を送るダクト部11が一体に形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
床面部から下方に窪む凹部の底面を構成するフロアパネルと、上方から前記凹部を覆い、車両の車室の床面を構成するフロアボードとを有し、前記フロアパネルに取付けられた電装部品を冷却する電装部品の冷却構造であって、
前記凹部に着脱自在に設けられ、前記電装部品を上方から覆うアンダトレイを有し、
前記アンダトレイに、前記電装部品に向かって冷却風が流れるダクト部が一体に形成されていることを特徴とする電装部品の冷却構造。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記ダクト部は、前記電装部品を冷却する空気を取り入れる吸気口と、前記電装部品を冷却した空気を排出する排気口とを有し、
前記アンダトレイは、長手方向が車幅方向に延びるとともに、短手方向が車両の前後方向に延びており、
前記ダクト部は、前記吸気口が車幅方向の一端部に位置し、前記排気口が車幅方向の他端部に位置するように長手方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の電装部品の冷却構造。
【請求項3】
前記吸気口と前記排気口に、前記ダクト部に異物が侵入することを防止するカバーが取付けられていることを特徴とする請求項2に記載の電装部品の冷却構造。
【請求項4】
前記ダクト部は、前記アンダトレイの下部に形成され、下端が開放される溝から構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電装部品の冷却構造。
【請求項5】
前記吸気口と前記排気口は、前記フロアパネルに対して前記フロアボード寄りに設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電装部品の冷却構造。
【請求項6】
前記アンダトレイの車幅方向の一端部と前記凹部の一方の側壁との間に第1の空間部が設けられており、
前記フロアボードに、前記荷室と前記第1の空間部とを連通する第1の開口部が形成されており、
前記アンダトレイの車幅方向の他端部と前記凹部の他方の側壁との間に第2の空間部が設けられており、
前記フロアボードに、前記荷室と前記第2の空間部とを連通する第2の開口部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電装部品の冷却構造。
【請求項7】
前記ダクト部は、前記アンダトレイの下部に形成され、下端が開放される溝から構成されており、
前記ダクト部は、車両の前後方向に延びており、
前記ダクト部の断面積は、前記ダクト部の内部を前記電装部品が通過可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電装部品の冷却構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電装部品の冷却構造に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載される電装部品を冷却する冷却構造として、特許文献1に記載されるバッテリパックの冷却構造が知られている。
【0003】
特許文献1に記載されるバッテリパックの冷却構造は、バッテリパックから吸気または排気された冷却風を所定の方向に導くための導風手段を含んでいる。導風手段は、高さ方向に所定の間隔を保持してフロアパネルの上に設置されて車室内側の床面を形成するフロアボードにより構成されており、フロアボードの下面には冷却風を所定の方向に導くための導風板が取付けられている。
【0004】
また、フロアスペーサ部材を利用して冷却風を供給可能な車両用フロア構造が知られている(特許文献2参照)。
【0005】
特許文献2に記載される車両用フロア構造は、車両のフロアパネル部材の上面側に沿って延設されて、流体を通過させる内部通路を有するダクト部と、ダクト部の周縁に設けられて、フロアパネル部材の上面側に載置される嵩上げ部とを一体となるように成型するフロアスペーサ部材とを有する。
【0006】
ダクト部は、空調装置に接続される入口側開口部と、入口側開口部とは略対角線上に位置して、乗員室内の後席に着座した乗員の足元等に、流体としての空調空気を送風する出口側開口部とが設けられており、空調空気に限らず、冷却空気をダクト部に流してもよいとある。
【0007】
つまり、特許文献2に記載される車両用フロア構造は、フロアスペーサ部材を利用して冷却空気を流すようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-7915号公報
特開2012-20612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載のバッテリパックの冷却構造は、フロアボードの下面に冷却風を所定の方向に導くための導風板を新規に設ける必要がある上に、フロアボードの下面に導風板を固定する作業が必要となる。このため、冷却構造の部品点数が増加し、冷却構造の製造コストが増加するおそれがある。
【0010】
また、特許文献2に記載される車両用フロア構造は、ダクト部を有する専用のフロアスペーサ部材を新規に設ける必要がある上に、フロアスペーサ部材をフロアパネル部材に固定する作業が必要となる。このため、車両用フロア構造の部品点数が増加し、車両用フロア構造の製造コストが増加するおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
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